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〜前回のあらすじ〜 組織の構成について教えてもらおう!

一色 凛音

えー、『檳榔子』には、御空を除く幹部全員に一つチームがあります。

一色 凛音

刻チーム、天チーム、あやめチーム……って、幹部1人が中心となったチームで仕事を進める。

七瀬 あお

へぇっ。

一色 凛音

まずは刻チーム。

一色 凛音

治安良し。刻を純粋に尊敬してる部下が多い。
刻は一番上司らしいから頼れます。
檳榔子の中でも中心的存在のチーム。
特進クラスみたいな感じ。
ただ、TOP2のチームなので比較的忙しさ、責任感は有り。

一色 凛音

次に天チーム。
治安普通。
天も上層部なので忙しめ。
情報収集、操作が主。
天はああ見えてしっかりしてるから安心。

梅重 天

ふふ、じゃろ〜?

一色 凛音

次、あやめチーム。
リーダーがアレだからチームも治安悪い。
現場に出ることが多いです。
下手したら玩具にされるから注意するように。

七瀬 あお

はいっ。

藤 あやめ

お?お?やんのか?

一色 凛音

僕、凛音チーム。
治安良し。
外部との商談についてきてもらうことが多い。
ただ、檳榔子には僕のことを良く思ってない人がいるから部下にも苦労させてるかも。

一色 凛音

…それでも、ついてきてくれるヤツらだから、大切にしたいんだよね

七瀬 あお

……

藤 あやめ

それずるいやろ。そーやってあおちゃんのこと引き抜こうとしとるんやろ!!

檜皮 璃寛

ずるい!自分だけ良い風に言って!

一色 凛音

うるさいです。次

一色 凛音

僕の兄、律チーム。
治安普通。
銃等の扱い方が一番上手くなるのはこのチーム。
無口で初めは接しにくいかもしれないけど、良い奴です。
兄さんモデルやってたから、一部信者がいます。

七瀬 あお

なるほど……?

一色 凛音

次、璃寛チーム。
治安普通。
現場に出ることが多いです。
幹部で一番、部下と仲良しのチーム。
ただ、璃寛は楽しくなると突っ走ってっちゃうから置いてかれる可能性大。

檜皮 璃寛

は!?置いてかねーよ!

一色 凛音

いやこの前置いてってたじゃん

檜皮 璃寛

っ…、それは…!

一色 凛音

はい次、ラスト。寛由チーム。
治安良し。…というより、部下が寛由に恐れてるだけ。
経済、金銭関連のことを寛由に丸投げしてる。
今、使えそうな裏切り者は全部寛由にまわしてます。

七瀬 あお

えっ?

一色 凛音

実験に使うそうです。詳しい事情はまたいつか。

七瀬 あお

え、えぇ…、?教えてほしいんですけど…

一色 凛音

ごめん。…でも、入らないほうが良いよ。人数足りてるし

檜皮 寛由

足りません

一色 凛音

足りてます

一色 凛音

気に入られたら、裏切ってなくても実験体にされる可能性有。チームじゃない場合も警戒せよ

七瀬 あお

はい!

檜皮 寛由

一色さん、変なこと教えないでください

一色 凛音

事実しか述べてません

一色 凛音

刻とか兄さん辺りはたまに天然が炸裂するから気を付けて

深緋 刻

?(良く分かってない)

一色 律

なっ、…………。(自覚アリ)

深緋 刻

……で、どこに入るんだったか?

一色 凛音

人数足りてるから、幹部サポートにまわってもらおうと。チームはあやめだと思ってたけど…

梅重 天

どこがええ?決めてえーよ。

七瀬 あお

え、いいんですか?

藤 あやめ

あおぉ。お前んこと助けたの誰や?

七瀬 あお

え、

藤 あやめ

俺おらんかったら、ジブン、律に殺されとったで?なぁ。そんくらい分かるやろ?

七瀬 あお

あ…、え、っと……

梅重 天

あやめぇ、あんま怖がらせんで。

梅重 天

そがいなこと言うけぇ、治安悪いって思われるんじゃろ。

藤 あやめ

てか、マフィアに治安もクソも無いやろ。まずそこからおかしいわ。

一色 凛音

“比較的”の話なので。

藤 あやめ

まぁええわ。ジブンが決めろや。

七瀬 あお

え、えぇ………っ

あやめの視線が七瀬に刺さる。

七瀬 あお

…………あやめさんで…

藤 あやめ

ほらぁ!

梅重 天

がち?後悔せん?

七瀬 あお

だ、大丈夫…です…!

藤 あやめ

やっぱ分かっとんなぁ、お前!

深緋 刻

じゃあ、藤チームか。だが、他の幹部のサポートについてもらうことも多くなると思う。

深緋 刻

その時は、よろしく頼む。

七瀬 あお

はい、お願いします!

檜皮 寛由

藤さん、しっかり仕事教えるんですよ。

藤 あやめ

へいへい。

七瀬 あお

……あの

藤 あやめ

あ?

七瀬 あお

私、ここに居て良いんですか…?

梅重 天

七瀬 あお

他の社員さん達は、こんなに幹部の近くにいませんよね?

七瀬 あお

普通にみんなが仕事してる部屋とかもあったし…。そういうところに行ったほうがいいんじゃ

檜皮 璃寛

あー…。良いんじゃねぇの?

璃寛が御空の方に視線を送った。

白練 御空

…良い。まだ信用できねーから、暫く監視する

七瀬 あお

あぁ、そういう……。

深緋 刻

じゃあ、ここを案内する。ついてきてくれ

七瀬 あお

はい!

深緋 刻

——主に、あやめチームはこの階を使う。

深緋 刻

幹部は、自チームの階か、さっきいた上の階で仕事をすることが多い。あそこは主に幹部が使う階だ

七瀬 あお

う……は、はい…。

七瀬 あお

(広い…。何階あるの?覚えらんないよ〜…!)

深緋 刻

1階に応接室やエントランス、喫煙室、倉庫。

深緋 刻

2階〜8階が各チームの執務室。体術や、武器の扱いを鍛える部屋もある

七瀬 あお

へぇ……

深緋 刻

9階は主に幹部の執務室、幹部用の稽古室。用があれば入ってきて構わない。

深緋 刻

だが、10階には上がるな。これを破った場合、“裏切り行為”とみなす

七瀬 あお

……っ

深緋 刻

いいな?

七瀬 あお

っはい、!

刻がスマホを取り出し、画面を見つめた。

深緋 刻

…すまない、急ぎの用が出来た。1人で9階まで戻れるか?

七瀬 あお

は…、はいっ。大丈夫です

深緋 刻

分からなかったら誰にでも聞け。じゃあ、

刻は、早足で歩いていった。

七瀬 あお

(…忙しいんだな)

七瀬 あお

(なんていうか…反社って、こんなに“会社”って感じなんだ。)

七瀬 あお

(もっと、犯罪者!不良!って感じだと思ってた。)

そんなことを考えながら、刻と来た通路を辿っていく。

藤 あやめ

あーお♡

七瀬 あお

ぅわっ、!……あやめさん。

藤 あやめ

あは、びっくりした?

七瀬 あお

しました。あの、一緒に9階まで戻ってくれませんか?

その質問には答えずに、あやめが七瀬に詰め寄る。 七瀬は壁際まで追い詰められ、なぜか笑顔の彼を 困惑しながらも見つめていた。

七瀬 あお

…?

七瀬 あお

(…流石に、この距離だと怖いな。逃げれない…)

藤 あやめ

ありがとね、俺のチーム入ってくれて。

七瀬 あお

あ…、いえ…。

七瀬 あお

(確かに、命の恩人といえば恩人だし。)

藤 あやめ

紹介んとき、凛音が「玩具にされるかも」って言うてたの、聞いとった?

七瀬 あお

え……、はい…

藤 あやめ

はは、やっぱぁ?

あやめが七瀬の顎を掴んだ。 あの時、彼に腕を掴まれた感覚を思い出す。 突然、忘れていたはずの恐怖が湧き出してきた。

七瀬 あお

痛……っ

藤 あやめ

それ……、俺の玩具になる覚悟、あるってことやんなぁ?

七瀬 あお

…え…………

おまけ

一色

梅重 天の自己紹介です。

梅重 天

ども〜、梅重天、29歳です。
誕生日は3月24日、A型。
広島出身じゃ

梅重 天

『檳榔子』トップ3でやっとる。
世界で一番カワイイマフィア゙です♡

梅重 天

一色

また次回でお会いしましょう。

マフィアグループ「檳榔子」に捕まりまして。

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