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それは、ありさとさとみが、4歳の頃の話だった
孲璃鎖（アリサ）
さとみくん！
孲璃鎖（アリサ）
大好き
冴採彌（さとみ）
僕もありさちゃんのこと大好き♥
孲璃鎖（アリサ）
大人になったら結婚しようね？
冴採彌（さとみ）
うん！
楽しかったのにな
お母さん
貴方がそんなに最低だなんて思ってなかったわ
お父さん
あぁ、俺だってお前がそんなやつだと思わなかったよ！
お母さん
出て言って！
お父さん
言われなくてもそうする！
孲璃鎖（アリサ）
(´: ௰ :` )ｸﾞｽﾞｯ…
冴採彌（さとみ）
だ、大丈夫だよ！きっと…
孲璃鎖（アリサ）
そうかな？
冴採彌（さとみ）
多分…
お母さん
ほんとに見苦しいわ、正々したわ笑
お父さん
なんだと！
ボコ
お母さん
キャッ
孲璃鎖（アリサ）
はっ！
冴採彌（さとみ）
！？
冴採彌（さとみ）
大丈夫だよ！
抱きしめる
ーーーーーー
孲璃鎖（アリサ）
！？
孲璃鎖（アリサ）
ゆめ、か。
孲璃鎖（アリサ）
はぁ。
孲璃鎖（アリサ）
最悪
孲璃鎖（アリサ）
あの後おとうさんは、出ていって、私の妹達は、施設行きになったんだっけ？…。
孲璃鎖（アリサ）
なんで私も入れなかったんだろ
冴採彌（さとみ）
それは、ありさちゃんだけを思ってたからだよ
孲璃鎖（アリサ）
さとちゃん！
冴採彌（さとみ）
あーちゃん
冴採彌（さとみ）
君が知らない真実がひとつあるんだ
孲璃鎖（アリサ）
何？
冴採彌（さとみ）
それはね。
冴採彌（さとみ）
君の妹弟達が施設に入れられた理由
孲璃鎖（アリサ）
それは知ってる
冴採彌（さとみ）
それに係わってくる
孲璃鎖（アリサ）
どういう事？
孲璃鎖（アリサ）
私以外養えなかったからじゃないの？
冴採彌（さとみ）
養えない？笑
冴採彌（さとみ）
なんで？
冴採彌（さとみ）
君の家は金持ちだよ？
孲璃鎖（アリサ）
そっかぁ。
孲璃鎖（アリサ）
なんで？
冴採彌（さとみ）
君しか愛してなかったから
冴採彌（さとみ）
生まれてから、妹たちにあった最後の記憶は？
孲璃鎖（アリサ）
生後3ヶ月…。
冴採彌（さとみ）
それ以降は、会ってない
孲璃鎖（アリサ）
じゃあ、どこに？
冴採彌（さとみ）
僕ね、見ちゃったんだ
冴採彌（さとみ）
君の妹たちが、離婚したはずのお父さんのところに預けられ瞬間を
孲璃鎖（アリサ）
？
孲璃鎖（アリサ）
どういう事？
冴採彌（さとみ）
きみのおかあさんは、君の妹たちを売ろうとしてたんだよ
孲璃鎖（アリサ）
え？
冴採彌（さとみ）
すべては、君のために
ーーーーーー
孲璃鎖（アリサ）
また、夢？
孲璃鎖（アリサ）
酷い夢だ2重で…はぁ。
孲璃鎖（アリサ）
冴採彌（さとみ）
起きた？
孲璃鎖（アリサ）
さとちゃん
冴採彌（さとみ）
好きだよ
孲璃鎖（アリサ）
は？
孲璃鎖（アリサ）
熱でもあるの？
孲璃鎖（アリサ）
どうしたの？
孲璃鎖（アリサ）
冴採彌（さとみ）
ちっちゃい時は、お互い言ってたじゃん
孲璃鎖（アリサ）
昔の話でしょ！
冴採彌（さとみ）
昔の話って…。
冴採彌（さとみ）
苦しそうにもがいてたけど、怖い夢でも見た？
孲璃鎖（アリサ）
実は…
冴採彌（さとみ）
…
孲璃鎖（アリサ）
（さとちゃんのめがこわい）
冴採彌（さとみ）
そのはなし、忘れるんだよ
孲璃鎖（アリサ）
え？
冴採彌（さとみ）
いいから
孲璃鎖（アリサ）
ビクっ
冴採彌（さとみ）
分かった？😊
孲璃鎖（アリサ）
う、うん？
ハートよろしく！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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