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その後。
あおい
あおい
あおい
あおい
バタバタと足音を立てながら、あおいは職員室へと足を運ぶ。
あおい
山口先生
山口先生
山口先生
山口先生
職員室内の先生達に挨拶をして、山口先生があおいの元へと歩み寄る。
その手には分厚い封筒と、どこかの鍵が握られていた。
山口先生
あおい
あおい
山口先生
あおいはギュッと眉(まゆ)を寄せる。
本人は薄らとしか自覚していないが、あおいの校内態度はひどいものだ。
気に入らない授業はそもそも出ない。 グループワークがあれば、同じグループのクラスメイトに押し付ける。 時には授業中にスマートフォンをいじっていたこともあった。
やっとここで危機感を覚えたあおいは、そろそろと山口先生の隣に立ち、彼のシワの寄った顔を覗き見た。
あおい
山口先生
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
山口先生
山口先生
あおい
山口先生
あおい
山口先生
あおい
あおい
黄実花
カチ カチと、壁掛け時計の秒針だけが響く空間。
進路指導室のやや固いソファに座り、あおいは黄実花と向かい合う。
山口先生は黄実花の隣に座り、抱えていた封筒を机の上に置いた。
途端にきまずくなって、あおいはじっとりと手汗の滲(にじ)む手のひらを握りしめる。
黄実花
山口先生
山口先生
あおい
あおい
あおい
黄実花
黄実花
黄実花
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
あおい
黄実花
黄実花
あおい
あおい
あおい
山口先生
黄実花
あおい
あおい
あおい
黄実花
あおい
黄実花
あおい
黄実花が差し出したスマホの画面には、すっかり見慣れた物が――
望岡きなこのホーム画面が映し出されていた。
それだけならまだ、あおいは黄実花を笑い飛ばせたかもしれない。
だが、彼女の指がメッセージ投稿の画面を開いた途端(とたん)、あおいの余裕は消え去った。
あおい
投稿画面にあるアイコン、間違いなく望岡きなこのものだ。
それにちらりと覗(のぞ)くアカウントのIDは、間違いなく散々見てきた、望岡きなこ本人のもの。
あおい
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
あおい
あおい
黄実花
黄実花
???
あおい
???
黄与花
あおい
そこに立っていたのは、他校の制服を着た黄実花……と言ってもおかしくないほど、そっくりな少女。
――黄実花の双子の姉妹なのは、容易(ようい)に想像が着いた。
黄実花
黄与花
黄実花
黄与花
黄与花
黄与花
黄与花
黄与花
黄与花
黄与花
黄実花
黄実花
黄実花
黄与花
黄与花
山口先生
山口先生
山口先生
山口先生
あおい
黄与花
黄与花
黄与花
黄与花
どんっ、と机に叩きつけられたのは、1枚の画用紙。 更にバラバラと転がってくるのは、硬さと濃さの異なる鉛筆(えんぴつ)数本に消しゴム。
それが意味する事は、嫌でも分かった。
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
黄実花
黄与花
黄実花
黄与花
あおい
あおい
黄実花
黄実花
黄与花
黄与花
黄実花
黄実花
黄与花
あおい
黄与花
あおい
あおい
あおい
あおい
調子に乗りやがって、と怒りが込上げる反面、あおいは焦っていた。
もしこの場で絵を描いて見せたら、なりすましなのは確実にばれる。 絵柄が根本から違うのだから、当然の話。
ただでさえ決定的な証拠を見せ付けられているのに、これ以上追い詰められるようなマネはしたくない。
混乱するあおいの前で、黄与花はへらへらと笑いながら、あおいの方へと身を乗り出した。
黄与花
黄与花
黄与花
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
そうだ。こうしてしまえばいい。
とにかく今は、あの手この手で時間を伸ばして、3人が根負けするまで……否、他校生である黄与花の滞在時間まで、耐え抜けばいい。
それに、この2人は転校するのだ。今この時間さえ乗り切ってしまえば、永遠にさようならだ。 そうすれば、もう直接責められることなんてない、はず。
何とも格好つかない、泥臭(どろくさ)いものだが、勝利が見えてきたような気がする。
わずかな勝ち筋を見つけたあおいの前で、黄実花はため息をつく。
黄実花
黄実花
黄実花
黄与花
よし、諦めさせた!
内心で手を握りしめるあおいだったが、すぐにその手のひらから、嫌な汗が滲(にじ)む事になる。
黄実花
黄与花
優しげにも見えるほほ笑みを浮かべて、2つのスマートフォンが、あおいの前で揺れる。
その持ち主である黄実花、黄与花の目は、ただまっすぐにあおいを見つめていた。