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バンッ

突然大きな音をたててドアが開いた

その音に冴と私はびっくりしてドアの方を見た。 そこには、息を切らしながら 私をじっと見ている女の子がいた。

…さき、?

高校生のときの大親友。 顔を見た瞬間にそうだと分かった。

咲姫

ハァ、ッ、

咲姫

な、なにしてんの、ッ

…え、?

咲姫

つ、つむぎ、いきなりいなくなるから、ッ

咲姫

どうしたのか友だちに聞いたらッ

咲姫

保健室に運ばれたって言われて

咲姫

心配して見に行ったらいないし

そうだ、そんな事もあった、 確か、熱中症で倒れたんだっけ、 あのときの咲姫もすごく私を心配してくれた。

これ以上、この子に心配なんてかけちゃだめだ。

…ごめん、

ちょっと外の空気吸いたくて、

咲姫

…うそ

ッ!

咲姫

…それなら、

咲姫

なんで泣いたの

そうだった。 こんな子だ、 勘が鋭くて、隠し事なんて通用しない、 こんな子だ。

…でも、 だからといって 本当のことなんて言えない。

目にゴミが入ったんだ

…もしかして、 私が困ってたのに気づいて…。

咲姫

咲姫

はぁー、

咲姫

分かったから、

咲姫

とりあえず保健室戻るよ

う、うん!
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1,054

コメント

2

ユーザー

良い友達だ〜!!!!!冴ちゃんマジナイスん!流石、モテる=糸師冴!あーマジイケメン!

ユーザー

ナイス冴👍

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