TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

Attention

こちらは腐向け、nmmn作品になっております。

苦手な方は自衛、意味がわからない方は回れ右をお願いします💦💦

そしてこちらはsmsn、死ネタ、闇落ちです

ハピエンですが、 最後にバトエンverも書いてあります ( 途中まではハピエンと同じなので途中から書きます )

なお、 こちらのストーリーは完全捏造(二次創作)ですので 実際のセンラさん、志麻さんとは関係ございません。

それでもいいよ!という方はどうぞ✨

snr

ただいま~

_あれは、俺が18歳だった頃。

いつものように授業を終え、 いつものように友達と遊び、 いつものように家へ帰った。

ガチャ…

snr

…母さん?父さん?姉ちゃん?

「おかえり」 の声が響いてこない。いつもとは違った。

snr

…え

ひとまず鞄を置こうと、 姉と共同で使用している部屋を開けると

血飛沫が飛び散り、 姉は床に倒れ、血を吐いていた。

snr

…まさか…っ

嫌な予感がしたんだ

姉の声が聞こえないことに気付いたら

俺が不安そうなことに気づいたら

父や母は絶対に、見に来るはず。

つまり……

snr

母さん!!父さん!!

思いっきりドアを開けて部屋を見渡すと、

姉と同様吐血し倒れている両親がいた。

snr

……っなんで!!!!

俺が今日、 授業を終えて早く帰ればよかったんだ。

父は男とはいえ、

体は脆くて弱いし 病弱。

追い出すこと、ましてや戦う事なんてもっと不可能。

snr

姉ちゃん…母さん、父さん……っ

家族を殺した犯人が憎くて

憎くて憎くて、仕方がなかった。

そんな出来事から

もう11年の月日が経ったのかと自分でも驚いた。

snr

俺、頑張ってんで。

snr

LIVEも、歌ってみたも、配信も

snr

仕事も、恋愛も。

そう、俺には恋人がいる。

同じグループで活動する「志麻」くん。

snr

父さん、

snr

ホモかよって笑うやろなぁ。

snr

俺やってびっくりや、女の子が好きだったのに。

snr

知らんうちに志麻くんを好きになってた

魔法のような恋だった。

血にまみれた過去も、 根からの暗い性格も

すべてかき消して、 すべてを愛してくれた。

それは本当に、 志麻くんしか見えない魔法にかかってしまったようで。

過去のことも…いずれかは話そうと思っている。

sm

あれ、センラ?

snr

志麻くん…!?

sm

奇遇やな…誰の墓参り?

snr

……え、と

snr

両親と姉……家族の、お墓参り

sm

そうなんや…。

そっと、志麻くんは隣に座った。

sm

こんにちは、志麻っていいます。

sm

センラさんの彼氏です

snr

しまく…!?

sm

センラさんを産み、育ててくれてありがとうございます。

彼が目を閉じ、優しい声で話すから つい泣きそうになってしまう。

sm

絶対に俺が幸せにします、約束します。

sm

だから、どうか俺を_

志麻くんは何か言ったけれど、 大きな風の音で聞こえなかった。

snr

…幸せにしてや

sm

…おう。

あの後、俺達は喫茶店でお茶をする事にした。

snr

あのさ、さっきの家族の話なんだけど…

sm

あぁ、…

snr

暗い話になっちゃうんやけど、ええかな?

sm

全っ然ええよ。

sm

センラにひとりで抱え込ませたくないから

snr

ありがとう…。

18歳の時、家族を殺されたこと。

溜め込んだ苦しみをメンバーが軽くしてくれたこと。

他にも、人生のすべてを話した。

sm

…大変やったな、苦しかったな。

snr

…俺やって、死にたかった

snr

でも勇気がなかってん…

sm

そうよなぁ…。俺もわかる。

sm

死にたいけど、死ねない。

sm

安楽死なんてもんがかんたんにできたなら、

sm

どれだけ幸せかって考えたりしてさ

snr

同じ同じ、
俺も同じこと考えとったで

snr

でも、人生はそこまで甘くないんよな

うんうん、わかる、つらいな と、優しい言葉をかけてくれる。

「その分幸せになればいい」 「忘れて前を向け」

なんて 勝手に人の事を心から理解したような 言い方はしない人。

だからこそ、安心して話せた。

snr

…でも

snr

まだ、犯人見つかってないんよね

sm

え"、

snr

……?

そう言った瞬間、

その大きな瞳が大きく揺らぎ、泳いだ気がした。

snr

志麻、くん?

sm

……ん?どした?

いつもと同じ、心地よく優しい微笑みが、

sm

早く見つかるとええな。

何故だか見ると悪寒がした。

まるで身体が 志麻くんを拒否しているように。

ライブのリハが終わり、皆で座っていた。

urt

あっ、坂田!!映画!

skt

あーっ!!忘れてた!!

2人は見に行く映画を忘れていたらしく、 ダッシュで退室した。

snr

…しまくん、俺気になった事があって

sm

ん?何?

snr

この前、昔の話したやろ。

snr

何でその時、目が泳いだん?

snr

嘘つくとき目逸らす癖あるやんか

sm

…そう、やったっけ

ほら、また目を逸らした。

snr

なあ、なんか知ってんやろ?

snr

言えないことなん?そんなに話せないこと?

snr

犯人でも知ってんねやろ?

sm

ちが…っ

snr

じゃあなんで、目を合わせてくれないん…?

sm

……

なんで?

なんのために嘘を吐く?

snr

…そんなに俺に話せないほどの

snr

嘘をつくほどのことを知ってるんやね

snr

一生幸せにするって言った人の家族が殺されて

snr

その犯人やらを知ってるのに言わないなんて

snr

そんなことができるほど
あの言葉は軽い気持ちで言うたんやろなあ?

sm

…話す、話すからうちに来て。

snr

…はよ話してくれへん?

苛立ちからか、

心地よく感じるはずの彼の部屋も 居心地が悪くて気持ち悪くなりそうだ。

sm

…じゃあ、話すよ。

sm

まず、センラが言う通り俺は犯人を知ってる

snr

……

sm

犯人は俺を一番理解していて、

sm

それでも一番俺を嫌っている人。

snr

だから誰なん…!!

sm

センラと墓参りでたまたま会った日に言った言葉…

sm

「だから、どうか俺を」

聞き取れなかった、ことば。

sm

「許してくれ」……。

snr

…え?

何を?何を許すの?

何のために?何の為に許してくれて懇願するんだ?

「許してくれ」と 墓の前で言う意味、それは_

sm

犯人は、俺や

snr

…っ!?

言葉すら出なかった。

想像もできない答えだったから。

憎んで恨んで嫌った人が、 自分の相方であり恋人なんだ。 普通は考えられない。

信頼し、愛しく思う人が 俺の家族をその手で殺めていたなんて。

snr

何で、そんな事したん……?

sm

…親父が、殺されたんだ。愛人に。

sm

その「愛人」は、センラの母親だった。

snr

!?

志麻くんのお父さんがいない事も

その父の愛人が、俺の母であった事も知らなかった。

sm

うちは父子家庭だったし、

sm

一人になっちゃって。

sm

唯一の支えだった親父を殺した人が許せなくて…

sm

それで、殺したんだ。

sm

警察を呼ばれたり、助けを呼ばれたりしたら困るからさ

sm

お姉さんも、お父さんも殺した…。

snr

…自分がやられたことをやり返したと?

sm

…そうなる

snr

…ふざけんなよ

sm

………ごめん…。

ごめんなんかじゃ、許される事じゃない。

snr

うちの母さんももちろん悪い。

snr

それでも、謝るだけで済む事じゃないやんか…!

sm

…センラは、俺を通報する?

snr

…できひん

sm

え?

うちの母も人の事を言えないし、

愛しくてたまらない人だ。 嫌いにかんてなれないし、もちろん通報も出来ない。

snr

愛してるし、これからも一緒にいたい。

snr

けど……

snr

その事は絶対許さへんから

sm

わかっとる。だから_

snr

その分、センラを幸せにして償ってくださいね

sm

……ありがとう

snr

…こちらこそ

sm

ごめんな…。

〜ハピエン〜

〜バトエン〜

snr

…ふざけんなよ

sm

………ごめん…。

snr

許せへんよ、そんなん…

sm

…俺のこと嫌いになった?

snr

…嫌いには、ならんかったけど

snr

嫌いになりたいって、思った。

sm

…そか、なら

志麻くんは一歩前に進み、そして…

snr

…っぐ……っ!?

sm

センラさんにも死んでもらわなきゃ。

snr

…な"…ッ、しぁく……

sm

俺をこのまま愛してくれれば

sm

センラの母さんが親父を殺したことも全て許したんだよ

sm

それなのに嫌いになりたいとか言っちゃってさあ?

snr

……っごめ、なさ、

目の前にいる愛しい人への感情が、 恐怖に変わっていく。

sm

大体、最近あの女スタッフと仲ええよなあ?

sm

どういう関係なん?

snr

それは!!

snr

誤か……っ

sm

言い訳なんていらねえんだわ

ぐさりともう一度刺された場所は

肺。

snr

……っ!?い"っ…しぁ…

sm

愛しとるで?

snr

や"っ、や"ぁ……っ

sm

……ふふ、

最期に見る顔は、志麻くんが良いとずっと思っていた。 でも……

sm

センラ、ずーっと一緒やで。

snr

……っ

こんな志麻くんの顔は見たくなかった。

snr

……志麻くんなんか……っ

snr

大っ嫌いや……!!

sm

……!?

sm

少しでも軽くしてやろうとしてたのになァ"!?

もう嫌だ、

一体、いつから変わってしまったんだ?

snr

……っ

大嫌いで大嫌いで仕方がない。

それでも、まだこの人を愛している自分も

大嫌いで大嫌いで仕方がない。

この作品はいかがでしたか?

247

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚