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金山 薫
猿山 らだ男
おかしい。
あの、陽気で、優しい、強くて、すごい先生が、俺の前で崩れた。
いつも仮面のように張り付いた笑顔が
一瞬で剥がれ落ちて蒼白な顔を見せた
何か焦っているようで冷や汗も書いているみたいだ。
まるで、いつもの先生じゃないみたい。
猿山 らだ男
──あれ、いつもの先生って誰や…?
金山 薫
猿山 らだ男
なに?何?ナニ?
頭の中をグルグル回る思考に気持ち悪くなっていく。
壊れた自分についていけず、ただ荒い息を繰り返した。
過呼吸になりかけ、我を忘れかけた頃──
金山 薫
金山 薫
猿山 らだ男
金山 薫
金山 薫
金山 薫
金山 薫
猿山 らだ男
きょーさんに似た、でも違うきょー君が俺の事を呼び止めた。
感謝は述べたけど猿って言ったの聴き逃してないからな?
金山 薫
猿山 らだ男
金山 薫
金山 薫
猿山 らだ男
金山 薫
金山 薫
金山 薫
金山 薫
金山 薫
金山 薫
金山 薫
猿山 らだ男
金山 薫
金山 薫
金山 薫
すっと下を向き目を背けられてしまう。
金色の瞳が、何か言いたげに揺らいだのを俺は見逃してはいなかった