TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

BL集

一覧ページ

「BL集」のメインビジュアル

BL集

44 - 紫橙「葛藤」

♥

100

2022年10月02日

シェアするシェアする
報告する

俺の名前は紫。

俺はこの、

歌い手界の大王である。

そんな俺には昔から 仲のいい友人がいる。

そいつらは俺の国のメイドを やってくれている。

だから俺の家の警備はとても安心だ。

そんな俺には気になる奴がいる。

俺の忠実な部下でもあり、側近だ。

そいつも俺の幼馴染だ。

絶対に堕としてやる。

と誓ったものの、

困ったことにそいつは

めちゃくちゃ天然だ。

俺があっち系で言った言葉も

普通の方に取られていつも失敗する。

メイド達も勘づいているので、

失敗した時はいつも笑うやつもいれば

「どんまい。」と 励ましてくれる奴もいる。

まぁ、そいつらとは慣れた関係だから

別にいいんだけどよ。

今から始まる物語は、

俺らの日常の1ページだ。

ゆっくり見ていってくれよな。

じゃ、どうぞ。

o。.( ´O`)〜〜

俺の朝は早い。

俺は大王だし、

仕事が多いから早く起きないと

今日中に終わらないらしい。

まったく、誰のせいなんだろうなぁ。

いや、あなたのせいですよ?

橙、勝手に入ってくるなよ。

ノックぐらいしろ。

私、しましたよ。

大王様がお気づきになっていないだけです。

あーね、俺が悪いわ。それは。

否定しないんですね。

朝っぱらから喧嘩なんかはしたくねぇし。

大王様っぽい言い訳ですね。

悪いかよ。

いいえ。全然。

素直な方が良いですよ。大王様は。

なんで。

そっちの方が好感持てますし、

何より私が助かりますので。

・・・

大王様?

素直な俺の方が好きか?

まぁ、そうですね。

素直な俺、か。

俺は素直な気持ちで いれているのだろうか、

そんなお悩みにならなくてもいいんですよ?

は、?

だって私は、

素直な大王様、ちょっと意地悪な大王様、

両方好きですから。

はっ?///

大王様は大王様のままのお姿が素敵だと思いますので。

っ///

そうかよ///

大王様、

大丈夫ですか?

お顔が少し赤いような、?

なんでもねぇから!///

俺、顔洗ってくる!///

ご飯の準備してろよ!///

( ˙꒳​˙ )???

かしこまりました。

出来たらメイドに知らせに行かせますので。

あぁ!///

(((((*´・ω・)トコトコ

あ、橙!

はい?

言い忘れてた!

(お)はよ!今日もよろしくな!

あ、はい!

(*´罒`*)

じゃ。

(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ

ガチャンッ

はー、(ドキドキ)

俺は、どうしたんや、?

なんで、大王様を見るとこんなに胸が、

苦しく、ドキドキするんやろ、

どうかしちまったのか、俺、

バシャバシャ

ゴシゴシ

あ''ぁ〜、くそっ、

なんであんな反応しちまったんだよ、俺!

あんな姿、あいつに見せちまったら、!

ダセェだろうが!!

何やってんだよ!俺ぇ!!

ただいま俺は、洗面所で

1人反省会中です。

それどころか、

あいつが変なこと言ってくるから、!

つい、照れちまったじゃねぇか、

あ''ぁ、もう、

情けねぇ、

紫様〜。

ご飯のお準備が出来ましたよ。

って、なにかあったようですね。

あぁ、桃か。

はよ。

おはようございます。

橙と何かありましたか?

まぁ、ちょっと、な。

あいつ、あれで素ですからね。

わざとじゃないんですよ。

あぁ、知ってる。

厄介すぎんだよ。あいつは。

ふふふ。

ですね。

紫様も堕とすのが大変な方を好きになられましたね。

まぁ、そういうとこも全部含めて好きだからいいんだけどよ。

ポジティブですね。

紫様らしいです。

それ褒めんのか?貶(けな)してんのか?

そりゃあ、褒めてる方ですよ。

俺は紫様の味方ですので。

そりゃどーも。

んじゃ、先行ってるから〜。

了解致しました。

あ、紫様、そこ段差ありますのでお気をつけて…

うおっ!?

ドガッ

ドンガラガッシャーン

あ〜あ、だから言いましたのに。

いてて、

言うのが遅ぇんだよ!

それはそれは、

申し訳ございませんでした。

思ってんのか?

それはそうと紫様、

あ、話変えたな。

早く食器片付けませんと、

あいつに怒られますよ?

あぁ〜?

大王様!!

貴方はまた、食器を割って、!

今回で何回目ですか!?

毎度毎度、お気をつけてと申しておりますよね?

ていうかまず、貴方様は常識を分かっておられないのです。

普通、走ったら危ないことぐらい分かりますよね?

子供じゃないんですから、そこら辺も大王としてちゃんとしてもらわないと、

これぐらい申さなくても!子供でも!分かりますよ?

あなたは、この歌い手界を背負っていく大王なのですからしっかりして頂かないと、

私だってずっと紫様のお傍におられるとも限らないんですから、

もっと自覚を持ってて行動して頂かないと、困るのは紫様ですからね!?

少しは先代を見習って貰わないと…

もう勘弁してくれ〜!!💦

紫様、どんまい。

ふぁ〜あ、

朝から酷い目にあった〜、

ま、紫様が悪いんですけどね。

うるせぇよ。

気をつけてくださいよ。

あいつ、結構しつこいですから、

知ってる。

もう慣れたけどな。

そんなものに慣れないでください。

文句ならあいつに言えよ。

俺は悪くないし。

そんな子供みたいな事言わないでくださいよ。

俺は子供じゃないですぅ。

立派な500歳ですから。

( *¯ ꒳¯*)フフン

そんなに自慢されましても、

私たちにとっては当たり前のことじゃないですか。

なんなら500歳はまだまだ子供です。

確か人間で言う9歳ぐらいだったか?

よくご存知で。

やはり、人間界のこと''だけは''詳しいですもんね。

''だけは''は余計だよ。

俺はなんでも知ってるからな。

じゃあ、問題です。

なんだよいきなり、

なんでも知っておられるなら何も問題は無いと思いますが?

というかもしかして、怖いんですか?

紫様怖がってるんですか?ww

んなわけねぇだろ。

なら大丈夫ですよね?

もちのろんだ。

また変な言葉を、

橙にばれないようにしてくださいね。

人間界への視察ができなくなりますので。

行けなくなっても紫様が全て悪いですからね。

り〜。

はぁ、

(ほんとに分かってるんだか、)

じゃあ、行きますよ。

おう!

かかってこい!

(仕事にもその熱意で取り込んで頂きたいものですが、)

(出来たら苦労しませんもんね。)

行きますよ。

かかって来いってんだ!

それではさっそく、

第1問!

第1問って、

何問まであんだよ、

紫様のやる気次第ですよ!

おぉ〜ww

桃、張り切ってるなぁ、

では行きます!

デー、デン!!

Q「893640132」
これはなーんだ!

Q1「893640132」 これは何?

は?何ってそりゃ、

暗号か、なんかじゃねぇの?

ブッww

おい💢何笑ってんだよ!

暗号ですか?www

これが?ww

あははははwwww

桃、お前なぁ、

んで?正解はなんだよ。

紫様はなんだと思います?ww

言ったろ?

暗号じゃねぇのって。

暗号だとして、どのように解くんですか。

えーっと、

「はくさろよろいさに」的な?

はくさろよろいさにぃ〜?

あーっはははwwwwww

なんですか その、子供みたいな回答はwww

流石9歳ですねwww

るせぇな💢

正解はなんなんだよ。

普通に考えて「数字」ですよ?

はぁ?

だから、この問題の答えは「数学」です。

Q1の答え 「数字」

なんだよそれ!

ただのひっかけ問題じゃねぇか!💢

まぁ、そうですね。

「そうですね。」じゃねぇよ。

なんでそんなもん持ってくんだよ!

紫様の精神年齢を確かめるためです。

いらねぇだろ。

そんなの。

まぁまぁ、それでは気を取り直して第2問行ってみよ〜う!

はいはい。

デー、デーン!!

Q2「ハム・サラミ・チーズ」
この中で新製品はどーれだ!

Q2「ハム・サラミ・チーズ」 この中で、新製品はどれ?

新製品?

新しい製品ってことか?

まぁ、そうですね。

まぁ、?

桃、なんか隠してるな、?

さっきみたいなひっかけか、?

新製品、新、新しい、

新しいは英語でNew、

( ゚∀ ゚)ハッ!

分かったぞ、!

お?

答えは!
「チーズ」だ!

・・・

どうだ、?

正解です!

おっしゃあああ!!

やったぞ、!

おめでとうございます。

流石 紫様ですね。

先程の問題とは大違い。

馬鹿にしてんだろ。

いいや?

してませんよ?

お前な、

ククククッww

:( ˙꒳​˙ ):www

笑いすぎだ。

自覚ありなのバレバレだぞ。

先程の問題の解説です。

誤魔化すな。

まず、「新製品」を他のもので考えて見ましょう。

普通に考えると、「新製品」=「新しい製品(商品)」になってしまいますが、

それだと意味不明です。

そこから更に視野を広げて行きましょう。

「新しい製品」は別のもので考えることも出来ますね?

「新しい」=「New」=「乳製品」だもんな。

はい。その通りです。

あとは簡単です。

「ハム・サラミ・チーズ」この中で「乳製品」なのは、

「チーズ」だけですよね?

なので、Q2の答えは「チーズ」でした!

Q2の答え 「チーズ」 (新製品=New製品=乳製品)

( ´-ω- )フッ

余裕だったぜ。

お見事です。

流石 紫様ですね。

1問目はわからなかったのにねwww

うるせぇ。

次だ、次。

はいはい。

わかりましたよ〜っと。

(結構 紫様もノリノリじゃないですかww)

(´ρ`*)コホンコホン

デー、デーン!!

Q3「5人でかくれんぼをしています。そのうち、2人が見つかりました。」
さぁ、残りは何人でしょうか!

Q3「5人でかくれんぼをしている。 そのうち、2人が見つかった。」 残っているのは何人?

ごーひくにー だろ?

んなもん簡単だよ。

子供でもわかるわ。

ほ〜。

言いましたね。

おう。こんなもん簡単すぎて笑えるわww

では、答えは、?

3人だよ。

はい?

聞こえなかったか?

3人だって。

さ、3人!?

あははははwww

3人、ですか?ww

そう言ってんじゃん。

だって5➖2だろ?

3じゃん。

あの、紫様?

なんだよ。

鬼はどこに行ったんですか?

は?

だから、鬼は居ないんですか?

あ、

じゃあ、答えって、

はい。

2人です。

Q3の答え 「2人」 (鬼が1人、残っているのが2人)

あ〜、ね、

今回は俺が悪いわ。

紫様の考え不足ですね。

おう。

次行け!次!

はーい。

次で最終問題です。

はやいな。

そろそろ仕事に戻って頂かないといけないので。

(-ε-*)ちぇー

めんどくせぇな〜。

ちゃんとやってくださいね。

へいへい。

それより早く!

最終問題!!

わかりましたよ。

では行きますよ。

(´ρ`*)コホンコホン

デー、デーン!!

最終問題
「本のページを1枚2枚と数えて、
最後のページは何枚?」
になるでしょうか!

最終問題 「本のページを1枚2枚と数えて、 最後のページは何枚?」

何枚って、

その本によるよな。

そうですね。

でもちゃんと答えはあります。

うーん🤔

・・・

紫様?

わっかんねーや。

思考停止しましたね。

だってさ〜

その本によってちげぇし。

ですね。

早く答えを言え。

分かりました。

答えは「おしまい」です。

最終問題の答え 「おしまい」

は?

なんだよそれ。

まんまひっかけじゃねぇか!

過去一ムカついたわ。

まぁ、ひっかけ問題ですので。

(´Д`)ハァ…

なんか一気に疲れ出たわ。

今日の仕事やらねぇから。

困りますよ〜。

やって頂かないと。

誰のせいだと思ってんだよ。

さぁ、誰でしょうね。

しらばっくれるのかよ。

タチ悪ぃなぁ。

私 仕事してきまーす。

紫様、ちゃんと仕事してくださいね〜。

バタン

逃げやがった。

ったく、やるか。

〜数時間後〜

ああああぁぁぁ。

疲れたあああああぁぁ。

まだ半分かよ、

多すぎんだろぉ。

コンコン

失礼します。

紫様、お仕事は進んでいますか?

お〜、橙ぅ。

あと半分だぜ。

まぁ、いつも通りですね。

安心しました。

んで?

なんの用でここに来たんだ?

あぁ、そうでした。

紫様、今度 みんなで旅行に行きませんか?

は、?

りょ、こう、?

はい。

いや、いきなりなんで、?

あの、その、

( ˙꒳​˙ )???

紫様がいつも頑張ってくれていますので、

その、ご褒美みたいなものを と思いまして、

そうか、

いや、いきなりそんなこと言われても困るんですけど!?

あの 橙が、?

いっつも 口を開けば仕事仕事言ってる

あの仕事マン橙が!?

怖いんだけど、

紫様?

旅行はお嫌いでしたか、?

いや、

そうじゃねぇ。

良かった…((ボソッ…

橙…

あの、紫様、

旅行は、どうなさいますか?

分かった。

行くよ。

❀(*´▽`*)❀

本当ですか!?

あ、あぁ。

ブンブンブン

手を取り (手を振る) ↓

ありがとうございます!

紫様!!

お、おう。

それでは!桃たちに伝えてきますね!

1週間後に行きましょう!!

紫様!それでよろしいですか!?

あ、あぁ。

いいぜ。

紫様!今日のおやつは増やしておきますので!

お!それは朗報だな!!

それでは、失礼しました!

バタン

(´︶`*)~♬♪゚¨

橙って、そんなに旅行好きだったんだ…

知らなかった…

でも…

笑顔の橙 可愛いかったな…///

また、見れるかな…?

それは紫様の努力次第じゃないですか?

桃。

良かったですね。

おやつが増えるそうじゃないですか。

おう。

なぁ、桃。

なんでしょうか。

橙に旅行の件、持ち出したのはお前か?

我々、メイドの決断です。

なんで勝手に提案した?

・・・

なんで俺の許可なく、橙に持ち出した。

答えろ。

紫様だけには言いたくなかったんですが、

仕方ないですね。

・・・

実はですね、橙、

好きな人ができたらしいんですよ。

は?

今、なんて、?

好きな人が出来たそうですよ。

誰が、って言った、?

桃、?桃だよな、!?

それとも、青か、!?

赤か、!?黄か、!?

紫様、現実を見てください。

そうは言ってもよ、!

俺、信じれねぇよ、信じたく、ねぇよ、!

橙に恋人、?

橙が俺以外の奴と、あんなことやこんなことを、!?

紫様、橙の好きな人が紫様じゃないと決まった訳ではありませんよ。

ライバルがどんな相手でも勝つ それが紫様じゃないんですか?

桃、

俺、まだ、

勝機ってあるのかな、?

自分を信じて行動すれば結果は着いてきますよ。

桃、ありがと。

お前には助けられてばっかだな。

お前が部下で良かったよ。

よし、

俺、作戦練って来るわ。

じゃ。

紫様!お待ちください!

まだ話が、!

ぽん

!?

・・・え、?

桃、

お前は本当にいい部下だよ。

いつもありがとな。

これからもよろしく。

な?(*´罒`*)♡

トコトコ

・・・

紫様、

橙「桃ちゃん、俺な、好きな人が 出来たかもしれんねん。」

はぁ?

マジで言ってんの?

おん。

好きかどうかは自分でもわかってへんねんけど、

その人の事を考えるだけで心臓がバクバクうるさいねん。

あーね。

それは完全に恋だね。

やんな!?

俺、どうしたらええんかな、?

その好きな人って紫様?

へ!?///

図星かよww

や、やって、///

旅行に誘ってみれば?

え、?

橙、旅行好きだろ。

そう、やけど。

紫様もきっと、OKしてくれるって。

そう、かな?

(それに、橙 命の紫様が断るわけねぇしな。)

紫様、嫌がらへんかな?

大丈夫さ。

自分を信じろ!橙!!

は、はい!

俺、行ってくる❗

おう!行ってこい!

勝てるわけねぇよな。

俺じゃ、ダメなのか、?

俺の方が、早く好きになったのに、

紫、様、

呼んだか?

桃。

な、紫様、!

なぜ、ここに、?

なんでって、

おやつ、みんなで食った方が美味いだろ?

だから、呼びに来た。

あ、そうだったんですか。

てっきり俺は、

怒られるのかと、

あ?

怒る?なんでだよ。

お前なんかしたんか?

あの、

なんでもない、です。

(紫様を応援しないと、)

(俺の事なんか、後回しだ、)

(でも、俺だって、本当は、)

( ,,>з<)ブッ

あはははww

紫様、?

お前さぁ、

何 難しい顔してんだよ。

え、?

お前の気持ちに俺が気づいてないとでも、?

え、?

それって、

ま、その話はまた後日、な。

紫様、

その、勘違いしても、よろしいのですか、?

お前の好きにしろ。

だが、

ひとつだけ言っておく。

俺は、橙以外を恋愛対象で見たことがないとは言ってないからな。

、!?

んじゃ、俺は橙のとこ行くから。

桃、頑張れば勝ち筋できるかもな。

じゃーな。

(紫様が、)

(俺を否定はされなかった、!)

(俺に勝ち筋なんかあるのか、?)

なにボーッとしてんのさ。

桃さん。

、!?

なーんだ

青か。

(*`н´*)ムゥ…

なんだってなんだよ。

よーし。

リビング行こっと。

無視すんな!

桃ぃ!!

旅行日 当日

旅館にて

でっけぇ、旅館だな。

特別サイズの旅館がこれしかなく、

お気に召して貰えませんでしたか、?

いいや。

満足はしたよ。

ε-(´∀`;)ホッ

それならよかったです。

←・・・(・ω・。) ジーッ

( ˙꒳​˙ )???

大王様?私の顔になにかついてます?

そうじゃねぇよ。

それなら良いんですが、

←・・・(・ω・。) ジーッ

( ˙꒳​˙ )???

橙に好きな人がいるって事は

桃から聞いた。

だが、手がかかりが1個もねぇ。

男なのか、女なのかも

分からねぇし。

そんな状況で俺は、

橙と普通に接することが できるのか、?

橙は俺のもんだ。

誰にも渡さねぇ。

でも、橙の幸せの為だとしたら、

俺は、橙を諦めきれるのか、?

・・・

・・・クソが、

俺は、どう接すればいいんだ、?

どう接するのが正解なんだ、?

だいお、さま、?

先行ってるな。

大王様、!

きぃー バタン

っ、

・・・

桃、ちゃん、

おれ、なんか変なこと、したんかな、?

教えてや、桃ちゃん、

お前のせいだよ。

え、?

お前が紫様のことが好きになったとか言うから。

紫様は気づいてたよ。

お前の機嫌が良かったことを、

不思議そうな口振りだったから。

桃ちゃん、?何の話してるん、?

全部お前が悪いんだよ!

俺は、聞かれたら答えるしかねぇじゃねぇか。

っ、

俺の方が好きなのに、

え、?

お前よりも先に、

俺の方が橙よりも紫様のことを好きだし、

幸せにもできる。

お前みたいな仕事人間が紫様のような

不器用で、優しい素敵な人を幸せに出来るわけない。

お前なんかが、紫様と釣り合うわけない。

ただ、紫様に好かれてるからって調子乗んなよ。

俺が絶対に紫様の恋人になる。

首突っ込んでくんなよ。

橙。

桃ちゃん、!

どういう意味なん、?

大王様が、俺のこと好きって言った、?

あ''ぁ?

そうらしいぜ。

だからって調子乗んなよ。

紫様は絶対 俺のものにするから。

へ、?

きぃー バタンッ

どういうこと、?

(大王様が俺のことが好き、?)

(でも、桃ちゃんも大王様のことが好き、?)

(だからってなんで俺が威嚇されたん、?)

あーあ、

厄介なことになったね。橙くん。

え、?

ああなった桃くん面倒臭いからなぁ。

しかも紫くんも ものすっごい勘違いしてますよ。

あの様子ですし。

だよなぁ。

橙くん、どうする?

青、赤、黄、

俺は、どうしたらええの、?

ん〜?

そりゃあ、橙くんの好きなようにしたら?

僕達は橙くんに協力するし。

任せんしゃい!(*•̀ㅂ•́)و✧

安心してくださいね。

僕たちが着いてますから。

みんな、ありがと、

まずはどうするか。

青、質問してええ、?

いいよ〜。

桃ちゃんはなんで怒ってたん、?

あ〜、それか。

青、?

青ちゃん、別に言ってもいいんじゃない?

桃くん本人がほぼバラしてますしね。

だね。

(*´ω`*)?

あのね、橙くん、

桃くんはね。

橙くんが紫くんを好きになるずっと前から、

紫くんのことが好きだったんだよね。

それはもう、溺愛してたくらいに。

中学生くらいから暴走し始めましたよね。

紫くんに近づいたやつを殺す勢いでね。

そうやったん、!?

もしかして、

橙くん、

気づいてなかったんですか、!?

え、おん。

桃ちゃんと大王様仲良いなぁとは思ってたけど、

そういう意味やとは知らんかった、

さすが、''TS橙''だ。

''TS橙''?

どういう略語なん?

''天然側近橙''

TはてんねんのTで、

SはそっきんのSだね。

なるほど?

分かってないね。

この様子じゃ。

だね。

橙くんには難しかったんでしょうね。

なんか馬鹿にされとる!?

まぁ、今は桃くんと紫様をどうにかしなきゃ。

あれ?俺の話 完全無視?

じゃあ、まずは、作戦会議だね。

どうしましょう、

あれ?俺って居らんの?

はぁ〜あ、

桃「紫様だけには言いたくなかったんですが、」

桃「実はですね、橙、好きな人が できたらしいんですよ。」

なんで、

こうなっちまったんだろ、

橙「素直な方が良いですよ。 大王様は。」

橙、

おれ、嫌われた、かもな、

トントントン

紫様、失礼します。

桃です。

なんの用だ。

紫様にお話がございまして。

・・・チッ

さっさと済ませろ。

御意。

紫様、恋人を作る気はございませんか?

は?

お前、何が言いたい。

俺に対する嫌味か?

そんなのではなく、

提案をしにきました。

提案?なんだよ。

(自分だって機嫌が悪いのに)

(部下の言いたいことをちゃんと聞いてくれる、)

(本当に紫様はいい人だな。)

紫様、私を恋人にしていただけないでしょうか?

は?

お前 何言ってんだよ。

今の状況わかって言ってんの?

充分、承知しております。

なら なんでそんな言葉が出てくんだよ。

紫様には幸せになってもらいたいので。

そこはありがたいけどよ。

なんでそこにたどり着いたのかって聞いてんだよ。

橙と紫様が恋人になるのは

全然釣り合ってないと思います。

お前、何が言いたい。

正直に申し上げます。

紫様のような素晴らしい御方が、

橙のようなくそ真面目人間と恋人になるのは、

おかしいと思います。

・・・

私の方が絶対に紫様を幸せにしますし、

橙みたいに仕事に熱心になりすぎて紫様に構う時間を作らないようなことも

絶対に致しません。

橙よりも私と恋人になられた方が、

紫様も幸せになれると思います。

・・・

紫様、考え直して頂けませんか。

私と恋人になられた方が得ですよ!

どうです!?

私の言うこと合ってますよね?

私は何一つ嘘のことを言った覚えはありません!

橙なんかやめて私の恋人になっていたd((

ベチンッ

・・・っ、

なんで殴るんですか。

橙みたいなやつより、

私の方が紫様に釣り合ってるじゃないですか!

何が間違ってるって言うのです!?

ギギギギッ

お前はもう喋んな。

あんなやつのどこがいいんですか。

私の方が絶対に、

喋るなつっただろうが。

次喋ったら殺すぞ。

ギロリ

・・・っ、

ここから1歩も出るな。

破ったら、命はねぇと思え。

いいな?

・・・はい。

とことことこ

橙はいいよな、

あんなに紫様に好かれててさ、

俺なんか、

紫「お前はもう喋んな。」

紫「次喋ったら殺すぞ。」ギロリ

絶対嫌われたよな、

クビかな、

はぁ、

桃「紫様、私を恋人に」

桃「して頂けませんか?」

桃、

橙「大王様、!」

橙、

俺は、どうしたらいいんだよ、

どうするのが正解なんだよ、

大王様〜!

はぁ、はぁ、はぁ、

こんなタイミングで、かよ、

どう接したらいいんだよ、

何の用だ。橙。

俺は今、忙しいんだ。

用があるなら後にしてくれ。

今は、1人にさせてくれ。

それは、

できません。

なんでだよ。

俺の命令が聞けねぇのか?

橙。

大王様のご命令でも、聞けることと聞けないことがございます。

・・・

・・・チッ

生意気な口 利きやがって…(低音)

‪Σ( ˙꒳​˙ ;)ビク‬

おい、橙。

は、はい。

俺が誰だかわかってるよな?

はい。

歌い手界の大王様でございます。

だよな?

じゃあ、

お前が従わなきゃいけねぇやつは?

紫大王様、です。

じゃあ、何故、お前は主人の命令が聞けない?

聞けないじゃねぇな、聞かねぇんだもんな。

・・・っ、

それは、!

大王様に言いたいことがありまして、

俺に言いたいこと?

はい、!

だからこうして、必死に探し回ってたんですよ、!

どうしても言いたくて、!

・・・

なんで、なんで、

俺に優しくするの、?

お前には他に好きなやつが、

・・・なんでだよ、

え、?

なんで俺に優しくすんだよ!

お前には、お前にはさ、!

他に好きなやつがいるんじゃ、、!?

やべ、バランス崩した、

俺、死ぬのかな、?

大王様!!

グイッ

うおっ!?

バタンッ

はぁ、はぁ、

大王様、?ご無事ですか、?

・・・

だいお、さま、?

・・・クッ、

クソが、ヒック

大王様?

(何故、泣いて、?)

あの、大丈夫、ですか、?

諦めきれない、

どうしても、

どう考え直しても、

橙のことで頭がいっぱいで、

考えれば考えるほど、

橙のことが好きだっていう感情が、

橙のことを独り占めしたいっていう 独占欲が、

俺を支配してくるのに、

橙は俺に優しくしてくる、

俺は、どうすれば、

どうするのが、正解なんだよ、

大王様、お話、聞いていただけませんか?

腹括るしか、ねぇよな。

せめて、最後だけでも橙の前では

かっこいい俺でいたいから。

あぁ。いいよ。

なんでも話せ。

どんな結果になろうとも。

俺は受け入れる。

ありがとうございます。

では早速、

正直 怖いよ、

橙から好きな人の話聞くのは、

でも、俺は聞かなきゃいけないから。

部下の気持ちも考えて行動しないと、

大王失格だろ?

大王様、あの、

私と、!

付き合っていただけませんでしょうか!?///

へ、?

ふはははww

紫くんいきなりどしたん。

大声なんか出して。

いやぁさ、

懐かしいなって。

(。• . •。) ??

まさか、ああなるとはな〜。

何の話してんの?

ん〜?

橙くんが俺に告白してきた時を思い出してた。

あぁ〜///

あんときの橙くん、可愛かったなぁ。

顔真っ赤にしてさ〜

必死に俺に気持ち伝えようとしてくれてさ〜

ちょっ///

紫くんやめてや///

あん時は俺やって必死やってんから!///

分かってるよ。

だからこそ思い出したら可愛くて仕方ないんだよ〜

紫くん!///

ふふふww

橙くんの告白を受けてから数年、

いいや、人間界でいったら

数百年になるな。

俺たちは大王と側近の座を降りた

だが、タダで降りれたわけでなかった

桃や青達にはめちゃくちゃ怒られた

なんで相談しなかったのか、

もっと早く相談して欲しかった等、

あいつらにはめちゃくちゃ 苦労かけたな

俺らが何故、大王と側近の座を 降りれたのかと言うと、

俺と橙くんの間に子供が出来たのが、

きっかけだった。

初めはこの地位から 退ける気はなかったけれど、

桃や青達から勧められた

俺たちの地位では、中々、

2人っきりの時間は取れなかった

そこで俺は、橙と相談して、

地位を降りて2人で同棲を始めた

俺らの子供、「茶(ブラウン)」は

俺の後を継ぎ、 歌い手界の大王に就任した

茶の側近は俺らが1番信用してる、

桃に任せた。

あいつは''俺には勤まらない''とか 言って逃げようとしたが、

俺は''お前にしか勤まらねぇよ。

俺らの子供を任せたぞ。''

と言ってやった。

桃は泣きながら でも、 はっきりとこう言った。

''ありがとう ございます、!''

俺らは桃に任せてよかったな。

と笑いあった。

ほんと、俺って幸せ者だなぁ。

え?いきなりどうしたん?

俺もやけど。

周りの人達にも恵まれてるなぁって。

橙にも会えたし。

桃達だって俺らのこと、喜んで受け入れてくれたしな。

まぁ、相談しろって怒られたけどなw

んふふww

やねw

俺、みんなが大好きなんだ。

・・・

俺、お前らと会えて、本当に幸せだ。

・・・

橙くん?

なんで黙ってんの?

・・・好きなん?

え?

俺より、桃達の方が好きなん、?

ᐡඉ́  ̯ ඉ̀ᐡ

・・・っ、

まじか、

ノω・、) ウゥ・・・

橙、お前、

可愛すぎだろっ///

へ?///

やべぇな、

くそっ///

大王様、?///

(上目遣い)

ちょっ///

やめろっ!橙!///

あ、はい。

あの顔やばいって///

それプラス上目遣いって///

殺しに来てる///

橙くんか、桃達どっち好きかって?

(。_。`)コク

そんなの、

橙に決まってんだろ?(イケボ)

んっ///

イケボずるい!///

あははwww

今思えば、あの時が俺にとって

最初で最後の葛藤だったのかもな。

俺にとって変わることの無い事実、

それは、

橙、お前のことを誰よりも愛してるっていうことだ。

紫くんなんかいった〜?

ううん。

なんでもないよ。

橙、お前は何があっても、

俺のものだ。

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚