余命1年の君と奇病の私

それから

哀李ちゃんは毎日私の所に 来てくれた

正直に言うと嬉しかった

でも、哀李ちゃんから時間を奪ってしまっているようで

申し訳なかった

一話目の桜の木の下です

"またこようね"

出来ることならまた来たいな

でも、自分にはもう衿花とは 「来れないんだ」という現実を この狐の耳と顔に出てきた模様が 物語っていた

なんとなく分かる、私の人間としての命は今年で無くなる

そう考えたら ついつい泣きそうになってしまう

ごめん、衿花...

衿花目線

またいつかこようね

そう言ったものの私の命は今年で 無くなる

だから、もう哀李ちゃんとはお祭りに来られない。最初で最後の友達との夏祭り

なんで哀李ちゃんに狐の耳があるのか？、顔に浮かんできた模様はなんなのか？分からない事だらけ...

でも、一緒に居てくれる

大切な親友との最後の夏祭り

また、来たかったな

出てきそうな涙を必死に堪える

ごめんね、哀李ちゃん...

私が書くことなんて一つだ