テラーノベル
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2,024
その日
俺は彼を描こうとした
でもうまく書けなかった
彼の綺麗さを俺には出せなかった
昨日
彼が図書室にいたのを思い出す
俺は美術室を背に
図書室へ向かった
階段を登り
角を曲がると
前から衝撃が来た
そのわけを知った瞬間動揺してしまう
目の前に彼がいたからだ
『ごめん』
考えるより先に口に出したものがこれで良かった
顔を上げた君は
顔が真っ赤になっていた
そのわけが俺であったらいいのに
君と話したい
そう思ったが
君は走り去ってしまう
『またか』
呟いていた
君にどうしても会いたくて
らおちゃんに協力してもらって
君を探した
そして君を見つけた
君はまた楽しそうに友達と話していた
❤️🦁
💛☀️
❤️🦁
らおちゃんが説明すると
彼はこちらをちらっと見て
💛☀️
そういって君の元へ行った
…こちらを見た時
彼は一瞬
不審そうな目で俺を見ていた
…気がする
💛☀️
🩵🍄
💛☀️
ぶちのめす??
なんの話をしてるのだろうか
すると君はさっきの笑みを残したまま
こっちに近づく
🩵🍄
不安そうな顔で尋ねていた
俺は考えるより先に口が動いた
『君を描かせて欲しい』
周りから見たら
俺は変人だったかもしれないが
君は俺のお願いを引き受けてくれた
しっかり完成させよう
…と思ったが
全くうまくいかない
いつもなら満足いく作品ができるのに、
描き進めたら描き進めただけ
納得のいかない作品になっていく
目の前にこの世でいちばん綺麗な君がいるというのに
悩んでいるとチャイムがなってしまった
まだ完成には程遠いのに
『明日もいいかな?』
今思えば絵を口実に君にあおうとしていたのではないかと思う
君は少し悩んだ様子で
🩵🍄
そう告げた
週二回君に会える
それだけで嬉しかった
そして
いつかは完成できるといいな
そう思った
君を描いて数日
申し訳なさそうな顔で教室に来た君
わけを聞くと
「生徒会に入るため週一にして欲しい」
とのこと
君に一日でも会えることは嬉しかったが
俺より他の人なんだなと思い
胸がざわついた
7.『君を描かせて欲しい』
コメント
3件
だいぶでいちゃんに依存してる…. 続き楽しみに待ってます!
わあ…!「君を描かせて欲しい」、第7話読みました📖 主人公が『君』を描こうとして描けなくて、それでも描きたくて…という心情の揺れが本当に繊細で、胸がきゅっとなりました。特に、君が生徒会に入るために週一にしてほしいと言ったシーン——“俺より他の人なんだな”というざわつき、すごく伝わってきました。描く口実じゃなくて、本当は君に会いたかったんだなって。 直接「君を描かせて欲しい」って言っちゃう直球さに、こちらまでドキドキしてしまいました🌷