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魔法少女が見た世界

第8話 - 莉奈の過去

160

2025年05月01日

#一次創作参加型

#魔法少女物語

主です

NEW.莉奈の過去

莉奈

（私は極貧家庭に産まれた）

莉奈

（父は私が産まれる前に蒸発しちゃったんだ）

莉奈

（だから母はキャバ嬢として働いていたけど生活は変わらなかった）

莉奈

（そんな中私はどんどん衰弱し母一人では育てることが難しかった）

母

ごめんね、莉奈....

莉奈

（そして母は私を施設に入れた）

施設の職員

いらっしゃい

施設の職員

今日からここがあなたのお家よ

莉奈

.....

莉奈

（私は幼いながらに理解してしまった）

莉奈

（母親は私をいらない子として扱ったんだと）

莉奈

（私は悲しくて悔しくて...まともに喋ることも食べることもできなくなった）

莉奈

（そしてその後私は失語症、拒食症と診断されそー言う人がいるクラスに入った）

莉奈

（そこでの暮らしもツラいの一言に尽きた）

子供達

あ"ぅぁー！

ﾊﾟﾘｰﾝｯ

莉奈

ﾋｯ...

子供達

あ！！

子供達

ﾎﾞｺｯ（莉奈を殴る）

莉奈

ｯ！ﾄﾞｻｯ

子供達

ﾆﾀﾆﾀ

莉奈

（知的障○者らによる暴力）

莉奈

（施設の職員もそれを見て見ぬふりした）

莉奈

（相談したくても声が出せないから...放置されたんだ）

莉奈

（私もこの人達と同じ、○害者だと思われているんだ...）

莉奈

（こんな世界...嫌だよ...）

？？？

ﾁｮｺﾝｯ（隣に座る）

莉奈

？？？

大丈夫？

紗理奈

私紗理奈

紗理奈

君は？

莉奈

....ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ（震えるだけで声が出ない）

紗理奈

...そっか、よろしくね！

莉奈

....！

莉奈

（死にたいと思った私の前に紗理奈と言う女の子が現れたんだ）

莉奈

（その子は多分失語症についても理解していてくれたのかもしれない）

莉奈

（紗理奈はただずっと私の隣にいてくれた）

莉奈

（そのお陰か失語症も少しずつ落ち着いていった）

莉奈

（そして）

莉奈

紗理奈！

紗理奈

どうしたの莉奈？

莉奈

私、別の施設にいくことになったんだ

莉奈

（私は別の施設にいくこととなった）

莉奈

（多分だけど元いたここの施設は障○者の孤児を収容する施設だったんだろうね）

莉奈

（この頃の私はもう喋れるし良く食べるようになっていたから別の施設に収容を頼んだんだ）

紗理奈

そっか...

紗理奈

また会おうね

莉奈

うん！

莉奈

じゃあ10年後...紗理奈が15歳になったとき！

莉奈

この施設の前で待ち合わせね

紗理奈

うん！

莉奈

（そんな口約束を交わし私達は別れた）

莉奈

（そうして私は琉奈のいる施設に入った）

琉奈

そう言う理由で転入してきたんだ...

莉奈

うん、まぁあそこもあそこでゴミカスだったけどね...

琉奈

間違いない

リリィ

だから二人とも親がいないのね

莉奈

そうなんですよ

莉奈

まぁ、琉奈は別の理由ですけどね

琉奈

うんうん

莉奈

そして、まだ続きがあって...

10年後

莉奈

（私は約束通り施設の前で待っていた）

莉奈（中学生）

まだかな...

莉奈（中学生）

（今日は紗理奈の誕生日...プレゼント喜んでくれるかな）

ｽﾀｽﾀｽﾀｯ

莉奈（中学生）

...！

莉奈

（そこに現れたのは10年前と変わらない...）

施設の職員

あら？莉奈ちゃん？

莉奈

（施設の職員だけだった）

莉奈（中学生）

あ、どうも

施設の職員

久しぶりねぇ、どうしたの？

莉奈（中学生）

あの、紗理奈ってどこにいますか？

施設の職員

あ...紗理奈ちゃんね～...

施設の職員

紗理奈ちゃんは────

ﾎﾟｽｯ（プレゼントを落とす）

莉奈（中学生）

え......

莉奈

（紗理奈は3年前に学校から帰る途中何者かによって殺されたという）

莉奈

（それが通り魔なのか魔獣なのかもわからない）

莉奈

（犯人はまだ見つかってない）

莉奈

（私は絶対見つけたい...見つけて罪を償ってもらうんだ）

リリィ

じゃあ願いは紗理奈ちゃんを殺した犯人を見つけたい？

莉奈

いえ、私は立派な魔法少女になることが願いです

琉奈

え？

リリィ

どうして？

莉奈

私も最初は紗理奈を殺した犯人を見つけようとそれを願いにしようと思いました

莉奈

でも、先輩と出会って...考え方が変わったんです

莉奈

立派な魔法少女になって、紗理奈のように殺される人が減らせればいいなって

リリィ

ﾌｯ良いことね

琉奈

莉奈らしい良い願いだと思うよ

莉奈

ありがとう！

琉奈

そんな良い願い聞かされちゃったら私も魔法少女になりたくなっちゃった

リリィ

二人ともなる？

琉奈

なります

莉奈

はい！

リリィ

じゃあ今日はもう寝て、明日魔女に会いに行こう！

リリィ

そして魔女と話して少し考えてから魔法少女になりましょ

琉奈

はい！

莉奈

はい！

氷翠

魔法少女が増える予感～

氷翠

止めなくても良いの？

華苗

...あの子達に近づかないことにする

氷翠

へぇ、じゃあどうして氷翠には近づいてくるの？

華苗

貴方は私にとってなに？

氷翠

何でもないけど

華苗

だからだよ

華苗

じゃあ、私のことを聞かれたら「────」

氷翠

わかったよ、それで魔獣石を貰えるなら全然承けるよ

華苗

じゃ、よろしくね

氷翠

それが人を傷つけ最終的には自分に矢が向くと言うのに...

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相変わらず主さんのクオリティが高くて凄いｯ！次回も楽しみに待ってます!(´▽｀)

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