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召喚された先で、私は嫌われていました

第5話 - 最終回もう一度君に会いたいと願っても…

2022年09月28日

#ドラマ

#異世界転移

#一次創作

ティア

依桜

君が私を必死で探しているのに

依桜

私は、それに応えることすら出来ない(´；ω；｀)

依桜

(*´ρ`*)ﾎﾟﾜﾜｰﾝ

アレキシス

おい聖女！いつまでボーっとしてるんだよ！

依桜

(｡・・｡)ぼぉ~

アレキシス

(´Д｀)ﾊｧ…

アレキシス

早く働けよ！

依桜

もう少しだけ、現実を受け止める時間をください((ﾎﾞｿｯ…

アレキシス

…わかった。俺は帰るからな

依桜

（勝手にしろよ！いちいち報告いらんわ）

側近

陛下…ずっと思っていたのですが、どうして殿下が彼女に
あんなに冷たくあたられるのを許されてるのですか？

陛下

はぁ？

側近

ですから！

陛下

いや、聞こえてる

側近

それでは、なぜですか？

陛下

いやだな？そんなことが起きているのかと思って…

側近

し、知らなかったのですか？

陛下

ああ

側近

いじめているものたちが言うには、ローゼマリア様のお立場を危うくさせるからだと…

側近

しかし、彼らにもですが、言わなければならないと思って進言致します

側近

彼女が危害を加えたのですか？

陛下

いや、知らない

側近

彼女からしたら、どう思うのでしょうね

側近

急に、召喚されてもう二度と戻れない。でも、全員から嫌われて嫌がらせを受けて

側近

身に覚えのない事を言われ続けて、挙句の果てには…

陛下

挙句の果てにはなんだ？

側近

((´(´･(´･_(´･_･(´･_･`(´･_･`)えっ

側近

知らないんですか(◉☗◉💧)

陛下

？

側近

彼女、妊娠してたんですよ、

陛下

(ﾟдﾟ)ﾊｧ?

側近

こちらに召喚されてきた時、六ヶ月だったそうで…

側近

先日、メイドが彼女を階段から突き落とし、彼女は大怪我をして、赤ちゃんは……

陛下

赤子は…？

側近

ﾌﾘ(( ¯-¯ )( ¯-¯ ))ﾌﾘ

側近

もう…亡くなっていたそうです…

側近

…これが、私たちが彼女に対してした仕打ちですよ…

陛下

…ｯ

陛下

わかった。早急に手を打とう

依桜

そろそろ立ち直らなきゃ…

依桜

それに、いつまでもうじうじしてるよりも、前に進んだ方が得だし、

依桜

うじうじしたままだったら、慧くんに笑われる…

依桜

でも、一番の理由は…いつまでも落ち込んでたって帰ってきてくれないからな…

依桜

私も、帰れないし…

ローゼマリア

( *´꒳`*)

ローゼマリア

それでねそれでね？

メイド

はい( *´꒳`* )

ローゼマリア

あっあの人って…

ローゼマリア

:(´◦ㅂ◦`):怖いわ:(´◦ω◦｀):ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

メイド

:( ＃´°ω°` ):ｲﾗｯ

メイド

お前！ローゼ様に近づくな！

依桜

…は？

メイド

二度も言わせるな！

依桜

…大体さぁ、なんでただのメイドが聖女に対してそんなに高圧的で上から目線なわけ？

依桜

それに、ここは色んな人が通る道だし、私から近づいて行ったわけじゃないでしょ？

依桜

こっちも我慢するにも限界があんのよ！

ローゼマリア

こ、怖いわ:(´◦ω◦｀):ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

メイド

(、._. )、ﾌﾟﾁｯ…

メイド

ローゼ様を怖がらせるんじゃないわよ！

依桜

…(´Д｀)ﾊｧ…

依桜

あんたの声が一番怖いけどね(笑)

メイド

( ºДº)ｷｰｯ

依桜

…あのさ、私まだ許してないからね

依桜

というか、一生許す気ないけどさ

ローゼマリア

:( ;´꒳`;):ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ？？？

依桜

あら、そこのお姫様はなーんにも知らないのね？

メイド

おい！

依桜

あー、大丈夫

依桜

言う気はないから

依桜

バイバイ（このメイド喋り方からしてまさか男なのか？）

アレキシス

((⊂(｡`･ω･´｡)⊃))ﾊﾞｰﾝ

依桜

‪Σ( ˙꒳˙ ;)

アレキシス

お前( ˙-˙ )σ

アレキシス

ローゼを怖がらせるなよな！

依桜

(´Д｀)ﾊｧ…

依桜

なんですか？

依桜

あのお姫様が虐められたのー(૭ ᐕ)૭とか怖かった〜(੭ ᐕ))とか言ったんですか？

アレキシス

いや…メイドが…

依桜

片方の意見だけを汲み取るとは、為政者としての才覚の欠片も感じられませんね？

アレキシス

＝(´□｀)⇒グサッ!!

依桜

(´Д｀)ﾊｧ…

依桜

いい加減にしてください…これ以上私から奪うものなんて何も無いでしょ…(இдஇ`｡)

依桜

だから…だからもう、出ていってください…お願いします.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.

アレキシス

…わかった

側近

殿下、陛下がお呼びです

アレキシス

なに！？

アレキシス

すぐ行くと先触れしておいてくれ！

側近

はっ(ค•ㅅ•)คかしこまりました

||☆＼“(・_・。)ｺﾝｺﾝ

陛下

入れ

アレキシス

はっ(ค•ㅅ•)ค

アレキシス

お呼びでしょうか、陛下

陛下

うむ

陛下

少し聞きたいことがあってな

陛下

お前は聖女とどう接しておる？

陛下

そして、周りはどう接しておるのだ？

アレキシス

はい？

陛下

だからだな？

アレキシス

いえ、聞こえております

アレキシス

聖女と私は、あまり接触しておりません

アレキシス

たまに様子は見に行きますが、聖女の仕事をする気はないのではと考えております

陛下

そうか…

陛下

周りのものたちは？

アレキシス

聖女が言うには、階段から落とされたそうですが…

陛下

知って…いたのだな…(´Д｀)ﾊｧ…

陛下

だいたい状況はわかった

陛下

用は済んだ帰っていいぞ

アレキシス

ฅ(º ﾛ º* ฅ)ﾊｯ!!!

アレキシス

またこんな大きなところに呼び出すとはどのようなご要件でしょうか？

陛下

分かっているんじゃないか…？

アレキシス

いえ…

陛下

お前は、聖女への対応を怠った上、必要な報告さえも一切していないな？

アレキシス

…あっ！Σ(･ω･ﾉ)ﾉ

陛下

…ﾊｧ━(-д-；)━ｧ...

陛下

お前は一度世界を見て勉強し直せ！

陛下

それまで帰ってこなくて良い！

陛下

お前の大好きなローゼマリアを連れて行っても構わん、というか、連れて行け

アレキシス

お、お待ちください、陛下！

陛下

反論は聞かん！

陛下

準備をしておけ！

側近

さぁ、殿下、行ってらっしゃいませ

アレキシス

おい！

側近

（つ≧∇≦)つ

アレキシス

（押し出される）

一週間後

ローゼマリア

綺麗な夜景ね〜

ローゼマリア

陛下もお優しいわよね( *´꒳`* )

ローゼマリア

二人で旅行に出してくれるなんて

アレキシス

あ…ああ

離れてよくわかった

自分の非常識さが

彼女は何もしていないのに、虐げて声を荒らげて

危害を加えられても、何一つ心配もしなかったこと

国で守るべきである聖女のことを陛下に何一つ報告しなかったこと

彼女はもう二度と帰れないのに、

配慮ひとつすらしなかったこと

彼女はどれだけ絶望しただろうか…

何度も彼女に言われても、陛下に言われても理解していなかったが、

ようやく、ここまで来て理解することができた

…でも、もう遅い

私は、きっとなにか理由をつけて廃嫡されるだろう

きっと、謝ることすら許されない

だから、ここで言う…

すまなかった…聖女

依桜

🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶

依桜

🎼.•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸ ♬︎*.:*

依桜

あなたに会いたいと願っても、叶えてくれる人はいないでしょうね♪

依桜

さようならを告げる暇もなく消えた♪

依桜

透明なガラスに阻まれたみたいね♪

依桜

ああ、今あなたに会いたい♪

依桜

🎼.•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸ ♬︎*.:*🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶

依桜

♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜

私は、歌の聖女として名を馳せた

でも、そんな名誉も栄誉もいらないから、ただ君に会いたい…

〜Fin〜

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ティア

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