心にフタツ 恋にヒトツ

顔面にめいいっぱい風をぶつけて、夏を味わう、

ぬるくなった炭酸水を忘れて、

夕焼けに溶けていく、

此奴はあっきぃ、

親友、それ以上でも以下でもない、

因みに、陽キャ、

この頃、親にテストの点数を怒られるのがだるくてしょうがない、

家に帰るのも嫌になって、誰か友達を誘って食べて帰る、

ここ１ヶ月、家で食べた事なんて3回くらい、

どうしても帰りたくない時は、夜までカラオケ、

付き合ってくれる友達に感謝する、

此奴は異様にモテる、

顔面偏差値は、俺とそんな変わんないと思うけど、

暗譜、俺が仲良くしている女子だ、

なんで此奴はこんなにモテるんだよ、

俺は全然なのに、

とてもぬるくなった炭酸水を飲む、

ちょっと嫉妬して、

上手に話せなくなってきた、

急な質問に、脳がぐるぐる回転する、

思わず声が大きくなってしまった、

嘘をつくのは苦手だ、

いる前提で聞いてくるあっきぃに、しょうがなく応える、

うーん、と、

考える素振りをするあっきぃは、多分思いつかない、

好きな相手が、

会って間もない、男の子だなんて

言えない、

自分の部屋のベットに腰をおとす、

心が、頭か、体全体か、

強く呼びかけると、

すぐに応答が返ってくる、

手に触れる布団を握りしめて、

緩やかに話を進める、

適当な返事に少し苛立つ、

まぁ、いいや、

とある提案をする、

僕らにとって何気ない提案なのに、

ぷりっつ君は拒否する、

多分、この前まぜたに二重人格を察されてから、

何かしらやらかしそうで僕に人格を任せてるのだろう、

流石に疲れた、

僕らが人格を入れ替える方法は2つ、

1つは合わせること、

ラジオで電波を合わせるみたいに、

お互いの波動、？を合わせる、

つまり、どちらかだけの希望で人格を入れ替えることはできないということ、

2つ目は、入れ替えるというより、入れ替わる、

感情が、思い切り高ぶった時、

とてもびっくりしたり、とてもテンションが上がったり、とてもショックを受けたり、

感情のメーターが一定の上限をこえたら、強制的人格が入れ替わる、

2人分の人を体の中に溶かして、

まだまだ生きていく、

謎って感じですね、

イミフ、

🥲