私は今夜、自分の人生を終わらせるつもりだ。
遺書をベランダに遺して
自分の住んでいる8階の部屋から飛び降りて
あいつらを死ぬほど後悔させてやる。
そのつもりだったのに
ベランダの壁越しに少しだけ見えた、隣の部屋に住む男の子のせいで計画が狂ってしまった。
私が見た時、少年はベランダに膝を抱えて座っていた。
今私が飛び降りてしまったら、私はこの子のトラウマになってしまう。
誰にも迷惑かけずに死にたかった私は一旦家の中に戻ってお風呂に入り、髪を乾かしてかっちりと制服を着た。
それからベランダに出ても、まだ少年は同じところにうずくまっていた。
ひまり
少し勇気をだして話しかけてみると、その子は驚いたように顔を上げてこちらを見た。
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
ひまり
少年
少年
ひまり
少年
ひまり
少年
ひまり
ひまり
ひまり
少年
ひまり
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
少年
少年
ひまり
ひまり
ひまり
少年
ひまり
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
少年
ひまり
少年
少年
ひまり
ひまり
ひまり
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
少年
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
ひまり
ひまり
ひまり
ひまり
少年
ひまり
ひまり
ひまり
少年
ひまり
ひまり
ひまり
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
少年
少年
ひまり
ひまり
少年
少年
ひまり
ひまり
少年
ひまり
私はそう言ってドアを閉め、ふと今日、自殺ができなかったことに気がついた。
ひまり
ひまり
ひまり
私は自分に言い聞かせるようにそうつぶやいて、制服のままベッドで眠ってしまった。
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