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いつまで経っても考える。 俺という要らない存在を。 いつも幼馴染の2番目。 小さな頃から一緒にいて、ずっと負けてきた。 幼稚園生の頃、沢山練習したのにかけっこで負けた。 小学生の頃、部活でキャプテンを取られた。 中学生の頃。学年一位をずっと取られた。 俺の好きな子もみんな幼馴染のアイツが好きだった。
なのにアイツは 「恋愛とかよく分かんなくて」 「好きな子がいるから」 と言っていつも交わしてばかり。 俺が問いだそうとしても「湊には関係ない!!」と逃げられる。 ムカつく。俺の人生にアイツがいなければと何度も考えた。 高校は絶対に離れてやろうと嘘の高校を伝えたのに、何故か同じ高校に入学したし。 コイツがいる限り、俺の人生は真っ暗だ。
湊
湊
今日も幼馴染を妬んでいたら朝になっていた。 外から小鳥が歌を歌い、道路を走る車の音や通学路を歩く小学生の明るく希望を持った声が聞こえた。
湊
頭をくしゃりと掴み動きを止める。最近しっかり学校を通っていたから、1度休んでもいいんじゃないかと悪魔が囁いてくる
再び布団に入り目を閉じる。夜は眠れないのに朝になると眠気が襲ってくる。面倒臭い身体だと思っていると、家の扉が開いた音が下から聞こえた。
ノックもせずに扉が開いた。
晴翔
湊
晴翔
晴翔の声を無視するように寝返りをし寝息のような音を出す。
晴翔
ごつんっと頭を殴ってきた。
湊
晴翔
手加減しろよと言いたかったが言ったところで「なんだよその言い方」と逆ギレされるから黙っておいた。
幼稚園の頃からずっと隣にいる幼馴染、綾瀬晴翔。 ずっと朝俺の家に来ては起こして学校に連れていこうとする、根っからの優等生。
湊
晴翔
晴翔
晴翔
晴翔
湊
止める前に階段を降りていった。 コイツの嫌なところは俺に対して異常な程過保護な所。 今だって休むとしか言っていないのに体調不良だと心配して、ある時は「寝不足なのはバイトしているからだ。バイトをやめろ」とまで言ってきた。お節介幼馴染。
湊
これ以上抵抗しても無駄足だと考え素直にベッドの上で待機する
しばらくすると階段を上がる音がして、扉が強く開いた
晴翔
晴翔
脇に挟んでしばらくする。 ピピピッと完了を合図する音が鳴り見てみる。 36.8。平熱
晴翔
湊
晴翔
湊
そうボソボソ言いながら部屋着のTシャツを捲り上げ着替え始める
晴翔
先程までの過保護はどこに行ったのかそそくさと部屋に出ていった。
湊
ゆっくりベッドから降りて制服に着替え始めた。 学校まであと50分。時間はたっぷりある
湊が着替え始め動く音を扉に張り付いて少し聞く
晴翔
手で口元を隠した。 こんな顔。アイツに見せたら気持ち悪がられる。 分かってる。分かってるのに。
晴翔
ボソッと呟いた。幼馴染を呼ぶ声にしては湿度を含んだ声に、嫌気がする
晴翔
そう呟くとふんふんと鼻を鳴らしながらキッチンへ向かった
湊
晴翔
わ
