だいっきらい 後編

ガラッ……！

優子が亡くなってから……1週間……。

私は……幸せになりました…。

友達もいっぱい出来たし……なんなら先輩後輩からも声をかけられるくらい…💦

でも……いじめられていた時の記憶は……忘れることはありません……だから……

どれだけ色々な人からの歩み寄りがあっても……少し警戒してしまうのは変われない……

そして私は……限られた人としか関わりを持たないことにしました……

人を呪っておいて……心を入れ替えて自由に生きるのは……あまりにも心苦しいから……

それが人を殺めた者の……戒めだろうと……。

それもまた……生意気だと思われてしまったのなら……ごめんなさい…。

瞬達2人は……私がこれからのことで悩んでいると……よくこう言います

｢お前は十分悩んだ。悩んだ分……解決することもあるけど……しないこともある…。立ち止まってずっと考えてるより……全部切り替えて自由に生きる方が……ずっとずっと良いと思うよ……。｣

その言葉には……真実があると私には感じました……。

でも私には……今すぐに切り替えられない理由が……あります。

いじめのことを知る人は……今回のことで私とたかちゃんと…瞬だけになりました

レイナと葉音も……優子の記憶をなくしたことで……いじめ自体なかったことに繋がったようです

あれから1週間……。何気ない毎日を取り戻すことは出来ましたが……

私の長年の苦しみは立ち去れても……また新たな悩みができてしまったのです

それは……いじめがあったことで……昔はあまり強く意識はできませんでした

瞬かたかちゃんか……どちらを選ぶかです……。

たくさんの友達ができたことで……私は2人といじめられていた時ほど関わらなくなりました…

そのせいか……2人きりで話す時は……前よりずっとドキドキするようになったのです

ですが……あの日以来私には……少し引っかかることがあります……。

それは……律のことです。

彼女は……時々ぼーっと遠くを見るような目をする時があります

もちろん……誰だって時には1人でぼーっとしたい時もあるでしょう……

でも彼女は……行動にどこか引っかかるところがあるのでした

その違和感は……………時々瞬にも見られました

この違和感が……何なのか……ハッキリしないだけに…私の心は不安に満ちていきました…

瞬は……私に隠していることはもうないと言っていましたが……

私にはどうしても……律との間にまだ何かあるという勘が…どうしても頭から離れなかったのです

そんなもの……所詮人の考えの一環に過ぎない……その考えが頼りのない乏しいものだと分かっていても…

なぜか………ずっと頭から離れませんでした……

どうか……………どうかこの平和が……崩れませんように…

今はただ……そう願うばかりです……………

ズボッ……

ズボッ……！

ドカっ……！！

ガッシャーーン…!!（w

カシャーン……👓

ほぁ〜………//////（一同

すいっ〜……✋