△△ ○○
はーー
案の定帰ると真希先輩に叱られた
△△ ○○
(初日からこれとか恥ずかしい…)
私は伏黒君と教室に戻った
伏黒 恵
してやられたな
△△ ○○
え?
伏黒 恵
釘崎に
△△ ○○
あぁ、そうだね…
野薔薇ちゃんはというと、運動場に着く前にいつの間にか消えていた(逃げていた)
私たちは教室を出て同じ通学路を歩いた
△△ ○○
そういえば正さんのお母さん、何か言ってた?
伏黒 恵
「謝らないで」
伏黒 恵
「あの子が死んで悲しむのは」自分だけだって
△△ ○○
そっか…
伏黒 恵
…
伏黒 恵
なぁ
△△ ○○
?
伏黒 恵
ずっと気になってたんだけど
△△ ○○
うん
伏黒 恵
宿儺とどうゆう関係なんだ?
△△ ○○
すくな…?
伏黒 恵
知らないのか…
伏黒君は両面宿儺や器の事について教えてくれた
△△ ○○
分かんない…
伏黒 恵
でも、あっちは△△の事知ってるようだった
△△ ○○
うん
△△ ○○
ずっとそれが引っ掛かってたんだよね
△△ ○○
(何でなんだろう)
伏黒 恵
なんか変わったか?虎杖に対して…
△△ ○○
どうゆう事?
伏黒 恵
宿儺の器だって知って何か変わったか?
△△ ○○
う~ん
△△ ○○
私の中で虎杖君は今までもこれからも虎杖君だよ
△△ ○○
私の大切な友達…
△△ ○○
あの時は何も分からず戦ってたから、今更だけど知れて嬉しい
伏黒 恵
そっか…
次の日
ガココン
私達は真希先輩に頼まれて飲み物を買いに来た
釘崎 野薔薇
自販機もうちょい増やしてくんないかしら
△△ ○○
ねー。ちょっと物足りない
伏黒 恵
無理だろ、入れる業者も限られてるしな
△△ ○○
そっか
伏黒 恵
!
伏黒 恵
何でこっちいるんですか?禅院先輩
△△ ○○
?
釘崎 野薔薇
あっやっぱり?雰囲気近いわよね。姉妹?
飲み物を取ろうとした手を止め二つの人影に目をやる
△△ ○○
あっ!真希先輩の…?
真希先輩に似たチャイナ服の人が話し出す
禅院 真依
”器”なんて聞こえはいいけど、要は半分呪いの化け物でしょ
△△ ○○
?(虎杖君の事だよね)
禅院 真依
そんな穢らわしい人外が隣で不躾に”呪術師”を名乗って虫酸が走っていたのよね?
△△ ○○
何言ってるの?
思わずそんな言葉が口から零れ落ちた
禅院 真依
死んでせいせいしたんじゃない?
その言葉に驚きが隠せない
点になった私の目は嬉しそうに笑う彼女に釘づけになった
野薔薇ちゃんや伏黒君からも良い空気は感じられない
△△ ○○
(まだ…器とかそういうことよく分かんないけど…)
△△ ○○
何にも知らないくせに
私の顔が怒りと悔しさと憎しみで歪む
東堂 葵
真依。どうでもいい話を広げるな
隣にいたマッチョが急に口を開いた
東堂 葵
伏黒…とか言ったか
伏黒君が身構える
思わず私も体に力が入った
東堂 葵
どんな女がタイプだ