island

2042年第1高校に通う4人の話。

そう言うと敦のもとに蓮がかけよってきた。

はーい。と蓮がダルそうに返事をした。

そうして2人はいつもの通学路を歩いていった。

敦達が通う学校は1クラス30人で4クラスある。敦は4組で蓮は1組だ。

ガラッ 教室の扉を開けた。 いつもと変わらない。教室はエアコンがきいていて涼しかった、今は夏の真っ盛りだエアコンがないとやっていけない。 敦は自分の席につくと先生が来るのを待った。今日は授業がない。先生の話を聞いてプリントを配られて終わりだ。たった2時間の為に学校に来るのは相当、苦である。 チャイムがなり騒がしかった教室が静かなった。みな自席に着いた。 先生が教室に入ってくる。クラス委員の敦は号令をかけた。

｢お願いしまーす｣

担任の山田が話し出した。この時間はとても退屈である。ふと隣に視線をやるとクラスメイトの佐藤加奈と目が合った。

加奈はニコッと笑い話しかけてきた

加奈とは産まれた時から仲である。 加奈は目がパッチリしてて鼻が高く、輪郭もシュッとしていた。相当の美人である。もちろんクラスの男子からも人気があり恋心を抱いている男子も少なくはない。その1人に敦も当てはまっている。

加奈と話していたらいつの間にか帰りの時間になっていた。加奈と一緒に教室から出ると敦は蓮にメールを入れた

敦はイタズラに笑った。桃花は敦と同じクラスの女子である。桃花も加奈と同じく相当の美人である。加奈はカワイイ系で桃花は美人系だ。 クラスの男子は加奈派と桃花派で分かれている。敦は加奈派蓮は桃花派である。

4人はカラオケ店にはいった。 時間はあっという間にすぎて気がつけば日は完全に暮れていた。

4人は家に帰っていった。

敦の家は父、母、妹の4人で暮らしている。今年で6歳になる妹はあつしと10歳も歳が離れている。 父はIT企業で重役を務めておりいつも帰ってくる時間が遅い。 敦は父と2年前から口を聞いていない、別に嫌いな訳でもないし何かされた訳でもないが何故か疎遠になってしまっている。

嬉しそうにしている麗華を見て敦は微笑んだ。

5日後

敦は3人が待っている場所に向かったのだった。 ここからあの悪夢が始まるなんて夢にもおもっていなかったのであった。 続く。