貴方に聲を届けたい。

彼等と初めて会ったのは、

約3年前、

4月の桜の花が舞い落ちる日だった。

俺は小さな頃から特殊な病気をもっていた。

病名は分からないけど…、

声を発しているのにみんなには聞こえない。

そのせいで虐められる事があった。

親にも聞いて貰えない。

そのせいで暴力を振るわれることもあった。

だから…、

俺は鏡に写っている自分にそう言い聞かせた。

誰にも聞こえることは無いであろう、言葉を口にする。

朝日が1番綺麗だ。

夕陽も綺麗だけど、

そんなことを考えながら道路の隅を歩いていると、

誰かとぶつかった。

そうだ、聞こえないんだった。 俺の声は、この人達に…、

その黒髪の顔が整った綺麗な顔の人は俺の顔を覗いてきた。

訳もわからず、変な汗が身体から湧き出てくる。

俺は、戸惑いながらも首が折れるだろってくらい思いっきり首を縦に振って走って学校に向かった。

やっべ~、。

顔良すぎて思わず走ってきちゃったじゃん!!!!

絶対目付けられたってぇぇえ!!!

冷や汗が凄いよぉ…、

嘘嘘嘘嘘…、

無理無理無理。

取り敢えず…、知らない振りして逃げよ((

マジか…、

突然、先生に呼ばれ、吃驚はした。

うん。吃驚したよ？

…俺、なんかやらかしたな。

先生からの目線が痛いので、 コクッと小さく頷いて、先生のいる教卓の方へ向かった。

先生の指示通り自分の名前と軽い紹介文的な感じで、黒板に文字を書いた。

そういい先生は俺の肩にぽんっと手を乗せた。

え、。

めっちゃ優男な先生なんだけど…？

モブ飛ばします((((

モブ飛ばします((((

ちなみに、席順は

てな、感じっすね。 モブばっかなのは気にすんな(( あと雑ですいません。

さ、さっさと帰ろ~

え、え？

確か…、この人は、蒼凪羅那男さん？

rd(コンタミの手を握る。

…友達になんてなれない。

どうせ、なれる訳無いんだ。

これが、彼らと

初めて出会った。

4月の桜が咲き狂う季節だった。

それからだった。

俺が、

俺自身が変わったのは…、