昼休み
ゼーデラ
サジー
サジー
サジー
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
サジー
サジー
サジー
サジー
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
そんなゼーデラのつぶやきは サジーには聞こえていないようで
販売コーナーに向かってスキップしていた
サジー
サジー
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
サジー
ゼーデラ
パン ごはん パスタ サラダ 揚げ物 その他にもたくさん
テーブルが見えなくなるほどに置かれた 山のような食べ物たち
それが魔法のように サジーの口に吸い込まれていく
サジー
サジー
サジー
ゼーデラ
前髪に隠れた ゼーデラの表情は見えないが
明らかにドン引きしている
ゼーデラ
サジー
サジー
ゼーデラ
サジー
サジー
ゼーデラ
「どういうこと?」と顔をしかめるが
その表情は サジーには伝わらなかった
暫く夢中で頬張っていたサジーだが
何を思ったのか 急にピタリと食べる手を止める
サジー
サジー
ゼーデラ
サジー
サジー
ゼーデラ
ゼーデラ
サジー
サジー
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
少し落ち込むサジーにゼーデラは ぶっきらぼうにフォローを入れる
サジー
ゼーデラ
ゼーデラがその後の言葉を選んでいると
がたっ!
と、サジーは勢いよく立ち上がる
サジー
サジー
サジー
サジー
ゼーデラ
ゼーデラ
サジー
サジー
サジー
サジー
サジー
そう高らかに宣言したサジー
サジー
サジー
ゼーデラを含めカフェテリア中の 支援を集めてしまったことに気づくと
恥ずかしそうに慌てて座る
何事も無かったかのように 食べ始めるが
手遅れのようだ
カフェテリアのあちらこちらから ひそひそ話が聞こえる
サジー
ゼーデラ
サジー
ゼーデラ
サジー
サジー
サジー
サジー
ゼーデラ
ゼーデラ
サジー
ゼーデラ
サジー
ゼーデラ
出会った時からそうだったけど
やたらと含みのある言い方をする癖に
詳細は何も教えてくれない
何が起きているの…?と 握った拳に力が入る
サジー
サジー
サジー
サジー
ゼーデラ
サジー
サジーが何かを言いかけたが
それよりも早くゼーデラが席を立つ
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
ゼーデラ
サジー
ゼーデラは逃げるように カフェテリアを出ていく
サジー
サジー
残されたサジーは 呆然と出入口を見つめる
サジー
その日の午後は 誰にも話かけられることがなく終わった
転校初日にしては寂しいな、と 感じつつも
サジー
ガミスやダエルとの会話がそれ以上 無かったことにサジーは安堵していた
サジー
サジー
サジー
唯一会話ができていた ゼーデラにも拒絶され
どうしようかと悩んでいると
マリーニ
マリーニがサジーの肩を指でつつく
サジー
マリーニ
サジー
サジー
ぱあっ、と表情が明るくなる サジーをみて
マリーニは眉間に皺を寄せる
マリーニ
マリーニ
そういうとマリーニはサジーを置いて さっさと廊下へ出ていってしまう
サジー
サジーも持ってきた荷物を よろつきながら背負うと
慌ててその後を追いかける
ガミス
ダエル
その様子をガミスとダエルは 目で追っていた
サジー
マリーニ
マリーニはこちらを見ずに歩き続ける
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
マリーニ
ようやく足を止めこちらを見てくれたが
その表情は明らかに迷惑そうだ
この状況でさっきの事を聞くのは まずい、とサジーは思った
サジー
マリーニ
サジー
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
マリーニ
サジー
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
マリーニ
マリーニは再び歩き出した
マリーニ
マリーニ
長い渡り廊下を抜け
学生寮へとたどり着く
サジー
木製のベッドに淡い黄色の壁
西日が差し温もりを感じる 小さな2人部屋
マリーニ
マリーニ
サジー
サジーはやっと大荷物を床に置いた
マリーニ
マリーニ
サジー
マリーニ
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
こんなにも拒絶しているというのに?
あまりに想定外な言葉に
思わず声が大きくなるマリーニ
マリーニ
足早に部屋の中へ入るマリーニを 何となく目で追うと
彼女の机の上には
沢山のトロフィーや記念品が
マリーニ
その視線に気づいたマリーニは
慌ててその前に立ち腕を広げ机を隠す
サジー
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
サジー
マリーニに近づくと 机を隠し切れてない腕の隙間から覗く
サジー
サジー
手前の方にバイオリンを模した 小さなトロフィーが
西日に照らされて輝いていた
マリーニ
マリーニ
マリーニは観念したように腕を下ろす
マリーニ
サジー
サジー
マリーニ
どきり、とマリーニの肩が上がる
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
サジー
マリーニ
照れを隠すように俯きながらも小さく頷く
サジー
サジー
マリーニ
サジー
サジーは少しわざとらしく しゅん…と落ち込んでみせる
マリーニ
その姿をみたマリーニは小さく声を漏らす
部屋の入口から少し顔を出すと
キョロキョロと部屋の外の様子を伺う
マリーニ
ふぅ、と息を吐くと 入口の扉を閉めサジーの方を向く
マリーニ
サジー
サジーは自分のベッドに腰をかける
引き出しを開けると 高級そうなバイオリンのケースが現れた
大事そうにそのケースから バイオリンを取り出す
所々に使い込まれているのを 感じさせる傷はあるものの
その表面はぴかぴかに 手入れが行き届いていて
サジー
思わず声が漏れる
マリーニ
マリーニは小さくつぶやくと 弓を構える
演奏が始まった途端
ぶわっ…と暖かい風が サジーを包んだ
柔らかくて美しい
語りかけてくるような音色
サジー
思わず息を飲む
サジー
サジー
サジー
サジー
サジー
なにより バイオリンを演奏しているマリーニは
とても幸せそうで
サジーの心に込み上げてくるものがあった
演奏が終わると サジーはいつの間にか立ち上がり
マリーニの手を握っていた
マリーニ
サジー
サジー
サジー
サジー
マリーニ
サジー
サジー
サジー
サジー
マリーニ
サジーの勢いに されるがまま目を開いていた マリーニだったが
やがて少し照れながら サジーの手を握り返す
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
サジー
サジー
それを聞いたマリーニは 驚いて顔をしかめる
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
マリーニ
マリーニ
マリーニ
サジー
そもそも今聞いた話の全てが 初めてだらけで
魔力値どころか 魔法の存在さえも知らなかった
それどころか小さい頃の記憶は…
サジー
マリーニ
マリーニ
ハッと我に返り慌てて首を振る
サジー
サジー
サジー
サジー
マリーニ
マリーニ
サジー
サジー
マリーニ
ここまで話してサジーは気づく
サジー
サジー
サジー
マリーニ
サジー
サジー
サジー
マリーニはするりとサジーの手を解くと
弱々しい声で答える
マリーニ
マリーニ
サジー
マリーニ
マリーニ
マリーニ
巻き込めないってどういう事?
サジー
サジー
マリーニ
マリーニはバイオリンをしまうと
足早に部屋を出ていってしまった
サジー
サジー
サジー
その日はもう マリーニと顔を合わせる事はなかった
翌日
サジーはその答えの一部を 知ることになる
サジー
サジー
つづく!
キャラクター紹介
コメント
18件
(ᯅ̈ )ストーリー神だし…絵が上手いし…病みますよ?
バイオリンがうますぎて目が乾燥しちゃったよーぅ(((うっせ黙れ)))