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ｶﾞﾗｯ
隠身美空
おっはよー！
バシャッ！！
隠身美空
冷たっ！！
私は何か液体をかけられた
緑谷出久
やっぱり…轟くんの言うとおりだ…
麗日お茶子
隠身ちゃん……、
峰田実
マジかよ……
クラスのみんなは全員揃っている
隠身美空
…え？
私の髪の毛は黒髪に戻っていた
隠身美空
（あー脱染剤か）
やっぱり昨日の放課後の轟くんの話は本当だったんだ。聞いたけど後から安心させるための…
轟焦凍
っ…
隠身美空
バレちゃったなら仕方ないなあ…
A組
…？
隠身美空
そうだよ
隠身美空
私は
ハイド
ヴィラン・ハイド
緑谷出久
…！あなたは前ハンカチ落として…！
ハイド
ありがとう気づいてくれて。あの時゛デク゛に会ったから私は雄英に忍び込もうと思ったの
緑谷出久
だから君はこの教室に初めて来たときに僕の名前を知っていたんだ
ハイド
よく覚えてるね。ヒヤッとしたわ〜あの時
芦戸三奈
何をっ…！！
麗日お茶子
確か…みんなと会いたくてヒーロー科入ったんだよね…？
ハイド
あーそれもあるよ
麗日お茶子
輝いている私達を見て素敵だなって思ったんでしょ！？どうして…どうしてこんな真似をするの…！？
蛙水梅雨
お茶子ちゃん落ち着いて
ハイド
こんな真似…？
ハイド
私あなたたちに何かした…？
轟焦凍
沢山の人達を殺しておいてヒーロー科に入って言い訳がない
ハイド
確かにそれ正論だね
ハイド
正論って相手のことを全部知ってないから言えるんだよ。過去の過ち・出来事。相手のことを全部知り得たとき正論って言うのは言えなくなる
ハイド
ヒーローなら尚更わかると思うな。他人の゛辛さ゛がわかるから。゛ヴィランだから゛って向き合わないの？
ハイド
ヴィランと向き合わないのがヒーローなの？
ハイド
ねえ教えてよヒーロー
ハイド
人を殴っちゃいけないならどうしてヒーローはヴィランを殴っていいの？
ハイド
ヴィランは゛人゛じゃないの？
A組
…。
A組のみんなはさっきより沈んだ顔をしている
緑谷出久
確かに隠身さんの言っていることも本当だと思う
緑谷出久
ヒーローはヴィランのことを殴ったりなんなら殺したりしているかもしれない
緑谷出久
でもヒーローがヴィランのことを殴ったり殺したりするのは、清き人間に生まれ変ってほしいっていうチャンスを与えているからだと思ってる
麗日お茶子
デク、くん…
緑谷出久
さっきの隠身さんの話を聞いて思った。隠身さんにも辛くて苦しい過去があったんだよね。僕は…聞かせてほしい
緑谷出久
向き合わないのは…違うよね
ハイド
…デク…
ハイド
うん、わかった
ハイド
私がヴィランになった理由教えるね
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