先生
いじめはいけないと、先生何回も言ってるだろ?!
先生
なんで言い訳までしていじめの罪を逃れようとしているんだ!
アルナ
先生、だからやって…
流風
アルナ、今は百歌に任せよう。
希望を失った紅眼の少女#14
百歌
いじめがあったことは事実です。
夢歌
百歌……
百歌
私は先生に、「そのいじめの話は嘘ですか?」と、聞きました。
百歌
先生は、いじめがあったことはホントの事だ、と言いました。
百歌
でも先生の性格上、私が嘘かきいたとき、先生なら
先生
『そんなこと言って、いじめの罪を逃れようと思っているのか?!』
百歌
という趣旨の反論をしてくると思いました。
夢歌
た、確かに!
夢歌
思ったことをストレートにいう性格の先生なら、確かにそう言いそう!
未来
百歌、やるじゃん!
百歌
ありがとう。これで皆のぬれぎぬが無くなるといいんだけと…
亜久
あっ、未来達が怒られてやーんのー
里野
いい気味!ちょっとからかいに行こうよ!
奏音
おいっ、ちょっと待って…
亜久
行こう!
奏音
あっえっ?ちょ、ちょっと…えっ?ああっ待って!今行くと…!
百歌
無理だった…ごめん……
皆
えっ?嘘!そんなこと……(口々に)
夢歌
百歌でもダメだったなんて……
先生
いいか?!お前ら!
先生
いじめをしたのにそんな態度をとるな!
皆
……すいません(謝る気無し)
こうして、私達はいじめをしていた 最悪な人達というレッテルを 貼られてしまった。
夢歌
お、おはよー
皆
………………。
百歌
……夢歌…ごめんね。先生を説得出来なくて。
夢歌
引きずらなくていいんだよ。
クラスの皆から無視されて……
勘違いされて……
もういっそ、 死んで楽になりたい…
次回、最終回
希望を失った紅眼の少女#最終回に続く