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優璃
……………
最後の、です
優璃
ふぅ……
(後は耐えるだけ……)
胡蝶しのぶ
優璃さん
優璃
っ！？
胡蝶しのぶ
優璃さん？
優璃
アッハイココデスハイ
優璃
(危ないところでした……)
見られたら終わり見られたら終わり見られたら終わり見られたら終わり見られたら終わり見られたら終わり
優璃
えっと、何かご用でしょうか…？
胡蝶しのぶ
……………
胡蝶様は私の手に触れ、もう片方の手で私の頭を撫でました
胡蝶しのぶ
緊張、していますか？
優璃
……………
優璃
(顔に出ていましたか……)
優璃
はい、少し……
隠し事、この方の前では無理ですね……
胡蝶しのぶ
大丈夫ですよ
胡蝶しのぶ
優璃さんなら、できますから。肩の力を抜いて、リラックスですよ。ふふっ
言われた通り肩の力を抜く。
確かに、少し楽になった気がした。まるで背負っていた重石を降ろしたような感覚。
優璃
少し、楽になれた気がします。
胡蝶しのぶ
頑張ってくださいね。応援、していますよ？
胡蝶様は音なく私の前から消えた。本当に、すごい方。
最終選別、頑張らないと……
数日後、私は最終選別の行われる藤襲山へ向かった
私が着いた頃には、およそ20人ほどの方々が既にいた。どうやら、私が最後のようだ
優璃
………………
優璃
よし………
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作品ページ
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