伏黒恵のいじめ

アイツらに犯されたあの日。

あの日から、アイツらは定期的に、 俺を抱くようになった。

どうやら、アイツらに気に入られたらしい。

毎日の様に部屋にやって来て。

必ず、俺の中に出して終わる。

それを毎日されていた俺は。

次第に、心が「壊れて」いった。

そして、気がついた頃には……

…あぁ。

また、最後までされるのか。

また、中に出されて終わる。

中に出される。

それを、自分で出す。

中に出される。

それを、自分で出す。

その繰り返し。

分かってる。

本当は、今すぐにでも逃げたい。

逃げて、あの人に…。

五条さんに、 抱きしめて欲しい。

でも、それは叶わない。

だって俺は…。

こんなにも、汚れて しまったのだから。

ｶﾞﾁｬｯ…

ﾊﾞﾀﾝｯ…

こんな生活も…。

もう、終わりだ。

さようなら。

ｸﾞﾁｬｯ…

ｸﾞﾁｬｯ…

その日、伏黒と五条。

2人の死体が確認された。

2人の体は、原型を保っていなかった。

ただ、2人の表情は。

決して苦しそうな表情ではなく。

安心した表情をして。

2人の死体が、横たわっていた。

~END~