白石杏
私、知ってるんだよ
穂波がどうして
学校に来ないのか
穂波がどうして
学校に来ないのか
望月穂波
、、、、、
花里みのり
あ、あはは、、、
杏ちゃんは冗談が上手だな〜
杏ちゃんは冗談が上手だな〜
白石杏
悪いけど
冗談なんかじゃないよ
冗談なんかじゃないよ
花里みのり
、、、っ
「下を見る」
「下を見る」
白石杏
私、聞いてて
凄く腹がたった
凄く腹がたった
白石杏
けど、穂波はそう思わないんだね
自分のことなのに
自分のことなのに
望月穂波
それはっ、、
私だって思ってるよ──
私だって思ってるよ──
白石杏
なのに、逃げるんだ
向こうの言いように動いて
向こうの言いように動いて
望月穂波
それはっ、、!
もう分からないんだもん!
「声を荒らげる」
もう分からないんだもん!
「声を荒らげる」
望月穂波
私が起こした行動が
どれが正解か間違いかなんて
分からないの!!
「しゃがむ」
どれが正解か間違いかなんて
分からないの!!
「しゃがむ」
望月穂波
もう嫌なの
自分が起こした行動に
自分が傷つくのも
相手が傷つくのも
自分が起こした行動に
自分が傷つくのも
相手が傷つくのも
望月穂波
信頼してた人に
裏切られるのはっ、、!
裏切られるのはっ、、!
白石杏
──変わちゃったね
あと時から
あと時から
花里みのり
え?
白石杏
あの時の穂波は
何を言われても逃げないで
頑張ってた
何を言われても逃げないで
頑張ってた
白石杏
けど、今の穂波は違う
何も言わないで敵に背を向けて
問題から逃げ出そうとしてる
何も言わないで敵に背を向けて
問題から逃げ出そうとしてる
白石杏
はっきり言って
かっこ悪いよ
かっこ悪いよ
望月穂波
杏ちゃん、、
逃げたことない癖に
逃げたことない癖に
望月穂波
杏ちゃんのものさしで
私を計らないでっ、、、!
「大声をあげる」
私を計らないでっ、、、!
「大声をあげる」
花里みのり
穂波、、ちゃん?
望月穂波
私の事誰よりも知ってるなら
私の気持ちも分かってよ──
私の気持ちも分かってよ──
望月穂波
、、、っ!
「涙を流し屋上を出る」
「涙を流し屋上を出る」
花里みのり
穂波ちゃんっ、、!
白石杏
、、、、、
花里みのり
逃げるって
そんな悪い事なのかな?
「俯く」
そんな悪い事なのかな?
「俯く」
白石杏
えっ?
花里みのり
穂波ちゃんは勇気出してたよ。
もしかしたら、いじめた子と
鉢合わせになるかもしれない
いじめっ子に穂波ちゃんが
来てることが耳にはいるかも
しれない
もしかしたら、いじめた子と
鉢合わせになるかもしれない
いじめっ子に穂波ちゃんが
来てることが耳にはいるかも
しれない
花里みのり
その可能性があるなか
頑張ってここに来てっ、、
頑張ってここに来てっ、、
花里みのり
それを、「勇気」じゃない
なんてそんなの酷いよ──
なんてそんなの酷いよ──
花里みのり
ごめんね。
「屋上を出る」
「屋上を出る」
白石杏
どうしてこうなるんだろう──
花里みのり
「雨の中
傘もささずに走っている」
傘もささずに走っている」
花里みのり
はぁ、、はぁっ、、!
花里みのり
はぁ、、はぁっ、、!
穂波ちゃん!!
「チャイムを鳴らす」
穂波ちゃん!!
「チャイムを鳴らす」
望月穂波
みのりちゃん?
花里みのり
部活っ、、
望月穂波
ごめんね。
もう、私学校行きたくないの
もう、私学校行きたくないの
花里みのり
けどっ、、、
望月穂波
このまま
学校に行かなければ
誰も傷つかないって分かったの
学校に行かなければ
誰も傷つかないって分かったの
花里みのり
それはっ、、!
望月穂波
だから、みのりちゃんも
私の事は忘れて
「扉を閉める」
私の事は忘れて
「扉を閉める」
花里みのり
あっ、、、
花里みのり
「虚ろのまま座り込む」
なんで──
なんで──
周りの人は ただそこに座り込んでいる みのりを不思議な目で通り過ぎる
花里みのり
、、、、、
「急に自分の前に影ができ
雨が当たら無くなったことに
違和感が起こり上を見上げる」
「急に自分の前に影ができ
雨が当たら無くなったことに
違和感が起こり上を見上げる」
???
大丈夫か?
花里みのり
えっと、、、
???
傘がないなら
これを使ってくれ
これを使ってくれ
花里みのり
私、家、案外近いですから
走れば何とかなります
「なんとか明るく話す」
走れば何とかなります
「なんとか明るく話す」
???
そいう雰囲気には
見えんのだが──
見えんのだが──
???
だが、この傘は使ってくれ
俺はもう1つあるから
俺はもう1つあるから
友達
天馬〜!
何してるんだよ
何してるんだよ
???
あぁ!今行く
花里みのり
えっ!?
あの、いつ返せば──
「立ち上がる」
あの、いつ返せば──
「立ち上がる」
???
じゃあな!
「走り去る」
「走り去る」
花里みのり
(今の制服、私の学校の
制服──)
制服──)
みのりの母親
なーに
しょげてるの?
「後ろからみのりの
ほっぺを触る」
しょげてるの?
「後ろからみのりの
ほっぺを触る」
花里みのり
ひゃっ!?
おかあしゃん!?
おかあしゃん!?
みのりの母親
正解〜♪
花里みのり
ねぇ、お母さんなら
どうする?
どうする?
花里みのり
友達が人間関係で悩んでて
学校に来てくれない時って
どうすればいいと思う?
学校に来てくれない時って
どうすればいいと思う?
みのりの母親
お母さんなら──
みのりの母親
「もう行くっ!」ってくらい
しつこく誘うかな〜
しつこく誘うかな〜
花里みのり
けど、それだけじゃ
ダメで、、、
「俯く」
ダメで、、、
「俯く」
花里みのり
その子、周りの子から
虐められてたら?
虐められてたら?
みのりの母親
人間関係に悩んでるなら
私が裏で何とかするかな〜
私が裏で何とかするかな〜
花里みのり
裏でなんとか──
みのりの母親
けど、それは
根本的解決にならない
根本的解決にならない
みのりの母親
1番大事なのは
その子の気持ち、勇気かな?
その子の気持ち、勇気かな?
花里みのり
勇気──
みのりの母親
もし、なんかあっても大丈夫よ
みのりにはお父さんの
遺伝の力があるものっ!
みのりにはお父さんの
遺伝の力があるものっ!
花里みのり
ありがとうお母さん
私、自分の出来ることを
頑張ってみるっ、、!
私、自分の出来ることを
頑張ってみるっ、、!
ー次の日ー
白石杏
、、、、、、
「穂波の空いた席を見て」
「穂波の空いた席を見て」
女子
もう、穂波来ないんじゃね?
もう、2週間たってるし
もう、2週間たってるし
女子2
てか〜
そろそろ、穂波飽きたんだけど
そろそろ、穂波飽きたんだけど
女子
まぁね。
来たら、今まで以上に
虐めてあげないと𐤔
来たら、今まで以上に
虐めてあげないと𐤔
女子
私達のストレス発散機械
なんだからさ〜𐤔
なんだからさ〜𐤔
花里みのり
っ、、、!
「隠れて動画を撮る」
「隠れて動画を撮る」
花里みのり
、、っ
「チャイムを鳴らす」
「チャイムを鳴らす」
ピンポーン
望月穂波
は、花里さっ、、
「扉を閉めようとする」
「扉を閉めようとする」
花里みのり
ま、待って、、!
望月穂波
ごめんなさい
もう、私に関わらないで──
もう、私に関わらないで──
花里みのり
これだけ
聞いて欲しいの
「画用紙を抱えて」
聞いて欲しいの
「画用紙を抱えて」
望月穂波
えっ?
望月穂波
その、ココアぐらいしか
ないんですけど──
ないんですけど──
花里みのり
ううん。
ありがとう
ありがとう
望月穂波
それ、なんなんですか?
「ソファーに座る」
「ソファーに座る」
花里みのり
紙芝居っ!
花里みのり
頑張って作ったんだ
望月穂波
、、そうなんですか
花里みのり
それじゃあ
始まり始まり〜♪
始まり始まり〜♪
花里みのり
ちょっと前に
自分に勇気がなくて
一人ぼっちの猫ちゃんがいました
「茶色の猫を描いており」
自分に勇気がなくて
一人ぼっちの猫ちゃんがいました
「茶色の猫を描いており」
望月穂波
、、、っ
花里みのり
全然上手くいかなくて
周りの猫にもバカにされ
一人ぼっちの猫ちゃんは
少しずつ深く深く
傷ついていきました
周りの猫にもバカにされ
一人ぼっちの猫ちゃんは
少しずつ深く深く
傷ついていきました
花里みのり
頑張っても失敗して
失敗して
大事な時にいつも運が悪く
全部ダメになってしまいました
失敗して
大事な時にいつも運が悪く
全部ダメになってしまいました
花里みのり
一人ぼっちの猫ちゃんは
「私がいなければ」と思うように
なりました。
「私がいなければ」と思うように
なりました。
花里みのり
ずっと、自分自身の事が
大嫌いで
自分の家に籠ってしまいました
大嫌いで
自分の家に籠ってしまいました
花里みのり
そんな時、コンコンと
扉を叩く音が聞こえ
一人ぼっちの猫ちゃんが
扉を開けると──
扉を叩く音が聞こえ
一人ぼっちの猫ちゃんが
扉を開けると──
花里みのり
同じ世界に住んでいるとは
思えないくらいキラキラしてる
猫ちゃんが経っていました
「猫には黄色い星が何個も
描かれている」
思えないくらいキラキラしてる
猫ちゃんが経っていました
「猫には黄色い星が何個も
描かれている」
望月穂波
その子──
「なにかに気づき」
「なにかに気づき」
花里みのり
そのキラキラした猫ちゃんは
間違えちゃって私の家に
来てしまったようでした
間違えちゃって私の家に
来てしまったようでした
花里みのり
そこから
一人ぼっちの猫ちゃんは
一人ぼっちの猫ではなくなり──
一人ぼっちの猫ちゃんは
一人ぼっちの猫ではなくなり──
花里みのり
キラキラした猫ちゃんは
一人ぼっちの猫とは全然違う
私なんかとはと思っていましたが
趣味や性格が似てることもあり
こっそり遊ぶようになりました
一人ぼっちの猫とは全然違う
私なんかとはと思っていましたが
趣味や性格が似てることもあり
こっそり遊ぶようになりました
花里みのり
そんな中、他の猫ちゃん達に
仲良くしてることがバレてしまい
ました。
仲良くしてることがバレてしまい
ました。
花里みのり
皆から責められた
一人ぼっちの猫ちゃんは
傷つきました
一人ぼっちの猫ちゃんは
傷つきました
花里みのり
その時、キラキラした猫ちゃん
が、皆の前に出て
喧嘩を止めてくれました
が、皆の前に出て
喧嘩を止めてくれました
花里みのり
そうすると、周りの猫ちゃん達
も次第に一人ぼっちの猫ちゃんに
話しかけてくれるようになりました
も次第に一人ぼっちの猫ちゃんに
話しかけてくれるようになりました
花里みのり
そうすると
一人ぼっちの猫ちゃんは
自分に自信がつくようになり
毎日が楽しくなりましたとさ
一人ぼっちの猫ちゃんは
自分に自信がつくようになり
毎日が楽しくなりましたとさ
花里みのり
めでたしめでたし
花里みのり
どうだった!?
望月穂波
え、えっと、、
一人ぼっちの猫ちゃんが
幸せになれてよかったって
思うよ?
一人ぼっちの猫ちゃんが
幸せになれてよかったって
思うよ?
望月穂波
けど、あのキラキラした
猫ちゃんって──
猫ちゃんって──
花里みのり
うん。
杏ちゃんだよ
杏ちゃんだよ
花里みのり
この話はね?
私の小さい頃のお話なの
私の小さい頃のお話なの
望月穂波
えっ、、
花里みのり
私、昔から運がなくて
遠足も雨降っちゃうし
運動会でもリレーで転んじゃって
1位を取れなかったし
遠足も雨降っちゃうし
運動会でもリレーで転んじゃって
1位を取れなかったし
花里みのり
なんも出来ない自分が
嫌いで嫌で──
嫌いで嫌で──
花里みのり
でも、そんな時
杏ちゃんと出会って
杏ちゃんと出会って
花里みのり
私の事、助けてくれた
杏ちゃんといる時は
嫌ことも忘れられて
杏ちゃんといる時は
嫌ことも忘れられて
花里みのり
ここが、暖かくなった
望月穂波
、、、、、、
花里みのり
だから、私も
そうしたい
そうしたい
花里みのり
ご飯と同じ、穂波ちゃんを
暖かい気持ちにさせたい
暖かい気持ちにさせたい
望月穂波
花里さん─
花里みのり
杏ちゃんは勇気出してないって
言ってたけど
私は、すっごい勇気だと思う
言ってたけど
私は、すっごい勇気だと思う
花里みのり
1度勇気を出せたんだもん
もう一度、出してみよっ!
「手を差し出す」
もう一度、出してみよっ!
「手を差し出す」
望月穂波
、、、、、、、
花里みのり
きっと、変われる
もっと、自分の事をもっと
好きになれるっ、、!
もっと、自分の事をもっと
好きになれるっ、、!
望月穂波
自分を好きに──
花里みのり
私をもう一度信じてっ!






