闘うよ俺
それから1週間が過ぎた頃さとみくんの体調が急変した
その日も僕は莉犬くんと一緒にさとみくんの病室を訪れた
だけど病室には誰もいなかった
談話室にも、屋上にもさとみくんの姿はない
再度さとみくんの病室に戻る時看護師に聞いてみた
さとみくんは朝から熱が出てて一時呼吸不全に至り集中治療室にいるそうだ
幸い今は容態が安定しておりこのまま何事もなければ明日にはいつもの病室に戻れるそう
赤
バスを待っていると莉犬くんが口を開いた
青
僕は後悔していた
いずれこんな日が来ることは思っていた
今日は持ち堪えた、けど1歩間違えればさとみくんは死んでたかもしれない
いずれ来るとは思っていてもそれが今日かどうかは僕にもさとみくんにも誰にも分からない
さとみくんが目を覚ましたのは2日後のお昼
さとみくんからLINEが来た
桃
僕はそのメールに
青
と返事をした
放課後になって僕は莉犬くんの教室に向かった
モブ
ちょうど莉犬くんと同じクラスのモブが教室から出てきた
青
モブ
モブ
青
モブ
僕も早退すればよかった と思いながらバス停に向かった
病室に行くと思った通り莉犬くんはいた
僕は学校サボんなよって言っておいた
さとみくんの顔色は、
あんまり良くない ガーベラの花も枯れて下を向いている
桃
赤
赤
…まぁ、間違ってはない
それから僕達は初めてあった日の事や色んなことを話した
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
青
桃
桃
桃
桃
そんなことはもちろん知ってた
僕はなんて言えばいいのか分からず時計の音が僕を急かす
青
青
青
僕は無理やり頭の引き出しをこじ開けた
桃
青
青
青
さとみくん、そして僕にも言い聞かせるように言った
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
赤
桃
桃
青
青
さとみくんなら絶対勝てる。心の強いさとみくんなら
桃
桃
何をだろうと思ったけれど僕は
青
といい微笑んだ
この物語かくの楽しい
コメント
8件
お話ほんとに大好きです!このお話で私は、とても救われました!何があっても消さないでください!!!お願いいたします。