三ツ谷side
俺は人生で初めて一目惚れ、というやつをした
その相手は
○○
○○だった
出会ったのは幼なじみだった××が引越してからすぐだった
○○は不思議な奴だった
初めてあった日も変な事を聞いてきた
○○
○○は“人生”というものに執着していた
それは何故だか知らないけど、
マイキーやドラケンにだって初めてあった日に俺と同じ事を聞いていた
でも俺はそんな○○と居ると
心地よくて、楽しかった
だけどそんな日々も終わりは来た
3年生の夏頃に引越した幼なじみの××が帰ってきた
××は可愛らしい見た目だ
それに性格もいいと思っていた
だから○○とも仲良くなれると思ったんだ
だけどそんな思いとは裏腹に××は泣いて俺らの所へきた
××
千冬
もちろんマイキー達はずっと仲の良かった××を信じた
だけど俺は
三ツ谷
俺は○○を信じたかった
きっと惚れていた
というのもあるが○○は人生をいかに楽しむか
いつもそう考えてるようなやつだ
自分からどん底へ落ちるような事はしないだろう
そう俺は思った
だけど俺は結局みんなに流され××を信じた
マイキー
そうマイキーに言われた時
○○
○○の顔は一瞬歪んだ気がした
その翌日
学校にはもう噂が広まっていた
当然○○は“いじめ”を受けた
○○
先生もみんな見て見ぬふり
俺も...見て見ぬふりをした
あんなに大好きだと言っていた体育も
○○
つまらなそうにしていた
それもそうだろう
誰一人として○○に近寄らなかったのだ
本当は俺は○○の傍に行きたかった
でも、今更言ったって○○に拒まれるだけだろう
そう思っていた
○○
ぼそっと呟いたであろう一言
きっと誰にも聞こえていないだろう
でも俺にだけはしっかりと聞こえた
マイキー
千冬
ある日××が唐突に真実を話し出した
××
俺たちはその話聞いて一目散に○○を探した
色々な人に聞き出し、屋上へ来た時
○○
○○が立っていた
俺達は必死に謝った
だけど○○は
○○
○○
顔色1つ変えずにそう言った
千冬
○○
少女と少年達
最初はなんの事だろうと思っていたが
○○の話を聞いていくうちにわかった
少女が○○
少年達が俺ら
そして女の子が××だと
○○
無表情で淡々と話す○○
こんな時でもそんな姿が愛おしく感じた
○○のお話というものが終わったあと
○○は柵の上へと登った
俺らはこれから○○が何をするのかわかっていた
だから必死に止めた
だけど○○は
○○
○○
○○
三ツ谷
そう言った○○はこちらを見つめ
○○
○○
○○
そう言って笑った
ああ、やっぱり君は、
人生に執着していた
○○
そう言った○○は柵から飛んだ
三ツ谷
そして俺の伸ばした手は声と共に届かなかった
最初から俺が○○の事を信用していればこんな事にはならなかったのかもしれない
もう、後悔しても遅いが
ああ、それから
○○は辛くないって最後に言ってたよな?
だったら
なんで
三ツ谷
コメント
2件
最後の三ツ谷くんのセリフに泣きました😭