TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

➥𝗡𝗲𝘅𝘁 𝗗𝗮𝘆

随分長く寝たような感覚と、 全身が心地良く痺れてる.

肩を揺すって上半身を起こすと、隣で寝てた ジョングク が先に起きて何やら自分のバッグを漁っていた.

𝗧𝗛 .

??

背中越しに端から覗き込もうとすると

振り返った ジョングク が僕に向けてCanonの一眼レフカメラを構えた.

𝗧𝗛 .

?!

𝗧𝗛 .

やめろ 、ㅋ

𝗝𝗞 .

ㅋㅋㅋㅋ

𝗝𝗞 .

ヒョン ご飯食べる ??

𝗧𝗛 .

レンズを塞いでた手を離し、軽く頷き返事をするとベッドから降りて ジョングク はキッチンの方へ向かった.

目が覚めて隣に誰かがいるだけでこんなに満たされるんだっけ.

今まで忘れてた感情が少し不思議に思えた. 体温がまだ残ってるベッドシーツを右手で撫でてるとスマホのバイブ音が鳴った.

【📱 ブブッ】

トップ画面に表示された 【calendar:締切直前】 の文字. そうだ、前にカレンダーアプリに締切直前日を設定していた.

𝗧𝗛 .

((ヤバイッ...!!

すっかり忘れてた....!! 締切ッ

ベッドから飛び降りてクローゼット近くに置かれたリュックを手に取り ハンガーにかけられたいつものジャケットとパンツ. 適当にカゴから取ったシャツを着る.

𝗧𝗛 .

グガッ

𝗧𝗛 .

僕朝要らないや

𝗧𝗛 .

ごめんッ

𝗝𝗞 .

え、 ??
こんな早くから
何処か行くんですか ??

𝗧𝗛 .

うん、大学

𝗝𝗞 .

制作 ?

𝗧𝗛 .

ん、急いでるから....
行ってきます !!

【バタンッ】

𝗝𝗞 .

....行ってらっしゃい、

𝗧𝗛 .

ふぁ ~ ぁ.......ッ

制作開始から約𝟮𝟬分. 早くも眠気に襲われ手が止まった.

早く来すぎたかなぁ??

締切直前だからって焦ったものの、計画的に進んでいたからか思ったよりすることが無い.

朝ご飯食べてこればよかった.

何気に グガの手料理が小さな楽しみになりつつあった. 料理が出来ない僕が外食やコンビニ、たまぁに作る簡単な手料理. そんなものより何倍も美味しくて、 グガが料理上手ってのもあるんだろうけど

1人で食べてた時では感じなかった食べた時の心が温まる感じ.

そんな日が重なって行って、 いつか日常とかいう当たり前になるんだろう.

室内に充満した油絵具の刺激臭が慣れたはずの鼻をツンっとさせた.

➥コインランドリー

1人軽く朝食を済ませ、やることも無いのでコインランドリーの乾燥機を使いに来た.

持って来た衣類を乾燥機に入れ、カードをかざし4,500ウォンを払う.

店内は他のコインランドリーと違って管理人のこだわりからか置かれているインテリアは白を基調としたお洒落な物ばかり.

待ってる間大理石テーブルの上にブラウンのニットスクエアバスケットを置き、店内自販機で買ったコーヒーを持ってソファに腰掛けた.

𝗝𝗞 .

♪ ~

テヒョイヒョン 制作順調かな. 朝あんなに慌てて出てったけど.....何もまだ食べてないんじゃ.

サンドイッチでも作って大学まで持って行こうとも思ったけど、集中してる時に邪魔になるのは嫌だったからやめておいたけど

【🔔 カランカランッ】

僕以外にも昼前にランドリー来る人っているんだなぁ.

入って来た女性の背中を一瞬だけ確認しスマホに視線を落とす.

【バタンッ】

........あ、!

𝗝𝗞 .

....?

𝗨𝗖 .

コンビニで会った方....ですよね ?

𝗨𝗖 .

覚えてますか ?
この間、テヒョン 先輩のお友達の...

𝗝𝗞 .

あ、 あ ~....

𝗨𝗖 .

テヒョン 先輩は......
一緒じゃないんですか ??

𝗝𝗞 .

ヒョン 今大学行ってて、

𝗨𝗖 .

ヒョン ??
....テヒョン 先輩とは同い年じゃないんですか ??

𝗝𝗞 .

2歳年下なんです

𝗨𝗖 .

えぇ ?! ほんとに??

𝗨𝗖 .

わぁ.....
じゃぁ、私とは同い年?

𝗨𝗖 .

大人っぽかったから、
すっかり先輩かと.....ㅋ

𝗝𝗞 .

1997 ?

𝗨𝗖 .

1996の早生まれです

𝗝𝗞 .

1個下でしたね

𝗨𝗖 .

いや、オッパは歳上なんですから
敬語使わないでください ッ

𝗝𝗞 .

オ、オッパ.... ??

𝗨𝗖 .

ぁ、.....
名前分からなくて、っぃ....

𝗝𝗞 .

あぁ、...そういうこと ㅎ

𝗨𝗖 .

すみません、

𝗝𝗞 .

いやいや、
謝らなくていいですよ ㅎ

𝗝𝗞 .

ただ少し驚いて

𝗝𝗞 .

全然、好きに呼んで貰って...

𝗨𝗖 .

それじゃぁ、オッパ....?ㅋ

𝗝𝗞 .

はい、

𝗨𝗖 .

名前聞いてもいいですか ?

𝗝𝗞 .

え ?ㅋ

𝗨𝗖 .

呼び方は オッパ だとしても名前は知っておきたいじゃないですかぁ

𝗝𝗞 .

知らなくてもいいんじゃない ?

𝗨𝗖 .

なんで ?!
((オッパって呼ぶのは良いのに、名前は駄目って....

隣に座ったまま顔を伏せて何かブツブツと不満を零す.

分かりやすすぎる拗ね方に思わず少し笑ってしまう.

𝗝𝗞 .

ㅋㅋㅋㅋ、

𝗝𝗞 .

ジョングク

𝗨𝗖 .

!!

𝗨𝗖 .

私のことは ウンチェ って呼んでッ

𝗝𝗞 .

ウンc..

【ピーッ、ピー】

凄いフレンドリー(?)な子だな.

距離の詰め方が積極的すぎる ウンチェ へ戸惑っていると、良いタイミングで

乾燥機から終わった音が鳴り 逃げるようにバケットを持って歩いていく.

➥食堂

【ガタッン】

駄目だ. とりあえず何か胃の中に入れないと.... 空腹で頭がいっぱいに.

空腹に耐えきれず昼時混雑する食堂の、学食の中から餃子&イカラーメンのセットを頼んで5,000ウォン 支払い事前に確保しておいた4人用テーブル席に戻る.

𝗧𝗛 .

((頂きまぁす ~ ッ

今日最初のご飯だぁッ

箸で麺を挟み大きく開いた口の前に持って来た時

ミンジェ に言われた通り昨日の内に ヒョン に返事をしておいたけど.

𝗦𝗚 .

直接聞きたい

𝗦𝗚 .

仕事の件だろ ?

𝗧𝗛 .

そうです
遅くなってしまいすみません

𝗦𝗚 .

いいよ ㅎㅎ

𝗦𝗚 .

期限とか決めてなかったし

𝗦𝗚 .

今会える ?

𝗧𝗛 .

今、からですか

𝗦𝗚 .

色々話したいこともあるから
直接会って話したいんだ

𝗦𝗚 .

忙しい ?

𝗧𝗛 .

いえ、大丈夫です

𝗦𝗚 .

今何処居る ?

𝗧𝗛 .

大学に居ます

𝗦𝗚 .

大学から1番近いカフェの住所送って

𝗦𝗚 .

そこ向かうから

𝗧𝗛 .

はい

𝙏𝙤 𝙗𝙚 𝙘𝙤𝙣𝙩𝙞𝙣𝙪𝙚𝙙 ⇢⇢

この作品はいかがでしたか?

1,095

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚