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目から大量の涙が..... 透葉ちゃん!私は絶対に狂わないから一生愛するよ!
ごめん、涙が止まらないよ…… 透葉ちゃん、そんな過去が、、 ごめん一生愛すわ 私絶対狂わされないから愛すわ
午後11時
透葉
透葉
正直な所…敦さんは、あまりヤンデレではない
理由は分かりませんが
敦
透葉
透葉
敦
透葉
透葉
透葉
私は、出来上がった書類を確認し
敦さんの方に目線を向けた
敦
透葉
敦
敦
透葉
私は、資料をファイルに挟み
資料を作っていく
敦
敦さんが、ぎこちなく聞く
透葉
敦
思いがけない質問だった
私は、動かしていた手を止め
額から汗を一粒流す
透葉
思い出せない
どうしてか思い出せない
何か大切な理由があったのに…
敦
敦
敦
逆に敦さんが焦る
私は……どんな表情を顔に浮かべていたのだろうか、…
透葉
仕事が終わり、家に帰る時
何故か…悔しい気持ちでいっぱいだった
何も分からないのに…
何でこんなに悔しいのでしょうか……
透葉
いや…違う
透葉
違う
透葉
透葉
静まり返った夜の街に
"彼女"の嘆きが聴こえた
透葉
顔の整った女の人が、
ボーっとバスケットゴールを眺めている
魅羅透 ミラト
女の人が振り返る
透葉
魅羅透 ミラト
男の人は、バスケットボールを持ったまま嫌そうな表情をした
透葉
女の人___透葉は、男の人を見た
まるで、心を読もうとしているかのように
魅羅透 ミラト
魅羅透 ミラト
突然の言葉に透葉は目を丸くした
透葉
透葉は、疑わしい目で魅羅透を直視し
首元に掛けているヘッドホンに触った
魅羅透 ミラト
魅羅透が、跳躍する
その衝動で、手からバスケットボールが引き剥がされる
透葉
透葉は、魅羅透に目線を合わせないまま
透葉
魅羅透 ミラト
透葉
透葉
魅羅透 ミラト
魅羅透 ミラト
魅羅透 ミラト
魅羅透 ミラト
透葉
透葉は、矢張り目線を合わせなかった
自分の心を読み取られてしまわないように
私達は、仲を深めて行った
だけれど、そのせいか
魅羅透 ミラト
透葉
透葉
魅羅透 ミラト
透葉
魅羅透が可笑しくなってきてしまった
いや………
"私が可笑しくさせてしまった"
と言った方が正しいかもしれない
透葉
魅羅透 ミラト
私は……どうして何時もこうなのだろうか
誰かと仲良くしようとしても
誰かを狂わせてしまう
だから…
もう誰にも心を許さない
透葉
鏡に映るのはきまって私
誰かを変にさせてしまったのも私
そう……全て私が悪い
透葉
なのに……
透葉
なんで……
透葉
終わらない地獄
結末が同じ地獄
何度逃げても追いかけてくる
私と言う存在の裏側
私だって……
透葉
自分自身に言い訳をしているだけで
本当は、皆とも仲良くしてみたい
だけれど、私の立ち位置ではそんな事も許されない
だから私は本の世界に逃げ込んだ
終わりがなくて、果てしない本の世界に
透葉
透葉
透葉
透葉
透葉
透葉
透葉
透葉
透葉
透葉
涙と汗でぐちゃぐちゃになった私の醜い顔
本当はボロボロな心
こんな弱いところ…誰にも知られなくていい
次の日
私は、仕事を休んだ
理由は、単純に「今は行けそうにない」と言う理由
透葉
風が涼しげに笑う
私の心とは正反対に……
透葉
そう思った瞬間
頭上からボールが飛んで来た
○○
○○
生憎、そのボールは私の頭に当たり、その衝撃でベンチから落ちてしまった
○○
○○
彼女が、焦りながら慌てている様子を最後に
私の視界の映像は切れた