⟬ 名前の分からない彼と僕の途切れない思い⟭
〇〇
〇〇
帰ってくるからッ!!!
彼はそう言った
普通ならそんな言葉信じない
でも彼の綺麗な透き通った目を見ていると
どうしてだろう
青
ずっと待ってるッ…!!!
彼のことを少し信じてみたくなった
青
青
6年前、僕は病気になり入院することになった
6年前、僕はこの病室の先客と友達になった
6年前、そいつの病気は悪化した
6年前、そいつは今よりももっと大きな病院に移動になった
6年前、そいつはここを出ていく前に僕に約束してくれた
「必ず戻ってくるから待っていて」
僕は6年間待ち続けている
青
青
誰なんだい…?
僕はもう、そいつの名前を覚えていない
名前も、顔も、そいつの匂いも
何もかも忘れてしまった
忘れたんじゃない…
思い出せないんだ…
思い出せないのは病気のせいなのか
僕自身の心の弱さなのか
青
青
青
消えてよ…ッ
僕はずっと死のうと思っていた
生きていても楽しくない
生きていても意味が無い
だからずっと…
ずっとずっとずっと……
死にたいと思ってた……
でも僕の中に誰かも分からない彼がいる
それが誰なのかわからない
それが心残りなのか
なかなか死のうと思えない
普通の人ならいい事だろうけど
僕にとっては嫌なことなんだ…ッ、w
でもやっと
決心がついたよ
7月7日
七夕
僕の病院の近くの神社で年に一度のお祭りがある
僕は病院に入る前に1度だけ行ったことがある
開催は明日。
僕はその日を
記念日にする。
PM12︰00
青
青
青
持ち物は「遺書」。ただそれだけ
青
青
青
1度だけ行った時に見つけた穴場
彼との別れの場…
僕はそこで死んでやる…ッ
青
青
ヒュ~...
パァ~ン
青
青
こんなに綺麗なのを見るのは初め…て……
じゃないかも…ッ、w
青
青
青
ガサッ
青
やばい!!誰かに見つかったかッ?!
僕は今、病院の服に裸足。
病院を抜け出してきたことぐらいひと目でわかる格好だ
青
青
あのッ……!!
青
そこにいたのは紛れもない
6年前、ここで別れた
〇〇
彼だった
青
青
〇〇
〇〇
覚えてた…
覚えててくれた…
僕との約束、僕の容姿
人生で初めて感じた
嬉しい
という感情
青
〇〇
〇〇
〇〇
青
青
〇〇
青
僕は左手に持っていた遺書の存在を忘れていた
青
青
〇〇
〇〇
〇〇
青
僕はそんな彼の言葉を無視して柵に昇った
〇〇
青
青
〇〇
青
青
青
青
最悪な人生をッ…!!
〇〇
青
〇〇
青
青
〇〇
青
青
〇〇
〇〇
ビリッビリビリッ
青
青
青
〇〇
青
〇〇
ダッ
そうして僕は
飛び込んだ
〇〇
〇〇
僕が飛び込んだのは彼の胸元
青
〇〇
青
青
君との最高の人生を送りたい
青
〇〇
ギュッ~
青
青
〇〇
青
青
〇〇
青
青
〇〇
大好きです、、
〇〇
青
青
青
大好きだよ笑
青
青
〇〇
〇〇
青
青
青
おかえりッ…
黄…くん…ッ笑
ℯ𝓃𝒹
コメント
8件
え、なんですか? なんなんですか?? 瓶振り回しますよ???(( うますぎでしょこれは……(( 黄青久しぶりに見たわ((え
え、半端じゃないほど好き。。 結婚しy((殴