家に帰ると1番に兄のいる研究室に向かった。
俺の家は広い建物の中に、俺の部屋、兄の部屋、研究室、その他いろいろな部屋があり、普通の家とは違う。
兄はこの時間大体研究室にいるのだ。
潔
“コンコン”
潔
兄さんいる?
ドアをノックし兄を呼ぶ。
玲王
世一か、どうした?
潔
話したいことがあって、、、
玲王
なら俺の部屋で待っていてくれ
玲王
すぐに向かう
潔
わかった
兄からそう言われたので、俺は兄の部屋に向かった。
潔
やっぱモノほとんどねぇな…
生活感のない兄の部屋を見てそう呟く。
自分の部屋のものの多さと比べたらさらにここに人が住んでいるのかを確認したくなる。
玲王
世一きたぞ
そうこう考えているうち兄が部屋に入ってきた。
潔
ありがとう部屋に入れてくれて
玲王
ああ、構わない
玲王
それより話って?
潔
アメノヒのことなんだけど
玲王
ああ!誰かに試したか?
少し興奮したように兄が尋ねた。
潔
1人には試した
玲王
1人か、、、
玲王
ならもう1人2人に試せ
玲王
サンプルの数はそのくらいがいい
玲王
そしたらなんの診断か教えてやる
潔
もう1人2人、、、
玲王
1人に試してくれたお礼にヒントは教えよう
玲王
その診断はその人が過去にしたことに関係しているよ
潔
わかった
潔
ありがとう
玲王
またよろしく頼む
俺はすぐさま部屋に帰り、診断について考えた。
潔
過去にしたこと、か、、、
全くピンとこなかった。
兄がまだ正体を教えてくれないことには少し腹が立ったが、
文句を言うより、行動を起こした方がはやく教えてくれそうだと思い、今日は眠りについた。
千切
なあ
千切
俺にそのアメノヒ試してみてくれよ
潔
え?
放課後、千切に突然そう言われた。
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