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Snow Veil Magic School

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Snow Veil Magic School

第2話 - ①

261

2025年09月21日

#SnowMan

#BL

#ラウール

#恋愛

#学校

はち

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①

高校の卒業式は、全くもって雨。

僕は雨男なのかな。そう思いながら、 3年B組、皆で記念撮影をする。

もー、

こんな雨の日に卒業式なんて、最悪だね。

だね、

折角早起きしてセットした髪が、一瞬にして乱れてしまった。

" こんな雨、止めばいいのに。 "

パラパラ、＿

あれ、っ？

… 雨、止んだね？

…

ほんとだ、

.. 何でだろ。

そんな惚けた真似をしているけど、

原因は僕にある。

ラウールは、大学行くの？

うん、そのつもり。

え〜、そうなんだ、

何処の大学？

…んーとね、っ

スノーヴェール魔法学校、

かな。

... え、っ

魔法学校、っ！？

ッ.. ！！

静かに、声大っきい… ！！

あ…っ、ごめ…

それ、って…本当に？

…うん。

そこって、魔法について学ぶ所でも特に名門だよね？

…ラウール、魔法使えるの、？

…

… 少しだけ、ね。

へ〜、っ…！

凄いね、魔法使えるって …

お爺ちゃんから受け継がれてて、僕の家族は、みんな魔法が使えるの。

そうだったんだ、

…卒業したら、会えなくなっちゃうかもね、ッ

…

頑張ってね…っ、！

…応援、してる＿＿

一緒に行こうよ。

…

えっ、？

…一緒に、

魔法…勉強しよ、？

卒業式が終わり、僕はすぐ家に帰った。

家に帰ると、兄がお菓子作りをしていた。

僕は、不器用で何も作れやしない。

だけど、兄は違う。

一流パティシエレベルのお菓子を作っては、家族や友達に振舞っている。

ただいま。

涼太兄ちゃん。

ん、おかえり。

ラウールも食べる？

今日は何作ってるの？

フィナンシェ。

今焼いてる途中だから、もうすぐ出来上がるよ？

後で貰っていい？

準備しなきゃ、

分かった、

涼太兄ちゃんも魔法が使えて、スノーヴェール魔法学校に通っている。

何やら " 寮長 " をしていて、寮内では一番権力があるらしい。

" 同じ学校なら、安心出来て良いな " と思ったのも、そこを選んだ理由の一つだ。

自分の部屋には、予め用意しておいた沢山の服や日用品が散らばっている。

今からこれを荷詰めする、と考えると、だいぶ先が長く感じる。

…

やるか、

スノーヴェール魔法学校に入学するため、

早めに荷詰めを始めた。