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くじら🐋

へろー

くじら🐋

「コドクなioの片思い」

くじら🐋

一応完結しましたが

くじら🐋

まだ終わりではありません

くじら🐋

まだ回収できてない内容があるので

くじら🐋

それをナチ視点で見ていきましょう!

くじら🐋

はい、ただそれだけです

くじら🐋

書きたいものとかもあるんで

くじら🐋

更新頻度は遅めですよ(きっと)

くじら🐋

ではでは

Let’sgo↓

イタ王

もう夕暮れ時か…

ナチス

そうだな

回らない頭で返答を返す

まだぼーっと、物思いに更けている

イタ王

そういえばさ

イタ王が口を開く

イタ王

ナチスはどのくらい此処に滞在するの?

どのくらい、か

考えたことなかったな

ナチス

ん~……

家はもう既にあるが

少しだけでいいから此処にいたい

今までの孤独を埋め合わせたい

それと_____

ナチス

ま、2週間くらいだな

ナチス

(我儘でもちょっとくら良いだろ)

イタ王

え⁉に、二週間⁉

ナチス

急な大声と、予想していなかった反応

少し驚きつつも、冷静さを取り戻す

イタ王

結構傷が深いんだし最低でも3か月は____

ナチス

(3か月もいいのか…)

どうやら「イタ王」は相当優しいようだ

イタ王

……あ

ふと彼が我に返ったように声を遮る

イタ王

…ごめん

その目に光がないような気がした

ナチス

なんで謝る?

思わず心の声が漏れた

イタ王

…え?

きつい言い方に申し訳なさを感じつつ

認められた我儘に甘える

ナチス

…ま、お言葉に甘えて

ナチス

4か月、居させてもらうぞ

イタ王

…う、うん

少し、イタ王の目に光がなくなった気がする

それに、イタ王は「僕」という時少し表情が変わる

まるで、何かをこらえてるような……

だが、それを聞く間もなく

イタ王

…じゃあ先お風呂入っちゃって

イタ王

僕は夜ご飯作ってる

ナチス

わかった、有難うな

続きは風呂場で考えるとしよう

シャワーヘッドから流れる水の音

それを止めて湯船につかる

ナチス

ふぅ……

此処では自分の声さえも明瞭になる

いつもの癖で、呟きながら頭を回す

気になったことをまとめて結論へ導く

ナチス

「僕」という時の顔……

ナチス

それに大声を出した時の謝罪…

ナチス

何かをこらえてるのか…?

ナチス

大声が出るのは先天的なものだ

ナチス

となると自分の癖______

ナチス

性格を隠している…?

ナチス

…つまり無理してるのか?

なぜ性格を隠すのだろうか?

意図がうまく掴めない

ナチス

…そろそろ出るか

体をふいて、

バスタオルを巻く

そしてそのまま風呂場を後にした

よい香りに誘われるように、

キッチンの近くの部屋へやってくる

ちょうどそこにイタ王もやってくる

イタ王

パスタ作ったけど食べる?

ナチス

それも俺が大好きなパスタ

この良い香りはこれだったのか…

ナチス

本場のやつじゃん、食べたい

イタ王

…じゃあ置いとく

「じゃあ」?

俺が食べないとでも言うと思ってたのか…?

イタ王

あと頼むから服を着るんね

ナチス

風呂上がりだからいいだろ~…

そう言いつつも、一応服を着ていく

自分でもなぜこんなに警戒心がないのか恐ろしい

イタ王には…何か思うところがあるようだ

ナチス

よし!これでいいだろ!

イタ王

……うん

イタ王

じゃ、冷めないうちに食べよっか

ナチス

そうだな

向かいの席を促され、座る

目の前にある好物に、わくわくが止まらない

イタ王

いただきます

ナチス

いただきます

同時にそう言って手を付け始める

フォークで丁寧に巻いて、

口の中へと大事に運ぶ

ナチス

(やべぇめちゃうまい)

フォークが止まらず皿の中身がどんどん減っていく

黙ってどんどん食べる俺を見て、

美味しくないと勘違いしたのか

イタ王が不安げに聞いてくる

イタ王

…どう?口に合う味?

口の中に詰め込んだパスタを飲み込んで答える

ナチス

…嗚呼!めちゃ美味いぞ!

少し安堵したかのような顔をするイタ王

イタ王

…よかった

イタ王

おかわりもあるからいっぱい食べてね

このクオリティでおかわりもあるとか神だろ

ナチス

嗚呼!ありがとうな

おかわりしたいな、と思い

イタ王を見上げようとした途中で気づく

皿の中身が、減ってないように見える

少し、心配で聞いてみる

ナチス

…イタ王は食べないのか?

イタ王

…え⁉

返ってきた反応は、

意外と驚きを含んでいた

イタ王

あ、ああ…食べるよ

少し、イタ王が食べるのを見守ってから

ナチス

おかわり、もらっていいか?

イタ王

…!

イタ王

うん、いいよ

イタ王

よそってくるね

ナチス

有難うな

遠のく背中を見ながら、ある企みが思いつく

ナチス

……かまでもかけてみるか(ボソッ)

今日の夜が楽しみだな

イタ王

ご馳走様でした

ナチス

ご馳走様でした!

さて、まずは第一段階だな

準備のために、ぼーっとしている彼に話しかける

ナチス

皿、洗うぞ?

イタ王

ハッ

イタ王

い、いいよ

イタ王

ナチスは怪我人なんだし僕が___

イタ王が優しいから故にこう言うのは予測済み

なら俺もそれに対抗すればいいだけの話だ

ナチス

タダで泊ってるんだし何かさせてくれ

まぁ、本当の善意もあるけどな

どちらにせよ、

これ以上無理をさせないようにするためだ

ナチス

頼む

イタ王

……そこまで言うなら

よし、折れたな!

ナチス

じゃ、洗ってくる!

そう言い残し、イタ王を後にして

善意であり、かまをかけていることにもなるが

自分はただキッチンへ向かった

皿を洗い終えて、静かにイタ王の部屋の前に立つ

扉を音を鳴らさないように開け、

静かに部屋へ入っていく

幸いイタ王は考え事のためか、こちらに気づいてはいない

イタ王

憂鬱だなぁ……

疲れたような、薄い隈のある目

強風にあおられるだけで折れそうな体

ナチス

大丈夫か?

そこから出る言葉には、何かと重みを感じる

イタ王

……ううん……

でもその一言が、聞きたかった

そうしたら確証を持てるから

イタ王

……え?

時間差でイタ王が気付く

ナチス

(これだけの時間差……)

ナチス

(…相当天然だなこいつ)

イタ王

な、ナチス⁉

イタ王

い、いつからここに……?

ナチス

今さっきだが?

イタ王

……

あっけにとられている姿が少し可愛く見える

少しだけ間を開けて、聞いてみる

ナチス

……イタ王って

ナチス

今身長体重いくつだ?

イタ王

…え?

予想外の質問をされたかのような反応

そのほうが疑われなくていいから都合はいいが

ナチス

(将来こんなピュアだとすぐ騙されるぞ…)

イタ王

えーと……

イタ王

182cm…の62kg…なんね

182cm,62kgのBMIは約18.7

だとするとちょっとさば読んでるな

多分60kgは切っているだろう

ナチス

…なるほど

まぁ、どちらにせよ

ナチス

瘦せすぎだな

イタ王

え⁉

イタ王

でもio最近ちゃんと食べてるし…

ナチス

気づいてない、のか?

イタ王

…?

ナチス

(やっぱこいつ天然だな)

ナチス

今一人称「io」って言っただろ

イタ王

あ…⁉

イタ王の表情に焦りと恐怖がにじみ出ている

ナチス

別に____

別に気にしないから好きなお前でいろ

そう言おうとして、言葉を遮られる

イタ王

ご、ごめん!

イタ王

ちょっとミスっただけ!

イタ王

気にしないでほしいんね!

イタ王

僕お風呂入ってそのまま寝るから!

そう急いで言い残し、

イタ王

おやすみ!

ナチス

……嗚呼、おやすみ

そのまま部屋を立ち去ってしまった

残念だが、何かトラウマでもあるのだろう

ゆっくり本音を探っていくしかないな

ナチス

Gute Nacht……

今日はもう寝よう

コドクな君を、愛する俺の

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コメント

1

ユーザー

なちさん目線ありがとうございますほんと神です愛してます🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻

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