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橘靖竜
340
るしゅ
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美華
施設で会うなり、ある扉のほうを指差し、忙しそうに廊下の奥へと消えていく美華。
格好は少し派手目ではあるが、その上に白衣を羽織るだけで賢そうに見えるのだから不思議だ。
いや、実際に賢いのだろうが。
麻田
麻田はここに出入りするのに慣れているのか、美華が指差した扉の前へと向かう。
倉科
部屋の入り口のプレートに【応接室】と書かれている。
麻田
麻田
麻田に続いて部屋の中へ。
部屋の中は小ぢんまりとしており、応接室というよりかは、休憩所だった。
おそらく、ここの施設の職員が休憩する際に使うのであろう。
美華
しばらくすると美華が入って来て、缶コーヒーを麻田と倉科のほうへと投げてくる。
美華
美華
麻田
美華
プロフェッショナルの意見というのは、主に美里の遺体についての意見を聞きたかったのであるが、どうやら勇み足だったようだ。
倉科
麻田
美華
麻田
美華
美華
倉科
麻田
麻田
美華
美華
麻田
苦笑いを浮かべる麻田。
帰り際に倉科は美華に声をかける。
倉科
美華
倉科
倉科
美華
まだ昼間だというのに、その言い回しはどうかと思ったが、彼女の言動に英語が混じるのは、これが初めてではない。
美華に首根っこを掴まれた麻田の恨めしそうな表情をよそに、倉科は施設を後にした。
施設を出るのを見計らったかのごとくスマホが鳴る。
相手は尾崎だった。
倉科
尾崎
尾崎
尾崎
倉科
倉科
尾崎
尾崎
倉科
尾崎
電話口から小さく縁の声が聞こえたと思ったら、話者が尾崎から縁に変わる。
縁
縁
縁
倉科
倉科
縁
縁
倉科
倉科
倉科
縁
倉科
倉科
とんでもない話だが、そういうミラクルを起こすのが尾崎という男である。
倉科
倉科はそう呟くと車に乗り込んだのであった。
町中華――桜々軒。
倉科
縁、尾崎、倉科と並び、店主に頭を下げる。
店主
店主
倉科
倉科
店主
店主
店主
倉科
店主
店主
倉科
尾崎の頭にゲンコツを食らわせると、改めて頭を下げた。
店主
店主
店主にそう言ってもらえて一安心。
再三謝り倒してから、一同は倉科の車へと乗り込んだ。
倉科
倉科
縁
縁
尾崎
尾崎
倉科
倉科
まだ完全に情報が出揃ったわけではない。
しかし、居ても立っても居られなかった倉科は、縁達の返事も聞かずにアンダープリズンへと車を走らせた。
アンダープリズンに到着し、いつも通り準備万端でやって来たものの、当の坂田本人はベッドの上でご就寝だった。
倉科
倉科
倉科が声をかけると、坂田は気だるそうに起き上がる。
坂田
坂田
倉科
倉科
倉科は鉄格子の隙間から資料を受け取ると、眉間に皺を寄せる。
坂田
坂田
尾崎
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
坂田
倉科
倉科はそう言うと、電波が入らないはずのスマホを取り出して、音声らしきものを再生する。
縁
それは、男とも女とも取れる震えた声だった。
倉科
倉科
坂田
坂田
尾崎
坂田
坂田
縁
坂田
坂田の言葉に驚く。
縁
尾崎
尾崎
坂田
坂田
倉科
倉科が施設に行った時のことを話す。
続いて、縁はあるものを差し出した。
それは、坂田のいうシンメトリーの意図に気づいていたからかもしれない。
差し出したのは、美里からもらった名刺だった。
縁
坂田はそれを受け取ると、気味の悪い笑みを浮かべた。