夢小説注意
慧の過去
産まれた時からお嬢様と言う鬼畜な人生だった。
好きなように過ごせないけど
お父様とお母様が愛だと言ったから、私は耐えていた。
お父様はたまに、私を叱り付け、暴力を振るった。
失敗をすると
お嬢様だから出来ないと駄目
だと言われた。
当時10歳だった私は、それを愛だと信じて、一切抵抗しなかった。
でも、流石に15歳になるとそれがどんなことなのかが分かってしまう。
でも私は信じている。
ちゃんと愛してくれていると言うことを。
だから"今も"抵抗しない
何があっても、決して。
竜胆の過去
俺が初めて如月を見かけたのは、俺が14歳、如月が13歳の時だった。
俺と兄ちゃんは、喧嘩終わりに家に帰る所でとても暗い森を見つけた。
竜胆
竜胆
蘭
蘭
竜胆
そこは真っ暗なのにとても綺麗だとわかる森だった。
恐怖心というよりも、好奇心が勝ってしまった俺達は、その森に入ることにした。
よく分からない感情に覆われた。
蘭
竜胆
蘭
しばらく進むと、そこは広間のように辺りが見渡せるようになっていた。
そして、魔法のようにその部分だけが明るく照らされていた。
そこには一人の人間がいた。
そいつは何か歌を唄っているようだった。
不思議な歌。
でも、その歌声はとても綺麗だった。
その時、俺はそいつに声を掛けてしまった。
兄ちゃんは俺が声を掛けてしまうことをわかっているみたいだった。
竜胆
そいつが振り返る
そいつは女なのか男なのか分からない顔立ちをしていた。
そしてそいつはこう言った。
???
そいつがそう言った途端、俺は自分が○○財閥の許嫁だということを思い出した。
確信がなかった為、そいつの"名前"を呼ぶことはなかったが。
そいつが今の俺の許嫁
如月慧
だった。
蘭の過去
竜胆があの森を見つけた時に入らなければ、竜胆が結婚するかもなんてことが無くなるのか?
いや、俺があのクソ親父を殺せばいいんだ。
今更考えても遅いだろう。
そこにいたそいつは唄っていた。
正直、泣いてしまう程の綺麗な歌だった。
蘭
蘭
竜胆
振り向いたそいつの顔を見た瞬間、俺は確信した。
コイツは竜胆の許嫁だ
俺の頭は可笑しくなりそうだった。
なんで此処にいる?
コイツは竜胆が許嫁のことを知っているのか?
色んな思考が頭を過ぎる
でも、もう遅かった。
だって、竜胆はアイツに一目惚れしていたのだから。
コメント
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素敵な話…✨✨✨ さすが光瑠ちゃんだね✨私は絶対思いつかない☆ みんなそれぞれ違う価値観で、思いがあっていいし! 何より光瑠ちゃんがお話作るのめちゃめちゃ上手い✨✨✨✨✨