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#雑談
勇者
それは、魔王を討つために過酷な鍛錬を積み重ねた者あるいは生まれながら素質を宿した者へ与えられる称号である
そして縛られる役目と役割
勇者には、神の声が届くと伝えられている
その声は常に傍らで助言を与え、迷える勇者を正しき道へと導く見えざるガイドなのだという
勇者は各地に存在するがその中でも類い稀なる才能を持つ最強の勇者
それがらっだぁだがそんな彼は今とても悩んでいた
悩んでいる理由は単純明快で抱き枕だったはずのものが、なぜか大きなオレンジ色の卵へと変わっていたのである
らっだぁ
触れてみると卵は驚くほど温かかくどうやら、生きているらしい
らっだぁ
よく観察すると卵の表面には小さな角のような突起がある
らっだぁ
それだとおかしい。
魔物は魔素と呼ばれる魔力の塊から自然発生するものであり卵を残さない
らっだぁ
情けない独り言が部屋に響きなんとも言えない気持ちになったので時計へ目を向けると、いつの間にか依頼の時間になっていた
らっだぁ
急いで支度をしながらも、頭の片隅ではベッドに鎮座する大きな卵をどうするか悩み続けていた
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
クローゼットに隠せ
らっだぁ
悩んでいると、神の声が頭の中へ響き一瞬で冷静さを取り戻した
邪悪な存在とは限らないし神の声は、その卵を助けるよう指示をしたのだからそれに従おう
それに、万が一暴れても俺が殺せばいい
らっだぁ
卵を撫でして余った服をおくるみ代わりに巻きそっと扉を閉めて宿を後にした
数刻後
らっだぁ
依頼内容自体は護衛と単純だったが道中は魔物の多い獣道だったため、人と荷物を守りながら進むのに苦労した
らっだぁ
そんなことを考えていると、クローゼットの中から物音が聞こえた
らっだぁ
恐る恐るクローゼットを開くと、そこには九十〜百センチほどの小さな子供が、じっとこちらを見つめているではないか
不明
見た目は尖った耳に黒い角、細い尻尾を持つ魔物そのものだったがその瞳に理性が宿っている
そして服装は、おくるみにしていた余っていた俺のマフラーと服を身にまとっていた
らっだぁ
剣に手をかけかけたが敵意がない以上自分から刺激する必要はない
話し合いができるならそれが1番だ
らっだぁ
不明
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
不明
らっだぁ
話してみてすぐに理解した
生まれたばかりとは思えないほど理知的で、こちらの言葉も瞬時に理解している
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
魔物に真顔と困惑の顔で常識を問われたのは生きてきて初めてのことで、声を上げて笑ってしまった
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
俺は手を差し伸べ、ぺいんとをクローゼットの外へ連れ出した
コメント
3件
読みました〜!! まさかこんな出会い方をするとは…どんなふうに仲良くなるのかな〜 とにかく、二人には幸せに過ごしてほしーな 続き、楽しみにしてます!!!
第2話、面白かったです。「抱き枕が突然卵に変わる」という導入がまずツボでしたし、神の声がギャグとシリアスの境界を巧く行き来してるのが、だこさんの設定の設計思想を感じさせてくれました。そしてラスト、クローゼットから現れた子が「おかえり」と言うシーン、すごく良かったです。理性ある魔物と勇者、この先どう距離を縮めていくのか、続きが気になります。