『 浮気は許されること ですか? 』
5話
チュ ッ
今日も廊下に響くこの音
俺はそろそろ我慢の限界だった
我慢して聞こえないフリをするのも
我慢して知らないフリをするのも
我慢して作り笑いをつくるのも
武道
もう疲れちゃったよ
武道
"三ツ谷君"
流す涙すらなかった
今日こそ言おう
別れの言葉を
俺は心に深く誓った
タケミッチ
声をした方を見ると、
そこにはドラケン君がいた
武道
ドラケン君
ドラケン
よっ!
武道
なんでここに?
ドラケン
そんなの答えはただ1つだろ
お前をサライに来た!
ドラケン君はそういい俺を持ち上げた
武道
ど、どらけんく!?
ドラケン
しっ
ドラケン
静かに攫われてろプリンセス
その時のドラケン君の顔はとても、
とっても
キラキラして見えた
そして一言
武道
はい
と 返事をしてしまった
俺はその日龍に攫われた