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赫視点
今日もこうやって目が覚める
眠い目を擦り動くのを拒否している体を動かす
ベットに目を通すと赫から出たとは思えない
真っ赤な綺麗な血が全面を埋めていた
赫
そんな事を思いながら
重たい体を動かして
ベッドから降り準備を始める
リビングに来たが両親は仕事に行ったらしい
赫
両親が居ない事に少し安堵をこぼしながら
学校へと向かう
赫
赫
赫
行ってきます。そんな言葉をかけても誰一人返事なんかしない…でもいつか行ってらっしゃいって言葉が帰ってくるのが夢だ
それまで生きてられるかは分からないけどね…
登校していると必ず見る人がいる
桃
この人はなんなんだろうか?
見た感じ赫よりちょっぴり年上っぽい
平日なのに学校はないのかな?
赫
なんでだろうか
学校に行けていることは幸せなはずなのに
なんでなんであの人が良いなと思ってしまうのかな
この夏場なのに長袖を着ているのはきっと何か理由があるんだろう
でも赫には何も分からない
赫は昔から頭が悪いから
赫
一粒垂れる涙
なんで赫は頭が悪いのだろう
ここに居たらより泣いてしまいそう
赫
だから走って此処を去った