幸
私は、幸せです。
幸
私には優しい家族がいます。
幸
私は生まれつき体が弱くて長生きできないそうです。
幸
そんな私を優しく包んでくれる家族がいます。
幸
私は今、中学生です。
幸
私の妹は、小学生でした。
幸
私は部活に入ってないけれど、学校が楽しいです。
幸
家族とは違う暖かさがあります。
幸
妹は、もう逝ってしまいました。
幸
けど、寂しくはありません。
幸
妹の幸せは、私たち残りの家族で味わうからです。
幸
妹が味わえない分まで、全部。
幸
あぁ
幸
でもそろそろ私も逝かなくては。
幸
私は逝きたくないけれど、残りの家族が幸せなら
幸
それなら私は幸せです。
幸
私は逝きます。
幸
けど、これを読む皆さんが
幸
私の分まで幸せを味わってくれるなら
幸
それでも私は幸せです。
幸
皆さんが幸せで溢れますように
幸
いつまでも願っています。
幸
それでは
幸
逝ってきます。
1週間後
解説
主人公は自分が死ぬのを分かっていたようだった。
妹も逝ってしまった。
しかし、幸せを味わうから悲しくはない。
主人公は最後、遺体として発見された。
それも歯型の傷跡があり、何かに食べられたようである。
さらに
主人公を殺した容疑で逮捕されたのは
主人公の父と母。
つまり
主人公とその妹は、両親に食べられるために殺されたということ。