コメント
1件
なんタップか忘れたけど19なんタップかです。ながいですがよしなに。
2019年 11/21
彼は私にこう言った。
「君は僕の生きる理由なんだ」
「ありがとう」
彼の事を忘れる事は 絶対にない。
彼
彼
私
彼
私
彼
私
私
彼
彼
私
なんて愛想の無い会話をしていた 青い空の下で過ごす午後。
彼
私
彼
彼
そうだ、今思えば この頃からおかしかったんだ
彼が意味の分からない質問をするから 適当に答えたあの時の私。
私
私
彼
彼
私
彼
彼
私
彼
彼
彼
彼
私
私
私
私
彼
私
私
私
彼
私
私
彼
私
彼
私
私
彼
彼
私
恋人でも無い 友達でも無い
よく分からない関係なんだ
それでも今は
この距離が
僕達は ちょうど良かったんだ
それからたくさんの日が過ぎて
毎日同じ事の繰り返しだけれど
毎日変わる彼の音は
一番心に残っている。
そんなある日 その一日だけで
私の日常は、崩れた。
彼
私
彼
彼
私
彼
彼
私
私
彼
彼
違和感を覚えたんだ
私の話をさえぎる意味
早く帰ってしまった君
青い空の下。
私は何か 嫌な予感がした。
ナースさん
私
ナースさん
ナースさん
私
ナースさん
ナースさん
私
ナースさん
急すぎて 嫌な予感が当たり過ぎて
涙が流せなかった
ねぇ、君の死を知っても泣かない私は 君はどう思うのかな
失望されるだろうか 嫌われるだろうか
そんなの関係無い
今はただ 君に会いたくて。
ナースさん
ナースさん
私
彼
何も話さない彼 周りには3人の人
なんだか違和感がある。
君がもう 動かないなんて
認められないんだ
ナースさん
私
次の日 君が遺した手紙を開く。
そこには彼らしい文体が 丁寧に書かれてあった。
「かけがえのない人へ」
「いつもあの時間に」
「決まってあの場所に来てくれて」
「本当にありがとう。」
「僕はもう行けないけれど」
「ずっと君のそばで見守ってるから」
「未練とか無いから」
「霊になるなんて無いけれど」
「生きてた僕達の上、」
「何処までも広がる青い空で」
「きっときっと見てるから」
「君が来てくれる度に」
「自分の歌を聞いてくれる人が居る」
「そう思って1人で舞い上がってた」
「自分でも馬鹿らしいって思う程に」
「それほど君は」
「僕の大切な存在だ」
「僕は歌を求めているんじゃない」
「君の存在を求めている」
「自分から逝って、もう会えなくて」
「結局は自業自得だけど」
「君に会いたいんだよ」
「これを書いている時」
「辞めたいって気持ちしか無くて」
「でももう分かんないんだ」
「もう僕に」
「歌は書けない」
「これまでの歌は君にあげるよ」
「君のお気に入りも全部」
「だから今度は」
「違う音程を重ねるだけじゃなくて」
「君に歌って欲しい」
「上手く歌えなくて辛い時」
「努力しても無理だった時」
「きっと絶望するだろう」
「辛くて辛くて仕方ない」
「でもね」
「努力は裏切らなくても」
「才能は裏切るんだ」
「頑張ったって」
「才能が無ければ意味が無い」
「でも大丈夫だよ」
「君が辛くても」
「才能が無いと絶望しても」
「君の才能は本物なんだよ」
「僕が言っているんだ」
「なんの根拠も無いけれど」
「この言葉だけを信じて欲しい」
「その後は君次第だ」
「さぁ、もう長いし」
「そろそろ書くのも終わりにしよう」
「ありがとう」
「君のおかげで」
「僕の人生が変わったんだ」
「これは」
「全部根拠のある」
「事実だ」
「急にいなくなってごめんね」
「辛いかもしれない」
「怖いかもしれない」
「でもそれは」
「いつの日か消え去って」
「必ずまた逢いに行く」
「そう思えるから」
「その日まで」
「さようならだ。」
「ありがとう」
「君は」
「僕の」
「一番守りたい」
「本当の歌だ」
私
ずるいだろ
あの文で泣かない人は この世界に誰もいないよ
あの時の 青い昼が嘘みたいだ
君との時間は思い出になっていって
いつかはなくなってしまうけれど
君の存在は
君の言葉は
ずっとずっと 残ってるから
ねぇ、ありがとう
君のおかげで やっと大事なものが出来たよ
君っていう
大好きな存在が出来たよ