テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ふー……

大丈夫…大丈夫……

泣かないって決めた……

大丈夫……大丈夫…………

桜良

ぬ、主さん…本当に大丈夫?

うん………

ちょっと…辛いけど

頑張るよ……

桜良

…うん 頑張れ。

良し では本編へ

🐶くんを知ったきっかけが

ちょうど 兄貴が🐵くんの動画を見ていて

何故か 気になった。

レイ(小学生)

…兄さん 何見てるの?

兄貴

これ?

兄貴

🍓👑の🐵くん

レイ(小学生)

…ふーん………

聞いただけじゃ分からなかった

🐵ちゃんの声を聞いても「うるさい」としか 思えなかった

本当に 1番印象に残ったのは

🐶くんだけだった

レイ(小学生)

…? 小さな……

レイ(小学生)

……………………(読めない……)

その当時 ボカロに大ハマりし

聞いていた曲は

ヒビカセと からくりピエロだった。

そして🐶くんの小さな恋の歌を聞くまでは

生きる意味なんて無いと思ってた。

レイ(小学生)

(かっこいい声……)

レイ(小学生)

(…他にも聞いてみよ)

そこからドハマりした。

そして聞いて1週間後

🐶くんが性同一性障害という事を知った。

聞いた時は

レイ(小学生)

…うちと一緒じゃん

って思った。

レイ(小学生)

(もう いっその事×してくれ…か)

レイ(小学生)

(うちも…生きる意味が見つかるまで)

試しで生きてみようかな

小学生五年生

ヘイア・ミラウド

レイ!おはよ!!

レイ(小学生)

!!

レイ(小学生)

お、おはよヘイア!

ヘイア・ミラウド

レイ聞いてよー

レイ(小学生)

な、何?

ヘイアが日本語をペラペラと喋り出した時は

嬉しかった

と同時に

私は

ヘイアに

恋をした

最初は楽しかった。

なんでも話せた仲だから

でも 話して行くうちに

笑う顔 声 優しい所 かっこいい所 容姿 何もかも

全部

愛おしく思えた。

片想いだった

レイ(小学生)

(あぁ…このまま一緒に入れるんだろうな〜)

レイ(小学生)

(中学生になって 高校生になっても ずっと一緒で……)

レイ(小学生)

(いつか満開の桜の木の下で告白して……)

レイ(小学生)

(あーぁ…楽しみだなぁ)

なんて 自惚れた

でも

現在は

残酷だった

お別れ会が終わろうとした時

当時の先生

え〜 ここで悲しいお知らせが有ります。

レイ(小学生)

…?

当時の先生

ヘイアくん 前へ

ヘイア・ミラウド

はい

レイ(小学生)

(なんでヘイアが?)

当時の先生

え〜……ヘイアくんはね。

当時の先生

親御さんの都合で……

当時の先生

“外国に帰る事になりました”

レイ(小学生)

…………は?

レイ(小学生)

…嘘……

当時の先生

3月30日に帰るそうです…

当時の先生

では…ヘイアくん お別れの言葉を

ヘイア・ミラウド

はい

レイ(小学生)

(なんで?)

レイ(小学生)

(なんで?)

ヘイア・ミラウド

この5年間楽しかったです。

ヘイア・ミラウド

皆と楽しく過ごせて良かった!

レイ(小学生)

…………………………

レイ(小学生)

(…なんで?)

レイ(小学生)

(なんで帰っちゃうの…?)

レイ(小学生)

(なんか…期待したうちが馬鹿みたいじゃん……)

レイ(小学生)

(でも…まだ)

レイ(小学生)

(…まだ時間はある……)

レイ(小学生)

(…………………)

その当時は

ショック過ぎて

涙すら出なかった。

でも時間はあった

私が決意したのは

外国に帰る二日前

遊びから帰る途中

ヘイアの家が遠いので送っていた

そう

私が決意したのは

レイ(小学生)

……あの、さ

ヘイア・ミラウド

ん?

告白だ

レイ(小学生)

…ヘイアって私の事…好き?

かなり勇気を振り絞った

自分なりの告白だった

ヘイア・ミラウド

うん 大好きだよ!

レイ(小学生)

!!

レイ(小学生)

…私も 大好き

その当時は

片想いじゃなくて

両片想いだったんだって

思った

レイ(小学生)

…じゃぁねヘイア

レイ(小学生)

帰ってもうちの事忘れないでよ?

ヘイア・ミラウド

うん!覚えてる!

レイ(小学生)

…うん じゃぁね

ヘイア・ミラウド

レイ!!!

レイ(小学生)

! な、何?

ヘイア・ミラウド

“愛してるよ!!”

レイ(小学生)

!!!!

レイ(小学生)

…ありがとう!!

これが最後の会話だった

その日は泣いて帰った。

そして

3月30日

桜が咲く前に

ヘイアは旅立った

1番楽しくて

でも辛くて

でも世界一幸せで

純粋無垢な愛の

両片想いだった

小学六年生

ヘイアが居ないひまわり学級は

いつもより静かに思えた

何も受け入れなかった

受け入れたくなかった

こんな静かで

何も楽しくない

虚無感がしばらく続いた。

何もやりたくなくて

何もしたくなくて

息さえも止めてしまいたくて

全部

全部

どうでも良かった

ヘイア以外どうでも良かった

ヘイアさえ

ヘイアさえいてくれたら

こんなに

辛くないのかな

隣で楽しそうに話してくれたり

笑ってくれたり

賛同してくれたり

かっこよくて

優しい

その彼は

もういないと分かっているのに

つい 「もし居たら」なんて考えてしまって

こんな自分が嫌で

また 引きこもる

また 泣きじゃくる

また 会いたいと思ってしまう

もう 会えないかも知れないのに

諦め切れなくて

もう 何も選択肢が無くて

タヒんでしまいたい

そんな選択肢さえも

自分の中からは消えていた

私の人生を変えてくれたから

いつまでも忘れられなくて

いつまでも会いたいと思っていたくて

ずっと 後悔ばっかりしていて

もう

何も考えたくなくて

心にポッカリ

穴が空いた

中学一年生

黎生

(…今日から中学生か)

黎生

(…実感が無いなぁ)

黎生

うわっ 人多っ

黎生

…人混み嫌いなんだよな……

黎生

(ま、適当にやりますか)

黎生

(…どうせ 虐められるんだし)

黎生

(友達出来るなんて 期待しないでおこ)

黎生

(…こんな時にヘイアさえいえくれたら)

黎生

(……あ、また考えちゃった)

黎生

(……元気かな…………)

黎生

……………………

熊谷 ケイラ

ねぇねぇ!

黎生

熊谷 ケイラ

名前教えてくれない?

黎生

…水谷 黎生

熊谷 ケイラ

黎生ちゃんか!

熊谷 ケイラ

黎生ちゃんは好きなアニメってある?

黎生

…え?

黎生

ん、と……

黎生

…鬼滅の刃とか 🍓👑とか 知らないと思うけど…殺戮の天使とか……かな?

熊谷 ケイラ

あ!全部知ってる!

黎生

え?!

熊谷 ケイラ

え?さつてん誰が好き?

黎生

ざ、ザック…

熊谷 ケイラ

私も!!

黎生

え?!

黎生

(…初めて……)

黎生

(話があった…………)

熊谷 ケイラ

え?レイチェルも良いよね?!

黎生

うん!

黎生

(まだ入学して1日しか経ってないのに……)

黎生

(こんな私に話し掛けてくれた…)

黎生

(……嬉しいなぁ…………)

黎生

(…まるで)

黎生

(ヘイアが)

黎生

(ここのクラスに居るみたい……)

私は

人間関係

勉強

学区外のせいで

特別級だったけど

皆優しくて

こんな私の話を聞いてくれて

幸せだった

そんな幸せさえも

崩れ去った

2020年

9月28日

事件はこの日に起きた

俺は小学生の頃目指していた

解禁賞を取りたくて

遅刻もしたくなかった

でも

8時ちょうど

黎生

(な、何とか走れば間に合うかな?)

黎生

(あーもう!早くしてよ!!)

犯人

……………………

黎生

(…? 隣の男性なんか可笑し___)

黎生

!!ヒッ((ボソッ

そう

痴漢に合った

怖過ぎて何も出来なくて

声すらも出なかった

周りの大人は見て見ぬふり

スマホを向けられ

俺の右胸を揉み続ける

何も抵抗出来なかった

ここからだった

本気でタヒのうとしたのは

家に帰ったら

親に隠れてリ〇カ

カッターを腹に当てた

首にも当てた

もう いっその事

×して欲しかった

何もわからなくなって

何も知りたくなくて

誰も信用出来なくて

男性が怖くなって

大人も 年下も 同年代の子も

なんなら俺の友達全員

誰も信用出来なくなった

皆が発言する言葉

全てが

信用ならなかった

全部

全部

「俺が」「俺さえ居なければ」

何も聞きたくなかった

同情もされたくなかった

ただ

ただ

話を聞いて欲しかった。

でも

タヒにたくなかった

なんで生きてるのかは 分からなかった

でも

ヘイアの為に生きたかった

いつか 話したかった事全部

タヒにたい

でも

生きないと

…タヒんでも誰も悲しみはしない

それは分かってる

でも

もう一度だけ

一度だけでいいから

ヘイアの笑顔が見たい

俺の隣で笑う

愛おしかった笑顔が見たい。

それだけを思って今も生きてる

今も男性が怖いし

一部分の人は信用できてないけど

ヘイアは

ヘイアだけは分かってくれるはず

だって

好きだから

好きだからずっと帰りを待ってる

絶対帰ってくる

だって私が

世界で唯一愛したのは

ヘイアだけだから______

終わった

桜良

…………………………

桜良

…友達全員…って……

本当に 誰も信用出来なくて

誰にも相談出来なかった

桜良

うっっそ…………

…痴漢された事は

リア友全員に言ってない

桜良

え?!

多分これを見たら凄いLINE来ると思うよ?

ここにリア友二人おるし

桜良

……………………

桜良

…ヘイアくん帰っちゃったんだ

…うん

フィリピン人だった

桜良

へぇ……

桜良

あれ?連絡先は?

…知らない

桜良

え?交換してないの?

…出来なかった

ヘイアLINEやってなくってさ。

桜良

あっ(察し)

桜良

辛い…ね

…今は帰りを待つしかないの

確信はない

でも

帰ってくるって信じてる

桜良

へぇ……

桜良

凄い自信だね……

…これは自信じゃない

桜良

…え?

信用

桜良

…信用……?

うん

桜良

…そっか

桜良

……私は主さんがタヒんだら悲しいよ?

え?

桜良

だって……

桜良

私達を創ってくれたし

桜良

何より

桜良

大好きだから!

…!

…ありがとう。

終わろう!

まぁこの時間帯なので誰も起きてないと思いますが(0時16分)

ここまでのご視聴ありがとうございました!

おつレイ!

桜良

…おつレイ……

はい! ここまでのご視聴ありがとうございました! うん 全部実際に起こったことです。 6年間虐められ 4度恋をして 帰ってしまって 後悔して 何も考えられなくて でも 楽しい記憶ばっかりで 中学では 皆優しくて こんな俺でも受け入れてくれて 嬉しかった。 でも 痴漢をされてたからは 学校も度々休んでしまい 解禁賞は逃した。 まぁこんな感じかな? そしてリア友よ これを見ても驚くんじゃないぞ? んじゃ! おつレイ!!!

この作品はいかがでしたか?

200

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚