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早瀬葵
葵は、全身が熱くなっていた。
目の前には、親友の青山ミサキがいる。
早瀬葵
現在、ミサキの両手には、
原稿用紙の束があった。
青山ミサキ
早瀬葵
早瀬葵は、小説を書くのが好きな中学一年生だ。
渾身の長編を書き上げ、小説の賞に応募しようと考えていた。
しかし自分に自信を持つことができず、
親友の青山ミサキに下読みを依頼したのだ。
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
青山ミサキ
早瀬葵
早瀬葵
青山ミサキ
青山ミサキ
青山ミサキ
早瀬葵
青山ミサキ
青山ミサキ
早瀬葵
青山ミサキ
青山ミサキ
早瀬葵
早瀬葵
小説の賞の締切は迫っていた。
だが、修正作業は思うように進んでいなかった。
ミサキの指摘してくる修正箇所のほとんどが、葵は受け入れられなかったからだ。
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
小原毅
小原毅は、葵の幼馴染みだ。
ミサキと同じく、幼稚園からずっと一緒の子である。
早瀬葵
小原毅
小原毅
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
小原毅
早瀬葵
早瀬葵
小原毅
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
小原毅
小原毅
早瀬葵
小原毅
早瀬葵
小原毅
小原毅
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
小原毅
小原毅
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
葵は、ギリギリまで誤字脱字の見直しを行った。
賞の締切は今日だ。
当日消印有効のため、今日中に郵便局に出せば間に合うということである。
放課後、部活を休んで郵便局に向かおうと思ったのだが……。
──話があるから屋上に来て──
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
それでも葵は指示に従い、屋上に向かった。
すぐに郵便局に行けるように、カバンも持っていく。
中には大切な原稿も入っている。
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
ミサキは、フェンスの前に立っていた。
葵が近づいていくと、ミサキは手を差しだしてくる。
青山ミサキ
早瀬葵
青山ミサキ
早瀬葵
早瀬葵
青山ミサキ
青山ミサキ
青山ミサキ
早瀬葵
青山ミサキ
早瀬葵
早瀬葵
葵は踵を返して去ろうとする。
青山ミサキ
ミサキがカバンを掴んで、強引に引っ張ってきた。
その力は強く、カバンを奪われてしまった。
早瀬葵
青山ミサキ
早瀬葵
葵はカバンを奪い返そうとするが、ミサキはカバンを胸で掻き抱いて、渡そうとしない。
早瀬葵
葵とミサキは、カバンの奪い合いでもみ合いになった。
青山ミサキ
青山ミサキ
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
ミサキは、ふっと、小馬鹿にするように笑った。
青山ミサキ
早瀬葵
次の瞬間。
ミサキの表情が、鬼のように変わった。
青山ミサキ
青山ミサキ
青山ミサキ
ミサキは葵を突きとばしてきた。
カバンの奪い合いをしている間に、二人の立ち位置は変わっていた。
それゆえ葵は、フェンスの方に倒れこんでしまう。
ガシャン
早瀬葵
フェンスは、葵の身体を支えることはなかった。
葵は、何もない空間に向かって、フェンスごと倒れこんでいく。
早瀬葵
悲鳴は、声にならなかった。
フェンスの一部が外れ、屋上から身を投げだされてしまったのだ。
葵は咄嗟にフェンスを掴む。
外れたフェンスの一部が縁に引っかかり、辛うじて落下は免れた。
だが、今にも外れそうだ。
青山ミサキ
早瀬葵
青山ミサキ
ミサキは葵のほうに近づいてきて、手を伸ばしかけ──
唐突に、その動きが止まった。
早瀬葵
ミサキの表情に、迷いのようなものがあった。
そして、次の瞬間。
葵は、その目に映ったものが信じられなかった。
ミサキの顔に、邪悪な笑みが浮かんだからだ。
そのとき。
早瀬葵
フェンスが縁から外れた。
すべての景色がゆっくりと移ろう。
だが、思考する間はなかった。
奇妙な浮遊感。
遠ざかるミサキ。
まもなく葵の眼前は白く閃き、
意識は途切れた。
医者
葵の母
葵の父
医者
葵の父
医者
医者
葵の父
葵の母
青山ミサキ
青山ミサキ
葵の父
葵の父
葵の父
青山ミサキ
青山ミサキ
青山ミサキ
青山ミサキ
青山ミサキ
葵の母
葵の母
青山ミサキ
青山ミサキ
ミサキは両手で顔を覆い、泣き喚いた。
だが、その手の隙間から覗く口もとが、
一瞬、笑っているように見えた。
葵の父
葵の父
葵の父
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
葵の母
葵の母
葵の母
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
葵の母
葵の母
葵の母
目覚めた葵は、当然ショックを受けた。
中学、高校、大学……それらの生活を通して得られる体験。
幼い頃から漠然と憧れを抱いていた、輝かしい青春。
大切なもの、人、時間。
それらはすべて、失われてしまったのだから。
現実を受け入れるのには、時間がかかった。
それでも葵は、両親を悲しませたくないという思いから、リハビリに励んでいった。
葵が厳しいリハビリを乗り越え、ようやく日常生活を送れるようになった、ある日のこと。
早瀬葵
早瀬葵
南田繁樹とは、葵が作家を志すきっかけとなった小説家である。
早瀬葵
早瀬葵
葵が南田の本に手を伸ばしかけたとき。
隣に詰んであった本の帯が目に入った。
──愛する人を救うため、思い出を捨てて時を越える──
早瀬葵
早瀬葵
葵は懐かしさと、切なさを感じながら、その本を手に取った。
そして帯を詳しく読んでみて、
早瀬葵
驚愕した。
ストーリー、世界観、そして登場人物名。
そのすべてが、中学時代に葵が考えたネタとまったく同じだったからだ。
早瀬葵
その場で中身を読んでみる。
早瀬葵
早瀬葵
早瀬葵
帯がズレていたため、著者名は見えていなかった。
帯を正しい位置に直すと、隠れていた名前が見えた。
──青山ミサ──
#少年少女
#ファイブナイツアットフレディーズ