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榧野
コメント
1件
読了したわ…。ほんとに最終話だったんだね。最後の「風鈴」の紙が舞い込んでくる描写と、武道が涙をこらえて「またな」って返すところがもう、胸にグッときた。あの声の主が誰なのか想像するだけで泣ける。タイムリープもののラストとして、余計な説明を削って、風と紙と声だけで描き切ったのがすごく良かった。お疲れ様、ちゃちゎさん。
チュン、チュン――
鳥の声 暖かい風
花垣武道
見慣れた景色 東京 いつもの河川敷
花垣武道
身体を起こす
龍宮寺堅
花垣武道
場地圭介
花垣武道
三ツ谷隆
花垣武道
違和感
胸がざわつく
何か、大事なことがあった気がする
思い出せない
花垣武道
空を見上げる 青空
黒いヒビなんて、どこにもない
佐野万次郎
花垣武道
佐野万次郎
花垣武道
佐野万次郎
花垣武道
場地圭介
龍宮寺堅
三ツ谷隆
武道の胸が、ドクンと鳴る
その時
風が吹いた
ふわり、と一枚の紙が飛んでくる
花垣武道
“風鈴”
そう書かれていた
花垣武道
知らないはずなのに
涙が出そうになる
その瞬間
頭の奥で、誰かの声が聞こえた気がした
『またな』
青空の向こう
遠いどこかで
きっと、みんな笑ってる
花垣武道
武道は少しだけ笑った
花垣武道
――END――