自殺活用課

ファイトステージの時間になった。

そしてまた、この狂気に満ちた豪華な広場へと案内された。

俺は驚いた。

あんなに血まみれになった広場だったのに、今までの事が無かったかのように綺麗だった。

ふと、いかついお兄さんと目が合う。

ｶﾞｯｯｯ！

いかついお兄さんは、俺を1発殴った。

ユナが心配そうな顔をして、俺をみている。

いやらしく、いかついお兄さんはユナの肩を抱く。

俺は、苛立ちを覚える。

ﾊﾞｯ

俺は、奴の手を振り払う。

ハラダが発言した瞬間、一同が振り返る。

俺は見て驚いた。

この間は全て戦える武器だったはずなのに、銃や包丁は数個しかない。

その他の武器は、ほうきやフライパンなどの雑貨品ばかりだった。

ﾂﾝﾂﾝ

そう言うと、奴はユナの胸に人差し指でﾂﾝﾂﾝとさした。

ユナが睨む。

ﾋﾞｨｨｨｲｲｲ

そうして、２回目の「ファイトステージ」が始まった。

俺らは、物陰に隠れる。

他の人も同様に、物陰に隠れていた。

ｷﾞｨｨｲ

不気味な音を立て、大きな扉が開かれる。

中から、刃物を持った2人の男が出てきた。

1人はボロボロな洋服をきた汚い男、 もう1人は17歳ぐらいの若い少年だった。

この二人も、人を殺すことに躊躇はない。

そういうと、汚い男は若い男性に近づく。

若い男の人の手には、万年筆が握られている。

ｸﾞｻｯ

若い男性が、汚い男の目ん玉をぶっさした。

ﾎﾟﾀｯﾎﾟﾀｯ.....

汚い男の左目から、血が垂れている。

ｸﾞｻｯ

ｸﾞｻｯ

若い少年が、汚い男の胸にぶっさす。

ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬｯ

そして大量の返り血が、若い少年にかかる。

いかついお兄さんが、舐めたような態度で言った。

ﾄﾞｶｯ

俺は突き飛ばされ、若い少年の目の前で俺は倒れた。

少年と目が合う。

ｺﾞｸﾘｯ

俺は、唾を飲み込んだ。