みんなと会話しながら、学校に着く
それから、クラス分けを確認しに 掲示板の方へ向かった
真冬
翔太
棗
おお、この2人は同じクラスなんだ
真夏
姉さんが指差した方を見ると、 B組の欄の一番上に、僕らの名前が 並んであるのを見つけた
翔太
真夏
棗
真冬
棗
翔太
相変わらず朝から元気で仲の良い2人
真夏
真冬
僕らは歩いて、教室のある西棟の 昇降口に向かう
傘を指定の場所に置いてから、 靴を脱いで下駄箱に入れて、カバンに 入れて持ってきていた上履きを履いた
真夏
真冬
姉さんの視線を辿っていくと、 たしかに廊下に人集りが出来ていた
しかも、全員女子生徒
真冬
人の隙間から、真ん中にいる人物を よく見てみる
真冬
真冬
間から、少し長めのふわふわした 黒髪と、あの整った顔が見えた
真夏
至って真剣な顔で呟いた姉さん
真冬
女子生徒
女子生徒
女子生徒
集まってる人達の声に耳を傾けると、 そんな言葉が聞こえてきた
真冬
真夏
またしても真剣な顔で呟いた姉さん
真冬
彼方
細身でスタイルが良いのに、 大勢の人にもみくちゃにされても、 一切動じていない一ノ瀬会長
そればかりか、みんなに笑顔で 挨拶を返す余裕すらある
真冬
彼方
真冬
真冬
真夏
真冬
今一瞬、会長と目が合ったような……
真冬
真夏
真冬
人の間を縫うように進んでいって、 何とか4階の1年B組の教室まで着く
教室に入ると、黒板に座席表が 張り出されているのを見つけた
真冬
どうやら席は名前順らしく、 僕の前の席は姉さんが座る
表の通り席について姉さんと 話していると、予鈴が鳴って、 女性の先生が教室に入ってきた
佐々木先生
佐々木先生
どこからともなくパチパチと拍手が 起きて、僕もそれに加わる
柔らかい雰囲気の、優しそうな先生だ
佐々木先生
佐々木先生
佐々木先生
真夏
出席番号1番の姉さんが元気よく 返事をして立ち上がる
真夏
真夏
笑顔で自己紹介を終えて、 席に座った姉さん
真冬
真冬
真冬
噛んだり早口にならないように 気をつけて、何とか言い切る
ペコリとお辞儀をしてから席に座った
真夏
真冬
わざわざこっちを振り向いて、 頭を撫でてきた姉さん
真冬
佐々木先生
真夏
先生の質問に、よくぞ聞いて くれましたと言わんばかりに、 元気よく姉さんが答える
それから、3番目の人から自己紹介の 続きをしていって、無事全員終わった
真冬
まだ会ったばかりなんだし、これから 少しずつ覚えていけば良いよね
真冬
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで
かえで