猿山 らだ男
猿山 らだ男
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散々歩き回って見つけたのは、霧雨が振る中虚ろな目をして空を見つめる金髪の少年。
小学生にしては体格が良く、金色の髪、瞳は俺の知ってるあの人によく似ていた。
聞かなくてもわかる、言われなくてもわかる。
君は──
猿山 らだ男
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こっちを見れば、力なく笑う。
そっか、俺は今先生なのか…
猿山 らだ男
??
??
猿山 らだ男
??
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そう言ってフイッと目をそらす彼は、少しだけ悲しそうに見えた。
本当は助けて欲しい。そんな気がしたんだ
猿山 らだ男
??
理解してない顔する彼の近くに行き、そっと肩を合わせた
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猿山 らだ男
??
猿山 らだ男
猿山 らだ男
??
少し、目と唇が動いた気がした。
??
??
気の所為なんかじゃなかった
こっちを向いた彼は、瞳を潤ませ、なんとか声を絞り出していた。
こんなにも弱々しい彼は、大人時代で見たことがない。
俺は躊躇うばかりで
猿山 らだ男
??
??
ごめんな?俺知らねぇんだy──
猿山 らだ男
猿山 らだ男
猿山 らだ男
金山 薫
猿山 らだ男
スラスラと言葉が口に出る。
金山なんて名前も知らなかったのに。
まるで俺が俺じゃないみたいに、全て支配されたようにことが進まれていく。
ちがう、俺じゃない
喋ってるのは俺じゃない!
コメント
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え?らっだぁを操ってるのだれぇ?!