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AY

私の身に起きた怖いけど嬉しかった話です

AY

冬の寒いころでした

AY

爺さんがなくなったために

AY

使われなくなった

AY

爺ちゃんの車をもらって

AY

立ち寄ったことのない店で

AY

休憩しようと

AY

駐車していたときです

AY

〈ピーピーピー〉

AY

俺もなかなか運転が上手くなってきたな

AY

そろそろ

AY

初心者マークとれるし

AY

はっぱちゃんお疲れ~

AY

そんな考えごとをしていた時

AY

〈ブチッ!〉

AY

え?

AY

いったいなんの音だ?

AY

慌てて車を止めて外に出てみても

AY

車に異常はありません

AY

中に入ってみてみると

AY

お守りの紐が切れて落ちています

AY

なんだよ

AY

爺さんが昔からつけてたのが切れただけか

AY

紐が劣化してたのかな?

AY

ならもう一度バックするか

AY

そう思った私は

AY

少し前に出て

AY

よし後ろがわに人はいねえな

AY

ルームミラーで確認を済ませると

AY

〈ピーピーピー〉

AY

そうやってもう一度下がろうとすると

AY

「バキッ」

AY

今度は何だよ……

AY

もう一度外に出て車を見てみると

AY

後ろのワイパーが

AY

にょきっと飛び出た枝にぶつかって

AY

折れてしまったようです

AY

最悪だ

AY

修理してもらわないと

AY

つらみ

AY

それしてもさっきからついてないけどなんなんだ?

AY

神は俺に試練を与えたのか!

AY

こんなしょーもないこと与えんよな

AY

そんな思いを抱きながら

AY

再び車の中に戻って

AY

再度バックしようと

AY

後ろをみるための

AY

ルームミラーを覗くと

AY

真っ黒な

AY

何か影のようなのが

AY

動いた気がしました

AY

夜の闇より暗いってどんだけ黒い服着てるんだよ

AY

もしかしたらクロネコかな

AY

ネコ最近触ってないし

AY

触りたいなあ~

AY

それに

AY

万一後ろに黒い服の人がいて

AY

跳ねると

AY

不味いなあ

AY

そうおもった私は

AY

安全のために

AY

車からでて後ろに

AY

行きました

AY

その時です

AY

〈ズボッ〉

AY

え?

AY

車の後ろを踏み込むと地面がありませんでした

AY

雪によってあるように見えた地面はなく

AY

まあまあ高さのある崖のようになっていたのです

AY

冷てえ~

AY

そういいながら

AY

雪に半身埋まったものの

AY

なんとか抜け出した

AY

私は

AY

周りの地面を見ると

AY

そこには私の足跡しかなく

AY

あれ?

AY

さっきのは見間違いか?

AY

車で落ちてたら

AY

割りとまずかったろうから

AY

これ以上バックしなくて

AY

良かったわ~

AY

もしかして

AY

このバットな出来事は

AY

爺さんが俺を守ろうとしてくれたのかな?

AY

保育園小学校中学校時代

AY

土日や登下校

AY

お世話になり

AY

俺が高校に入った時に

AY

癌になって

じいちゃん

大学の入学までは見たいなあ

じいちゃん

どこに行くんかなあ

じいちゃん

近くだったらまた顔見せてな

じいちゃん

死んでも頑張って見に行くから~

婆ちゃん

死ぬなんて言わないの!

じいちゃん

ははは……

AY

そんな明るい

AY

良い爺ちゃん

AY

結局俺が大学受かる直前に

AY

死んでしまって

AY

なんも恩返しできなかったのが

AY

心残りで

AY

しばらく泣き続けてましたが

AY

今でも見てくれてるのかな

AY

ありがとう

AY

そう思う出来事でした

この作品はいかがでしたか?

56

コメント

2

ユーザー

怖くない!感動した🥺

ユーザー

なんか途中から涙が出てきた 嘘じゃないよ! 感動しました! おじいちゃんいい人でしたね!

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