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雨が
風が
私を攻撃している
心配だったんだ
誰かが泣く気がした
でも、
忘れられなかった
ツンと鼻を突く香り
闇の中に吸い込まれていく泡沫
目の光がなくなっていく
喉の奥に
重たい水が溜まっていく
私はきっと
このまま海の一部になる
戻ってきてっ!
彼女が助けてくれるなんて
誰一人思わなかったはず
そんな切羽詰まった彼女の声は
多分、一生忘れはしない
海を嫌う少女と
海に好かれた少女が過ごした
一夏の私たちの出会い