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【完結】世の中は理不尽だけれど…

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【完結】世の中は理不尽だけれど…

14 - 世の中は理不尽だけれど…⑫

♥

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2021年03月09日

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中級悪魔

くそっ

中級悪魔

人間の魂食うだけなのに

中級悪魔

どんだけ手こずらせるんだよ…

中級悪魔

先に始末した奴らの魂も見失っちまうし

中級悪魔

あいつを放っておいたら

中級悪魔

サタンにまで手を出しやがって

中級悪魔

くそっ

中級悪魔

なんで上手くいかないんだ

サタン

地上に来るのは初めてなのか?

中級悪魔

!?

中級悪魔

は?

中級悪魔

な、なんで居場所が

サタン

我には何百年と培ってきた情報網があってな

サタン

見知らぬ悪魔の居場所は大体把握しておるのだ

中級悪魔

ちっ、そういうことかよ

中級悪魔

…あ、その使い魔死んでなかったんだな

ヴィアルテ

……

サタン

我と契約しておる使い魔は

サタン

普通の使い魔よりも頑丈になるのでな

サタン

お主程度では殺すことは出来ぬ

中級悪魔

ふぅん…

中級悪魔

よかったなクソ雑魚使い魔

中級悪魔

サタン様のお陰でもう一回痛い目見れるってよ

ヴィアルテ

っ!!

サタン

お主と争うつもりはない

中級悪魔

は?

中級悪魔

悪魔の代名詞ともいえるあんたが何言ってんだよ

サタン

太郎の居場所を教えてくれさえすればそれで許そう

中級悪魔

許すってなんだよ

中級悪魔

なんであんたにオレの餌の場所教えなきゃいけないんだ?

ヴィアルテ

サタン様

サタン

待て

ヴィアルテ

しかし

中級悪魔

よし、わかった

サタン

むっ

中級悪魔

あんたが”教えてください”って

中級悪魔

頭を下げたら教えてやる

ヴィアルテ

てめぇ!

中級悪魔

いいのか?

中級悪魔

流暢にやってると

中級悪魔

もう二度とあのガキに会えなくなるぞ?

中級悪魔

ほら、頭を下げてみろよ

サタン

…ふぅ

サタンは重いため息を吐く。

サタン

我は穏便に済ますつもりであった

中級悪魔

じゃあ、頭下げろよ

サタン

だが、お主にそのつもりが無いのなら

中級悪魔

……

サタン

我も悪魔ゆえ

サタン

売られた喧嘩は買うしか出来ぬ

中級悪魔

!!

中級悪魔

へ、へぇ!やろうってのか

サタン

ルーテ

ヴィアルテ

はい

サタン

殺さぬ程度に頼むぞ

ヴィアルテ

かしこまりました

中級悪魔

え…ははっ!なんだよ

中級悪魔

ビビらすなよ

中級悪魔

クソ雑魚使い魔相手なら余裕だよ

サタン

ほぉ

中級悪魔

てめぇは一回オレにやられてるんだからな

ヴィアルテ

……

ヴィアルテはポケットから真っ赤な三角帽子を取り出し、

目深に被る。

中級悪魔

なになに?

中級悪魔

それ被って何が変わるの?

悪魔は嘲るように言い、構える。

ヴィアルテ

別に

ヴィアルテ

なんも変わらねぇよ

ヴィアルテ

クソ雑魚使い魔なんで

ヴィアルテ

武器使ってもいいだろ?

中級悪魔

ああ、好きにしろよ

中級悪魔

それでもオレには勝てないだろうけどな

ヴィアルテ

……

彼はどこからともなく使い古された斧を取り出す。

ヴィアルテ

んじゃ、やるか

ヴィアルテ

一発で死ぬなよ

中級悪魔

ふっ、雑魚がっ

中級悪魔

勝手に言ってろ

中級悪魔

すぐに立てなくしてやるよ!

ベザル

倒しても倒しても湧いてくるよ~~~

ロマリエル

当たり前でしょ!

ロマリエル

幻影結界の中なんだから!

ロマリエル

こいつら全員幻影なんだから!

ベザル

そのくせ攻撃は痛いし

ベザル

何やっても怯まないし

ベザル

疲れた~~

ベザル

休んでいい?

ロマリエル

いいわけないでしょ!!

ロマリエル

ほら!右!

飛び掛かって来た狼の喉に噛み付き、

引き千切る。

ロマリエル

耳塞いで!!

ベザル

はいは~い

ロマリエルは超音波に近い絶叫を上げ、

地面から出てきたゾンビの頭部を破壊する。

ベザル

ほんとキリないねぇ…

ロマリエル

サタン様が何とかしてくれる

ロマリエル

それまで耐えるの!

ベザル

わかってるってば

気だるげに言い放ち、

熊の喉笛に噛み付いた。

中級悪魔

……

床の上には

手足を斧で切り落とされた悪魔が

仰向けに倒れていた。

その腹の上に

ヴィアルテは座っている。

サタン

この程度で悪魔は死なぬ

サタン

まぁ、向こう五十年はまともに動けなくなるだろうが…

中級悪魔

く、くそっ…

中級悪魔

さっきとは別人じゃねぇか……

ヴィアルテ

わりぃな

ヴィアルテ

奥の手はあんまり使いたくねぇんだわ

そう言って返り血で真っ赤に染まった帽子を取って

ポケットに突っ込む。

中級悪魔

ちくしょぅ…

サタン

では、今一度問おう

サタン

太郎はどこだ?

中級悪魔

……

中級悪魔

そこの鏡から

中級悪魔

…幻影結界の中に入れる…

中級悪魔

そん中だ

サタン

うむ、わかった

サタン

ルーテ

ヴィアルテ

はいよ

サタン

そやつからマリーとベザルがいる場所も聞いて

サタン

二人を出してやれ

ヴィアルテ

あいよ

それだけ言うとサタンは鏡の中に入っていった。

ヴィアルテ

んじゃ、教えて貰おうか

ヴィアルテ

二人を閉じ込めてる結界の媒介のある場所を

中級悪魔

ペッ

悪魔は血の混じった唾をヴィアルテの頬に吐きかけた。

ヴィアルテ

は?

中級悪魔

誰が教え

その喉元に血塗れの斧をあてがう。

ヴィアルテ

知ってるか?

ヴィアルテ

悪魔ってのは

ヴィアルテ

首を切り落としても生きていられるらしいじゃねぇか

中級悪魔

っ!!

ヴィアルテ

お前はどうなんだろうな

そしてギリギリと力を込めていく。

ヴィアルテ

知っての通り

ヴィアルテ

この斧の切れ味はめちゃくちゃ悪いから

ヴィアルテ

首の骨や気管を押し潰しながらの斬首になっちまうけど

ヴィアルテ

まぁ…

ヴィアルテ

いいよな?

中級悪魔

あ、ぐっ…

中級悪魔

くそ…くそぉ

中級悪魔

このオレが…

中級悪魔

こんなところで……

ヴィアルテ

うるせぇ

ヴィアルテ

身の程知らずが

【完結】世の中は理不尽だけれど…

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