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それは、休み時間のことだった。
穂乃果が、突然ある事を言ってきた。
穂乃果
穂乃果
理奈
穂乃果
理奈
こ、告白?!
まさか、あの人見知りな穂乃果が?!
理奈
理奈
穂乃果が、黙ってうなずく。
理奈
いつもの私なら、喜んでた。
“頑張って!”って、応援してた。
でも、その一言が言えない。
どうして…?
穂乃果
理奈
理奈
穂乃果
理奈
理奈
穂乃果
私、最低。頑張っての一言も言えないなんて。
やっぱり、恋しちゃったんだ…
穂乃果
理奈
渡り廊下で、穂乃果の姿を見かけた。
あ、もしかして!!
告白…?
どうしよう…まだ、心の準備が…
このまま穂乃果が告白したら、颯太、絶対OKする…
私は、考える前に、足が動いてしまった。
理奈
颯太
理奈
颯太
颯太
理奈
そう言って颯太は、教室へ走っていった。
理奈
私、何やってんだろ…
予鈴がなり、教室に戻ってきた。
颯太
理奈
理奈
席に着くと、颯太が後ろを向いてきた。
颯太
理奈
そうだよね…颯太まで騙してたってことになるよね…
理奈
颯太
理奈
颯太
理奈
私、本当にばかだ…最低。
でも、こわなやり方じゃなかったら、他に何をすれば…
颯太
理奈
颯太
理奈
理奈
颯太
人に嘘ついて、心配させて、どうしたらいいのかわかんないし…
ほんと、何やってんだろ…
家に帰ると、お母さんが、こんなテレビを観ていた。
理奈
お母さん
お母さん
理奈
理奈
理奈
お母さん
それから、しばらくお母さんと、お菓子を食べながら観ていた。
観ていると、今の私にそっくりだった。
今の私の状況になった女の人は、こんなことを言っていた。
新しい恋、してみよう!
と。
新しい恋…私も、できるかな…?
そんなことを考えている内に、ドラマも最後のあたりになった。
結局、女の人は、新しく恋をした人と結ばれて、ハッピーエンドになった。
お母さん
お母さん
理奈
もし、私が新しい恋をしたら、みんな幸せになれるかも!このドラマみたいに!
お母さん
理奈
理奈
それから私は、新しい恋をしてみることにした。
颯太は諦めて、他の人を探そっかな…
その方が、みんな、幸せになれる。
このドラマみたいに…