すっとこどっこい短編集

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ワンクッション

・当作品はCountryhumansのキャラクターを借りた完全な二次創作・フィクションであり、現実のありとあらゆる物とは関係ありません。

また、特定の国・個人・団体・宗教に対する反感の助長や、戦争賛美など反社会的思想の肯定や擁護、誘発する意図も一切ございません。

・腐向けに見える描写あり。

・なんかエッチかもしれない。

・「書こう！」と思ってろくに設計せずに書いたからめちゃくちゃ謎。

以上のことが苦手な方はブラウザバックを推奨します。

それでは、3タップ後に開幕致します。

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寝起きはテンションが低いアメリカとタバコを吸う祖国の話。

浮上する意識に逆らわず、ゆったりと目を開ける。

体がだるい。とにかくだるい。

身を起こすことも困難だ。指1本も動かせそうにはない。

窓からさす太陽があたたかくて気持ちいい。眩しいが。

何時だと思い、部屋を見渡すと、ズキズキとした鈍い痛みが体を走った。

緩慢な動きで声がした方を見ると、日本が縁側に腰掛けていた。

煙管を吸っていたのだろう。

手に持った、細い鉄パイプのようなものと、そこから上がる煙が、その事実を悠々と告げている。

あと、なんて言うか、臭い。

このにおいは何年経っても好かない。

じっと火皿から上がる煙を眺めていると、日本が吸い口を軽くくわえた。

吐き出す煙。

なんとか机にしがみついて起き上がる。

日本も立ち上がり、机のそばにどっかりと座った。

タバコのにおいが濃くなった。まだ、というか、さっき以上にだるい。

太陽の逆光で、日本の顔に影がかかる。

妖しくも怪しい雰囲気だ。

あー。

なるほどね。

今回話聞いてくれない感じか。

おーいおいと泣く日本をほって、電気ポットからグラスに水を入れる。

勢いよく煽ると、少し目が覚めた感覚がした。

切り捨てるように吐くと、日本は反対側を向いて、また煙管をくわえた。

カチリと歯と吸い口がぶつかる軽い音がして、また口をはなす。

はんばため息のように煙を吐き出すと、ボソリと呟いた。

完